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ヴィトンの財布より株が欲しいかも...:LVMH(フランス)|ありがとうブログ|国際分散投資ならありがとう投信

ヴィトンの財布より株が欲しいかも...:LVMH(フランス)

ヴィトンの財布より株が欲しいかも...:LVMH(フランス)

生まれた瞬間から超デフレマインドの私がラグジュアリーブランドを語る日がやってくるなんて夢にも思いませんでしたが、食わず嫌いせず見識を広げましょう!因みに下記写真は私の財布になります。どこかのカンファレンスでもらった名札入れになります。防水性はそこそこですが耐久性に問題があるので、大体四半期に一度の頻度で新しい名札入れにチェンジします。こんな感じなのでラグジュアリーブランドなんて聞いただけで身震いしますが、頑張ります!

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さて、今月紹介させていただく厳選投資銘柄は「ファッション & レザーグッズ」「パフューム & コスメティクス」「ウォッチ & ジュエリー」「セレクティブ・リテーリング」というラグジュアリーの5つの主要セクターを網羅する唯一のグループLVMH Moet Hennessy Louis Vuittonでございます。なんかよくわからん横文字の名前ですが、名前を見ただけでも高級感ハンパないっすね。直感的にイメージするなら、ヴィトンの会社でOKです。ただしルイ・ヴィトンだけではなく、他にも身近なところではドンペリなどお高いアルコールのブランドも有しており、とってもヴィンテージな会社になっております。

 

冒頭申し上げたように私はこの業界の商品に対してあまり興味がないので、残念ながら深く説明ができませんので、下記の動画でイメージを膨らませてください。

 

THE WORLD OF LVMH

 

 

まず、最初に事業別の売上構成から見てみましょう。皆さんご存じルイ・ヴィトンブランドなどを含む『ファッション・革製品事業』が会社の売上全体の4割とかなり大きな収入源になっているようです。次いで『専門店事業』が3割近くを占めています。これは同社傘下である世界最大の免税店DFSの販売網によるところが大きいようです。この2トップだけで売上全体の7割近くを占めます。

 

【事業別の売上高構成割合】

(2019年)

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出所:会社資料より、ありがとう投信作成

 

 

 

トップラインの次は利益貢献度も部門別に見てみましょう。売上同様『ファッション・革製品事業』がぶっちぎりの貢献度になっております。他に突出した点は、売上別では10%程度の構成割合だった『ワイン・スピリッツ事業』が営業利益での構成割合では14%と増えているので、アルコール事業は儲かる商売なのでしょう。

 

【事業別の営業利益構成割合】

(2019年)

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出所:会社資料より、ありがとう投信作成

 

 

 

事業別の営業利益率にも注目してみましょう!最新の2020年度のデータはコロナ禍の影響が大きかったので、2019年も合わせてグラフにしてみました。コロナ禍で世界的に人流がストップしたので、『専門店事業』はかなりきつい1年だったようです。『ファッション・革製品事業』はコロナ前後に関わらず30%以上の営業利益率を保っていますね。単純にルイ・ヴィトンのバックが300,000円だとすると...90,000円以上は会社の懐へ...。いい商売ですね~。以前ルイ・ヴィトンの店頭でバックの値段を聞いて、『高いからまけてよ』とデフレ根性maxでチャレンジしてみたところ『Vuitton never discount』 と販売員のお姉さんにお叱りを頂いてしまいました。価格決定力が強いのはある意味ブランドを保つうえで唯一と言ってもいいくらい重要なことですから仕方がないことだと思います。逆に、価格決定力が無くコモディティ化した商品は値下げ競争で利益率を削る不毛な戦いに陥ります。いわゆる日本のお家芸だった家電などは、使えればOKということで安い中国製にとって代わられました。悩ましい限りですね。

 

【事業別の営業利益率】

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出所:会社資料より、ありがとう投信作成

 

 

 

上述した営業利益率の高さで目を引くもう一つの事業『ワイン・スピリッツ事業』についても少し深堀してみましょう。シャンパン・ワインはヴィンテージ効果maxということで欧米を中心に売れているようです。一方、高級コニャックのヘネシーなどは中国での需要が強いようです。中国では白酒などアルコール度数の高い酒を飲む習慣がある点や、ステータスを示すインテリアにもなるなどの背景が追い風になっているようです。ところで、昨年中国の白酒メーカーの貴州茅台酒が中国工商銀行を抜き中国本土株の時価総額トップになりました。大切な人への高価な贈り物としても重宝される白酒。酔っぱらってお土産も貰えば忖度しちゃうのかもしれませんね。多分そういう場面でも高級コニャックが大活躍するのでしょう。(あくまでも私の想像です)高ければ高いほど、気持ちのこもったオモテナシになりますしね。売る方は営業利益率も上がって、みーんなhappy...

 

もう少しマクロ的な視点で同社の成長ストーリーを見てみましょう。運用チームによると世界のラグジュアリー売上の40%は旅行中に発生するということらしいので、多くの人が行き来するコロナ前の世界では長期的な成長ストーリーとして同社の追い風になっていましたが、コロナ禍は想定外のイベントだったことでしょう。ただし、足元ではワクチン普及などから出口が見えてきているので、同社の様な企業は短期的には『リベンジ消費』期待銘柄みたいに見られがちです。ただし、この点はもう少し視野を広げてみるべきではないでしょうか、あくまでもコロナは一時的なショックであり、コロナ前からの長期的な成長ストーリーに回帰しただけと考えるべきだと私は思います。中国をはじめとするアジア圏(日本除く)の中長期的な中間所得層増加はコロナに関わらず長期的な傾向であり、こういった国では高級ブランドを初めて購入する層も未だ多く、ブランドに対する知識も乏しいので、免税店DFSの様にアジアに多く拠点を有し、圧倒的なプレゼンスで認知度を高める同社の戦略は長期投資の対象として確度が高いと考えられます。それに、カネ持ちはもっとカネ持ちになっていくのが世の常なので、ラグジュアリーに対する長期的な追い風は変わらないことでしょう。

 

中国人の爆買いは圧倒的!

【海外旅行先での支出金額】

(2019年度)

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量だけではなく、質も高い!

【一人当たりの海外旅行先での支出金額】

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出所:World Tourism Organization (UNWTO) より、ありがとう投信作成

 

需要を支える所得も増加傾向が継続

【中国の平均年収(日本円換算)】

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出所:中国国家統計局より、ありがとう投信作成。わかりやすくするため各年末の為替レートで日本円へ換算

 

 

以前エマージング株式市場について説明したスライドから...

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出所:『THE UNPRECEDENTED EXPANSION OF THE GLOBAL MIDDLE CLASS AN UPDATE』を参考に、ありがとう投信作成

 

 

意外と日本の割合も大きい

【国別の売上構成割合】

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出所:ファクトセットより、ありがとう投信作成

 

 

 

下記図の様に、コロナ禍突入の2020年は成長ストーリーから梯子を外される形の業績になっていますが、足元第1四半期の堅調な業績を鑑みれば、近い将来元の成長路線に回帰することでしょう。受益者の皆様方に置かれましては、当ファンドは『リベンジ消費』といった短期的なテーマに振り回されず、投資対象を売ったり買ったりの株としてではなく、会社として企業の長期的な成長に注目する投資哲学のファンドである点を再度ご認識いただければと思います。ちなみに投資先ファンドでは2008年からLVMHを長期保有し続けております。

 

【売上高の推移】

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【営業利益の推移】

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出所:会社資料より、ありがとう投信作成

 

 

 

最後になりますが、参考までに株価を見て終わりにしましょう。日本円ベースで80倍超えですか...以前紹介したPool Corporationの400倍ほどではありませんが、大したもんですね。冒頭紹介した私の財布がスケルトン名札入れなので、ありがたいことに妻が財布を買ってくれるといつも言ってくれるのですが、ヴィトンの財布買うからお金頂戴と言っておいて、同社株を買った方が賢いような気がしますね。30年後に大黒屋でヴィトンの財布売るのと、30年後に株を売るの、受益者の皆様ならどちらを選択するのでしょうか?もちろんどっちが良いなんて確証はありませんが、長期投資の存在意義はそこにあると思います。

 

【長期の株価推移】

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出所:ファクトセットより、ありがとう投信作成。株価と指数は1987年末を1として指数化、2021年6月22日までの推移。外貨建ての株価と指数はすべて日次で邦貨換算した日本円ベース

 

 

39!

ありがとう投信株式会社

ファンドマネージャー 真木喬敏

         

◆記載内容について: 資料に記載されている個別の銘柄・企業については、あくまでも参考として申し述べたものであり、その銘柄又は企業の株式等の売買を推奨するものではありません。

◆株価指数について:記載されている各国・地域市場の指数は特別注記が無い場合は以下の指数を使用しています。

【日本株】→FactSet Market Indices Japan 配当込み(税引き前配当再投資)

【世界株】→FactSet Market Indices World 配当込み(税引き前配当再投資)

【米国株】→FactSet Market Indices US 配当込み(税引き前配当再投資)

【欧州株】→FactSet Market Indices Europe 配当込み(税引き前配当再投資)

【新興国株】→FactSet Market Indices Emerging 配当込み(税引き前配当再投資)

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