エマージング小型株式ワールドへいらっしゃい♪
少し遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。受益者の皆様におかれましては、年末年始いかがお過ごしでしたでしょうか?私は北海道の実家に帰省したのですが、今年の年末の札幌は雪がまったく積もっておらず、何となく世界的な異常気象の影響なのかなと感じた次第でございます。
さて、今月のありがとうトピックスは今月から全国で開催している【2020年新春企画セミナー】アバディーン・スタンダード・エマージング小型株ファンド紹介セミナープレゼン資料から、エマージング小型株式の魅力について話したページを抜粋して簡単に紹介させていただきます。
いつも通り2時間コースでございます・・・
なぜスモウレスラーが登場しているのかは想像にお任せします
一般的にエマージング株式投資については、経済規模に比べると株式市場での投資割合は低位で、過小評価されている市場だと考えております。
出所:ASI
小型株市場の企業をカバーしている証券会社のアナリスト数は相対的に少なく、レポートを読む投資家からすると大型企業の様に情報が簡単に入手できないため、あまり知られていないが、魅力的な企業が埋もれている可能性が高くなります。下図ではエマージング企業と先進国企業をカバーしているアナリスト数の分布を表しています。大型・小型に限らずエマージング企業の方が、アナリストのカバーしている割合が低位になっている点が確認いただけると思います。
出所:ファクトセットより、ありがとう投信作成。データーは2019年1月14日時点。先進国は12,488銘柄、エマージング諸国は7,135銘柄から計算。
小型になるとも~っと少なくなります。
出所:ファクトセットより、ありがとう投信作成。データーは2019年1月14日時点。エマージング諸国は7,135銘柄、エマージング諸国小型は6,541銘柄から計算。
結果、小型株式の銘柄間のパフォーマンスは大型株のそれより幅が広くなる傾向があります。そのためエマージング小型株式市場では、その振れ幅の中からよりよいパフォーマンスを実現できるであろう『質の高い企業』を探し当て、厳選投資するアクティブマネージャーの腕が試される市場と言えるでしょう。
出所:ASI
その点、アバ・エマ小型株式ファンドの運用チームはロンドン、シンガポール、サンパウロ、香港、バンコク、上海、クアラルンプール、ジャカルタにリサーチ拠点を持ち、証券会社がカバーしないようなエマージング市場の小型企業にも企業訪問を重ねて、投資判断をしております。その調査の積み重ねが長期的なパフォーマンスにも現れていると考えております。セミナーでは実際に私が面談したチームメンバーなどの詳細も説明させていただいていますが、個人情報盛りだくさんなので、ここでは割愛させていただきます。
出所:ASI
出所:ASIより、ありがとう投信作成
出所:ASIより、ありがとう投信作成
ありがとうファンドが投資している他のファンドと同じ考え方で、無理に上昇局面についていくというよりは、市場全体が下げる局面で下げ幅を低減させることにより、長期的に高いパフォーマンスを目指す戦略です。
出所:ASIより、ありがとう投信作成
ここら辺までは、他のファンドの紹介セミナーでも話した内容と大した変わりないので、つまらないかもしれませんね。少しファンドの詳細を見てみましょうか。
出所:ASIより、ありがとう投信作成。データーは2019年11月末時点まで
出所:ASIより、ありがとう投信作成。データーは2019年11月末時点
一般的なエマージング株式インデックスでは絶対保有しているような、テンセント(中国)、サムスン電子(韓国)、台湾セミコンダクター(台湾)はそもそも投資対象外です。う~ん、それらと比べるとずいぶん規模が小さくどんなビジネスしてるか気になりますね~~。それにしても日本企業の時価総額はエマージングの企業にも置いてきぼりですね。2018年の7月末時点で検証した『ありがとう39ランキング【世界は広いよ!:時価総額比全体版】』では、かろうじて台湾セミコンダクターに勝っていた日本株で時価総額トップのトヨタですが・・・もう抜かれてますね・・・。
出所:ASIより、ありがとう投信作成。今回説明企業の中には過去の投資例であり、現在は未保有の銘柄もあります
上の図だとハ〇キルーペ無しでは投資例が見えないと苦情が来そうなので、拡大バージョンです。すでに終えた東京セミナーでは、シャブシャブの受けが良かった気がします。シャブじゃないですよ。
出所:ASIより、ありがとう投信作成。今回説明企業の中には過去の投資例であり、現在は未保有の銘柄もあります
これはいつものスライドで恐縮ですが、エマージング市場投資のメガトレンドについての確認です。
出所:ファクトセット、IMF世界見通し2019年4月時点、円グラフは名目GDP構成2019年6月末時点、ありがとう投信作成
投資例の企業は、ブラジルでレンタカーやってみたり、フィリピンでファーストフードやってみたり、インドでペンキ売ってみたりとそれぞれ運営している事業は異なりますが、根底にはその国々での中間所得層の増加というメガトレンドがあると考えており、それに沿って売上・収益を拡大しており、これからもその追い風は続くと考えております。失われた30年で国内需要を先食いして、需要が乏しくノルマ営業で詐欺まがいなことまでするどこぞの国とは環境が異なりますね。
出所:『THE UNPRECEDENTED EXPANSION OF THE GLOBAL MIDDLE CLASS AN UPDATE』を参考に、ありがとう投信作成
といった感じで、セミナーでは投資例の説明を通してエマージング小型株式市場のニッチな世界を感じていただけますと幸いです。下図はトップバッターのインド企業です。こちらは有名なので聞いたことがあるかもしれませんね。
出所:ASIより、ありがとう投信作成
エマージング話ついでにですが、昨年の終わりに中国の知人にご招待いただき、中国メインランドで開催された中国と日本の科学技術についてのカンファレンスに参加させていただきました。中国における最先端技術の潮流はもちろん、時間を見つけて中国の家庭事情まで勉強してきました!次回の半期運用報告会にでも時間があればお話しさせていただきたいと考えておりますので、是非セミナーに遊びに来てくださいね!今年も宜しくお願い申し上げます!39!
寅さんを見習って露店で靴売ってみるが、売れない!
値段のタグもない!言語が分からず、価格交渉もできない!
結構毛だらけ猫灰だらけ!
そう言えばインドの国旗ってどんなんだっけ?
という方はこちらをご参照ください。
オチは何とゴーンさんの大好きな国の国旗です♪
39!
ありがとう投信株式会社
ファンドマネージャー 真木喬敏
◆記載内容について: 資料に記載されている個別の銘柄・企業については、あくまでも参考として申し述べたものであり、その銘柄又は企業の株式等の売買を推奨するものではありません。
◆株価指数について:記載されている各国・地域市場の指数は特別注記が無い場合は以下の指数を使用しています。
【日本株】→FactSet Market Indices Japan 配当込み(税引き前配当再投資)
【世界株】→FactSet Market Indices World 配当込み(税引き前配当再投資)
【米国株】→FactSet Market Indices US 配当込み(税引き前配当再投資)
【欧州株】→FactSet Market Indices Europe 配当込み(税引き前配当再投資)
【新興国株】→FactSet Market Indices Emerging 配当込み(税引き前配当再投資)
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