「ありがとうございます」をお客さまに、お客さまからは「ありがとう」というお言葉を。

  • フリーコール 0800-888-3900
  • 無料 資料請求はこちら
  • 無料 個別相談申し込み
  • MENU

HOME > ありがとうブログ > 糖尿病領域の課題に全力で向き合う成長企業:Novo Nordisk(デンマーク)

糖尿病領域の課題に全力で向き合う成長企業:Novo Nordisk(デンマーク)|ありがとうブログ|国際分散投資ならありがとう投信

糖尿病領域の課題に全力で向き合う成長企業:Novo Nordisk(デンマーク)

糖尿病領域の課題に全力で向き合う成長企業:Novo Nordisk(デンマーク)

今月紹介させていただく厳選投資銘柄はインスリンなど糖尿病領域の医薬品開発・製造・販売でグローバルリーダーのNovo Nordisk(デンマーク)になります。久しぶりのデンマーク銘柄ですね。以前紹介させていただいたリアル令和の運び屋:DSV Panalpina使い捨て内視鏡のパイオニア:Ambuのように、デンマークにはグローバルで稼ぐ成長企業が多いイメージですね。国内市場規模の比較的小さなデンマークではグローバルで稼ぐ覚悟の度合いが日本とはけた違いなのかもしれません。いずれにせよ、こういったグローバル市場で稼げる企業が世界中で利益を上げ、地元に税金を落としてくれるのですから、これぞ王道の社会貢献でございます。最近『成長と分配の好循環』とか『新しい資本主義』など耳障りの良さげなフレーズを聞く機会が増えました。1億2千万人という中途半端な国内市場規模に依存した結果、じり貧でも生きながらえ、国際競争力を失い、人材にも投資を渋ってきた日本経済を立て直すのは並大抵のことではないでしょう。その点、デンマークは企業レベルだけでなく、国家レベルでも『成長と分配の好循環』ができているのかもしれませんね。と、隣の芝生は青く見えてきたところですが、我が国の『成長と分配の好循環』には期待できないので、当ファンドを通して超成長企業のNovo Nordisk(デンマーク)に投資することで、成長企業の恩恵にあずかりましょう!

 

早速ですが同社の事業内容を見る前に、糖尿病領域の全需動向を確認しましょう。下図で示されているように、2019年時点で糖尿病の有病者数は世界で4.63億人いるそうです。これは成人の10人に1人の割合だそうです。決して他人事じゃないですね・・・。さらに、2045年までに50%以上増加し7億人以上の方が糖尿病になるそ予想のようです。地域別では特に新興国において大幅な増加が予測されています。背景としては、単純に人口が増加している点もありますが、食生活の西欧化などもあるようです。といった感じで若干不謹慎ではございますが、全需動向は追い風maxでございます。

 

糖尿病有病者は増え続ける・・・

1.jpg

出所:会社資料より一部抜粋

 

 

糖尿病が世界的に長期的な問題だという点はご理解いただいたと思いますが、次に有病者数のうち、どの程度の方々が適切な治療を受けているかを見てみましょう。下図一番左の『Diabetes』糖尿病の意味で、足元4.63億人の有病者数に対して、6%程度の方しか適切な治療を受けられていないようです。また、その横の『Obesity』 は肥満の意味で、足元6.5億人の肥満の方がいる一方、そのうち医学的管理を取り入れたケアを受けられている方は2%程度に留まっているそうです。肥満は糖尿病や他の生活習慣病の発症に大きく関わってくるので、肥満段階での予防が非常に重要になってきます。Novo Nordiskの主力製品はインスリンをはじめとした糖尿病領域の医薬品なので、糖尿病有病者の増加が見込まれている全需動向はピュアに同社製品の数量に効いてきます。また、同社では糖尿病予防の観点から、肥満ケアにも注力しており、その点も取りこぼしなく追い風になると考えられます。さらに糖尿病治療や肥満ケアは、薬を処方したから終わりというレベルのものではなく、継続的な処方・管理が必要になりますので、持続性という面でも同社の利益構造的には大きなサポートになることでしょう。

 

適切な治療を受けている人は少ない・・・

2.jpg

出所:会社資料より一部抜粋

 

 

さて、糖尿病領域の全需動向のイメージがついたところで、同社の事業内容をザックリ見てみましょう。下図では、四半期ベースの売上高推移と直近1年の売上高構成割合を示しています。売上高の推移では、売上高が右肩上がりで増加している点が確認いただけると思います。また、その増加の成長ドライバーは、同社の主力部門である糖尿病・肥満ケアのようですね。円グラフの方では、直近1年の売上高構成を表しています。糖尿病・肥満ケア領域からの売上貢献が86%と大半を占めていますね。他には血液系希少疾患、内分泌系希少疾患領域などがありますが、貢献度はこれからといったところでしょうか。

 

【治療分野別売上高推移と構成割合】

3.jpg

出所:会社資料より一部抜粋

 

 

売上高構成の大半が糖尿病領域ということで、同領域のマーケットシェア動向から競争環境も確認してみましょう。下図を参考にすると、足元ではグローバル・マーケットシェア30%ということですので、この業界をリードしているのは間違いなさそうですね。注目したいのは、最近猛追しているEli Lilly(イーライリリー)と合わせたマーケットシェアが50%に達する市場なので、いわゆる少数の大企業で市場シェアを独占している寡占的な業界だという点です。当ファンドで長期投資している成長企業のパターンの一つとして、同社のように圧倒的なマーケットシェアを最大限に活用し、稼いだ利益を次の利益に繋げられるビジネスモデルを有する特徴があります。他のパターンとしては、断片的でまだ勝ち組が決まっていないマーケットで、競合他社を凌ぐ成長性を秘めた企業などもありましたね。

 

【糖尿病領域でのマーケットシェア動向】

4.jpg

出所:会社資料より一部抜粋

 

 

少し見方を変えて、同社の地域別売上高の推移も見てみましょう。冒頭の全需動向で述べたように、人口増、中間層増加による生活習慣の西欧化などにより、新興国市場の今後の伸びしろは大きいと考えますが、足元の売上貢献度の高い地域は北米市場のようです。しかし、下図が示しているように同社売上高の約半分を上げている主力市場である北米市場の減速が気になりますね。北米では移民を含め人口は増え続けると考えられていますし、糖尿病視点で考えても、最も生活習慣が悪そうな地域なので、最近になって皆がいきなり健康志向になって糖尿病者数が減ったとも考えられません。成長企業も良いことばかりではないので、足元の主力市場である北米市場のリスクについてフォーカスを当ててみましょう。

 

【地域別売上高の推移】

5.jpg

出所:会社資料より一部抜粋

 

 

下図では北米でのインスリン価格水準を長期で示しています。従来インスリンは豚の膵臓などから精製されていましたが、1980年代頃から遺伝子工学技術革新の恩恵で、従来のインスリンより比較的副反応の小さいヒトインスリン製剤が登場しました。その後さらに患者のQOLを改善すべく、安定して長い持続時間を持つインスリンアナログ製剤の開発が進むなど、インスリンの品質改良の歴史は価格上昇にも関与してそうです。図中青いバーで表示されているインスリンアナログ製剤を例に見ると、2005年から2015年の10年間で価格が約3倍に上昇していますね。以前のブログで米国の物価上昇について言及しましたが、その物価上昇以上のペースです。欧州や日本などの先進国では高齢化や慢性的な医療費増加による公費増加などが懸念され、薬価を抑制しており下落傾向にありますが、一方米国では自由薬価制度なので薬価が高くなる傾向があります。最近ではインスリン価格が高すぎて、インスリンを継続的に購入できないケースが増えており、米国内では大きな社会問題になっていました。自由薬価制度も構造的にインスリン高騰の要因と考えられますが、上述したように大手数社による寡占市場であることも背景にあるでしょう。また、インスリン自体は発見からちょうど100年が経過しており、通常であれば特許も切れて、安い後発品が出てきてもおかしくないはずですが、上述したようなヒトインスリン製剤やインスリンアナログ製剤の登場など、技術革新による改良や、いわゆるevergreening戦略と言われる薬の化合物や製造過程を少しずつ改良することによって、特許の有効期限を延ばし、他社の参入による競争をうまく避けているようです。特にインスリンについてはペン型のインジェクターなどの特許も絡んでくるので、参入障壁は高そうですね。

 

米国でのインスリン価格は上昇し続けてきた・・・

6.jpg

出所:『Changing Cost of Insulin Therapy in the U.S.』より一部抜粋

 

 

そんなに参入障壁が高くて価格も上げやすく、人口も増えて数量も期待できそうな米国市場はバラ色天国のように考えられますが、米国のヘルスケアシステムは非常に複雑で、Novo Nordiskにとっては必ずしも天国ではないようです。下図では米国のヘルスケアシステムをフローチャートで解説しています。残念ながら複雑すぎて、ぱっと見では理解できませんね~。重要なところだけ解説すると、PBMPharmacy Benefit Manager)と呼ばれる薬剤給付管理会社が保険者から薬剤費の交渉を一任されており、医薬品メーカーに対してリベート等の交渉を行っております。近年このPBMの集約化に伴い価格交渉力が増しており、Novo Nordiskも例外ではなく多額のリベートを払っているようです。よって、足元では米国の額面上のインスリン価格は急騰していますが、下図の右側にように同社のリベート支払い後のnet salesは頭打ち感が漂っております。このようにPBMの価格交渉力上昇の背景から、米国市場は避けては通れない大きな市場ではありますが、今後の成長余地は新興国が中心になると考えられます。また、PBMについても当ファンドでは厳選投資をしておりますので、そのうち時間を見つけて、詳しく説明させていただきたいと思います。

 

PBMへリベートを払った後のnet salesは近年横ばいで推移・・・

7.jpg

出所:会社資料より一部抜粋

 

 

最後に参考までに株価を見て終わりにしましょう。Novo Nordiskは超成長企業として有名で、足元では米国での利上げによるバリュエーション低下懸念などで調整しています。しかしながら同社のファンダメンタルズは堅調で、寡占市場での圧倒的なシェアと長期的な全需増動向は構造的なものなので、今後も同社の成長ストーリーは継続することでしょう。もちろん、インスリン価格高騰の社会問題化、PBMへの価格交渉力低下などはリスク要因として認識しておく必要がありそうです。ただし、インスリンをはじめとした薬価開発には莫大な投資が必要になるので、既にグローバル最大手として確固たる地位を確立している同社は、インスリンだけでなく、今後拡大が期待されている肥満ケア領域や他の医薬品開発においても優位に成長を続けることができる可能性は高いと考えます。結局世の中カネなんでしょうかね・・・なんか自分で言っといてムナシクなってきました・・・でもカネが無かったら『成長と分配の好循環』もできませんし、悩ましいですね~

 

長期投資はこうありたいものです

【長期での株価推移】

8.jpg

出所:ファクトセットより、ありがとう投信作成。株価と指数は1989年7月末を1として指数化、2022年2月末までの推移。外貨建ての株価と指数はすべて月次で邦貨換算した日本円ベース

 

 

オマケですが、インスリン発見からちょうど100周年ということで、同社ではNHKの朝ドラカムカムエヴリバディ並みに100年を繋ぐ糖尿病ケアの歴史を動画にまとめてくれているので、もしご興味がありましたらこちらをご参照ください!結構面白くて、最初は一つの会社だったのですが、色々あってノボノルディスクに分かれてみたり、数十年後には国際競争激化に対応して競争力を強化するためにノボ・ノルディスクに合併したりなど、インスリン開発の歴史だけでなく同社の歴史にも触れられるので、見ごたえがあります。少なくとも私はアマゾンプライムで★3.5以下の映画を見るよりは楽しめると感じました!

 

【インスリン発見100周年】~糖尿病治療 100年の歩み~

 

 

創業時から受け継がれるサステナブルなビジネスアプローチ

 

39!

ありがとう投信株式会社

ファンドマネージャー 真木喬敏

 

         

 

◆記載内容について: 資料に記載されている個別の銘柄・企業については、あくまでも参考として申し述べたものであり、その銘柄又は企業の株式等の売買を推奨するものではありません。

◆株価指数について:記載されている各国・地域市場の指数は特別注記が無い場合は以下の指数を使用しています。

【日本株】→FactSet Market Indices Japan 配当込み(税引き前配当再投資)

【世界株】→FactSet Market Indices World 配当込み(税引き前配当再投資)

【米国株】→FactSet Market Indices US 配当込み(税引き前配当再投資)

【欧州株】→FactSet Market Indices Europe 配当込み(税引き前配当再投資)

【新興国株】→FactSet Market Indices Emerging 配当込み(税引き前配当再投資)

関連記事

お取引にかかる手数料率およびリスクについて

弊社ホームページに掲載されている『ありがとうファンド』のお取引をしていただく際には、所定の手数料や諸経費をご負担いただく場合があります。また、『ありがとうファンド』には価格の変動等により損失が生じるおそれがあり、元本が保証されているわけではありません。

『ありがとうファンド』の手数料等およびリスクにつきましては、商品案内やお取引に関するページ等、及び投資信託説明書(交付目論見書)に記載しておりますのでご確認ください。

無料個別相談

新規口座開設を検討中の方や資産運用がはじめての方、既に口座をお待ちで弊社で資産運用を行っている方は、お気軽に個別にご相談していただければと思います。お客さま一人ひとりに寄り添って資産運用を一生涯サポートさせていただきます。

無料個別相談のお申込み

資料のご請求・口座開設に関するお問合せ

フリーコール 0800-888-3900

インターネットからの資料のご請求・口座開設はこちら

フリーコール 0800-888-3900

※クリックすると電話を発信できます

※お問合せ前によくあるご質問をご確認ください。

インターネットからの資料のご請求・口座開設はこちら

pagetop

無料個別相談のお申込みはこちら

インターネットからの資料のご請求・口座開設はこちら

フリーコール 0800-888-3900