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パワー半導体はワガハイの心臓ナリ:Infineon Technologies(ドイツ)|ありがとうブログ|国際分散投資ならありがとう投信

パワー半導体はワガハイの心臓ナリ:Infineon Technologies(ドイツ)

パワー半導体はワガハイの心臓ナリ:Infineon Technologies(ドイツ)

先日ボーっとテレビを観ていると、テスラについての特集でした。電気自動車メーカーのテスラじゃなくて、発明家二コラ・テスラの方です。発明王エジソンと電流戦争でバチバチやって、最終的に交流送電システムの普及に寄与したぐらいしか知りませんでしたが、無線による電力送電と情報伝達システムなど他にも先進的なアイディアを実用化しようとしていた異次元の天才だったようですね。ちょうど今月の厳選投資銘柄コーナーでどの企業を紹介しようかな~?と迷っていたところでのテスラ特集でしたので、これも何かの縁という事で、今月は交流・直流の変換や、電圧や周波数を変えるといった電力制御を行うパワー半導体の設計・製造でグローバルトップシェアを有するドイツのInfineon Technologiesを紹介させていただきます。電気自動車のTeslaじゃーないのかよ!と思われた方はすみません、当ファンドではTeslaには投資しておりません・・・

 

そもそもパワー半導体とは何ぞや?と思われる方が大多数だと思いますので、そこから簡単に解説させていただきます。半導体といえば、CPUとかメモリなど『演算』『記憶』などの働きをする人間でいうと『脳みそ』みたいなイメージが強いと思います。一方、パワー半導体『電力の制御・供給』を行う縁の下の力持ちで、人間でいうと身体全体に血液を送る『心臓』と実際に身体を動かす『筋肉』みたいなイメージでおおむねOKだと思います。活字で説明しても頭に入ってこないと思いますので、詳しくはわかりやすく解説されている『パワー半導体って何?をご参照いただけますと幸いです。

 

パワー半導体のイメージが付いたところで、Infineonの事業内容をザックリみてみましょう!まずは事業別の売上高構成割合をみてみると、オートモーティブ(車載用半導体など)、インダストリアル・パワーコントロール(発送電用、家電製品用、鉄道用など)、パワー&センサーシステムズ(通信、充電器、宇宙・医療用の高信頼性製品など)、コネクテッド・セキュアシステムズ(IoTなど)の大きく4つの事業から構成されています。パワー半導体というと、最近流行りの電気自動車に搭載されているインバータなどでの活躍が注目されていますが、実は自動車だけではなく、現代社会の様々な場面で使われています。同社の事業構成をみてもわかるように、確かに車載用が構成割合の44%と大きくなっていますが、他にも産業用や、我々の身近な分野にも進出している点がご確認いただけると思います。

 

【事業別の売上高構成割合】

(2021会計年度)

1.jpg

出所:会社資料より、一部抜粋

 

 

上記の事業別は主にエンドユーザー別での区分でしたが、同社では製品別の売上構成のイメージも開示しており、各事業内のパワー半導体による売上高のイメージが見て取れます。同社全体としては約55%の売上がパワー半導体から上がっているようです。

 

【事業別と製品別の売上高構成割合】

(2021年)

2.jpg

出所:会社資料より、一部抜粋

 

 

さらに、同社は2025年の売上高・構成目標も開示しており、さらなる成長が期待されています。下記図中央では2025年までの累積の伸びしろがテーマ別に円グラフで表現されていますが、電化デジタル化という世界のメガトレンドに乗りまくっている様が確認できますね。

 

 【2025年までさらに売上高50億ユーロの売上成長を狙う】

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出所:会社資料より、一部抜粋

 

 

次に同社製品の具体的な活躍ケースをみてみましょう。上記テーマ別の伸びしろ円グラフでは、電化テーマによる伸びしろが半分近くある点がご確認いただけたと思います。早速、電化の具体例を一つみてみましょう。一番わかりやすい例が自動車の電動化だと思います。この点については、私が長々と話すより下記の動画を観たほうが39億倍理解しやすいと思うので、少し古い資料で恐縮ですが、まずは下記動画を観て下さい。

 

【新素材SiCによる高効率パワー半導体を開発】

 

 

動画の例では、ハイブリット車の電力損失の約20%がパワー半導体による損失とされ、パワー半導体の高効率化が燃費向上につながるといった、非常に重要な点が言及されています。具体的な高効率化の例として、現在主流のシリコンパワー半導体からSiC(シリコンと炭素の化合物)にシフトすることにより、様々なメリットが期待されています。そもそもPCU(パワーコントロールユニット)から発生する熱は非常に高温になりやすく、シリコンパワー半導体では175℃程度までしか耐えられないため、PCUの体積・重量の大部分が熱を抑えるための空気や冷やすための冷却器から構成されています。この点次世代的なSiCパワー半導体では250℃程度まで稼働できるようで、PCUを冷やすための装置の削減が可能になり、PCUの小型・軽量化に大きく寄与できるようです。電気自動車などでは、ただでさえ重たいバッテリーを大量に積んで走るので、軽量化・省エネ化はピュアに性能の向上に繋がります。同社ではこういった最先端のパワー半導体の技術開発をリードしており、同セクターにおいて世界トップシェアを有しております。

 

【車載用半導体のマーケットシェア】

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脱炭素化の追い風もあり

電動車の販売台数は急増している

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電動車は今後も増え続ける予想で

台当たりの半導体搭載金額も増加すると考えられる

6.jpg

出所:会社資料より、一部抜粋

 

7.jpg

出所:経済産業省資料より、一部抜粋

 

 

 

上述してきた様に、自動車の電化は同社事業がメガトレンドに乗っている一番わかりやすい例だと思います。これ以外にも、同社が手掛けるパワー半導体の活躍の場は多く、電動車モーターの省エネ化などの延長線上には、エアコンのインバータなどや、産業用ではエレベーター、エスカレーター、電車、新幹線などにも使われています。また、太陽光発電や、風力発電などいわゆる最近流行りの再生可能エネルギー分野では、天候等の自然環境の変化で出力が変化するため、不安定な電力供給になりやすく、そういった直流の電気を家庭で使えるよう交流に変換する際などにもパワー半導体の活躍の場が広がっています。また、世の中のデジタル化による恩恵の例としては、クラウドサービスが拡大し、データセンタの需要も増加しており、こういったデータセンタでは電力の安定供給と電力コスト削減が大きな課題となるため、消費電力の低減につながるパワー半導体の活躍の場はさらに広がることでしょう。

 

【デジタル化も追い風】

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出所:経済産業省資料より、一部抜粋

 

 

【エネルギーチェーンのエネルギー効率最適化に寄与する】

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出所:会社資料より、一部抜粋

 

 

最後に長期の株価推移をみて終わりましょう。半導体産業の最終需要は景況感に左右され、設備投資も重いので、景気敏感性の高い側面もありますが、上述した電化デジタル化の様に、長期的な大きなメガトレンドに乗っている産業でもあるので、特にパワー半導体については長期的には成長が続く産業だと考えております。足元ではコロナ禍でのサプライチェーンの混乱から価格交渉力が増し、さらに脱炭素ブーム到来で株価は出木杉君な気がしますが、たとえ調整したとしても、長期的な需要の強さは変わらず、同社はその需要に応えるだけの能力があると考えますので、今後も長期的にお世話になりそうですね。全然関係ありませんが、最近大学の授業で『キテレツ大百科』ネタを披露したら、どうやらジェネレーションギャップで理解してもらえませんでした。コロ助出木杉君はもちろん、勉三さんなんて論外でした。個人的にはコロ助に搭載されているパワー半導体メーカーが気になるところでございます。

 

【長期での株価推移】

10.jpg

出所:ファクトセットより、ありがとう投信作成。株価と指数は2010年1月末を1として指数化、2021年12月末までの推移。外貨建ての株価と指数はすべて月次で邦貨換算した日本円ベース

 

 

特に2010年頃から同社の売上高成長率が半導体業界全体の成長率に比べて加速しており、同社の株価上昇を支えているように見受けられるナリ

 

【同社の売上高と世界の半導体業界市場規模の長期推移】

11.jpg

出所:会社資料より、一部抜粋

 

 

大学の最後のクラスにて、

授業内試験で感謝の気持ちを黒板に書くが・・・

学生には思いが伝わらない・・・

マキがなんかキモイキャラ書き出したぞという認識らしい・・・

絵のクオリティの問題なのかもしれませんが・・・

12.jpg

 

一方、なぜか沖縄県南城市のゆるキャラ

『なんじぃ

は『見たことある!』との高評価・・・

これがZ世代でしょうか・・・

13.jpg

 

こちらこそ39so muchでした!!

14.jpg

 

39!

ありがとう投信株式会社

ファンドマネージャー 真木喬敏

 

         

 

◆記載内容について: 資料に記載されている個別の銘柄・企業については、あくまでも参考として申し述べたものであり、その銘柄又は企業の株式等の売買を推奨するものではありません。

◆株価指数について:記載されている各国・地域市場の指数は特別注記が無い場合は以下の指数を使用しています。

【日本株】→FactSet Market Indices Japan 配当込み(税引き前配当再投資)

【世界株】→FactSet Market Indices World 配当込み(税引き前配当再投資)

【米国株】→FactSet Market Indices US 配当込み(税引き前配当再投資)

【欧州株】→FactSet Market Indices Europe 配当込み(税引き前配当再投資)

【新興国株】→FactSet Market Indices Emerging 配当込み(税引き前配当再投資)

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