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預貯金と投資の違いって何?【後編】

2017年07月12日(水)

預貯金と投資の違いって何?【後編】

 次に、投資の仕組みについて見ていきたいと思います。

  

 投資は、預貯金の間接金融に対して直接金融と言われています。銀行を介さずに、皆さんからの投資資金が直接、企業(株式・債券)や政府(国債)、不動産(リート)などに向かいます。 また、投資収益も同様にダイレクトに皆さんに入る仕組みとなっています。

  

 したがって、投資の場合は預貯金の場合と違い、投資が上手くいった場合のリターンについては皆さんが直接享受することになる一方で、投資先の業績リスクや価格変動のリスクについても皆さんが直接負うことになります。

  

投資の仕組み.gif

  

 個人商店から大企業の経営までビジネスにおいてリスクは付きものです。預貯金と投資の決定的な違いはリスクを直接負担するか間接的に負担するかです。そして、リスクの負担の大きさでリターンの大きさも変わってくることになります。

 

投資の仕組みフローチャート.gif

  

 

預貯金と投資の違い.gif

 

 

 

 このようにそもそも投資というのは、お金を必要としている人に直接資金を融通してあげて、その対価として配当や金利収入などを得るというものであり、経済活動やビジネスを円滑にしていく中ではなくてはならないものです。よく誤解されている投資はギャンブルであるという考えとは違うものであることがお分かりいただけると思います。

 

 具体的に投資する場合ですが、直接企業に資金を融通することは簡単にはできませんので、株式や債券、投資信託などの証券や金融商品を通じて行うことになります。それを仲介する役割を果たしているのが証券会社や銀行などの金融機関になります。

 

 ですので、直接金融と言っても皆さんから見れば、銀行に預金するか、銀行や証券会社などの金融機関で金融商品を購入するかくらいの違いしか感じられないかもしれませんが、実は両者はリスク負担の部分で大きく異なっているのです。

  

 ここで多くの方が投資に抵抗を感じて、ちょっと怖くて、難しいし、馴染めないと感じる一番の要因は何かと考えてみると、預貯金との大きな違いとして価格が変動することにあるのではないかと考えます。預貯金であれば100万円を預けたら、自分で引き出して使わない限り、残高はずっと100万円ですが、投資の場合は、例えば、100万円で購入したものが120万円になったり、80万円になったりします。

 

 

 価格変動イメージ.gif

 

 

 そのため、どうしても価格推移ばかりに捉われてしまって、本来投資とはどういうものだったのかという基本を忘れてしまい、その価格変動に一喜一憂してしまうことになってしまうのではないかと思います。そして、儲かった損したとギャンブルのように考えてしまうのかもしれません。

  

 業績が伸びている会社、利益を毎年増やしている会社、売上も利益もどんどん伸びて成長している会社は企業価値そのものが、投資時点よりも向上していますので、それに合わせて価格も上昇していきますし、反対に業績がどんどん悪化して赤字になり倒産の危険性がある会社は、投資時点よりも企業価値が低下していますので、価格も下落していきます。リスクを減らすための方法は非常にシンプルで、成長していく企業、安定的に利益を出している企業を選別して投資することで、これは投資で成功していく秘訣でもあります。

  

 以上、預貯金と投資の違いについて簡単に見てきましたがご理解いただけましたでしょうか?

  

 預貯金と投資の違いは、リスクを誰が負担するのかです。そして、それによって投資収益であるリターンも変わってくることになるのです。

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