新投資先ファンドの追加 <月次レポート2025年6月より>
2025年06月04日(水)
皆さま、いつもありがとう投信をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。早いもので今年も6月になりましたが、いかがお過ごしでしょうか? 季節の変わり目で寒暖差が大きいので体調を崩されないようにご自愛ください。
さて、先月の世界の株式市場は、4月の乱高下した相場から一転して、トランプ関税への楽観的見方を背景に米国株を中心に総じて大きく上昇する相場展開になりました。
引き続き米国と各国の貿易交渉の進展に注目が集まる中で、英国との関税交渉に合意し、中国との関税率相互引き下げに伴って、楽観的な見通しが強まり株式市場は大きく上昇しました。米国株はNYダウが前月比+3.9%の上昇、ナスダックは+9.6%の上昇、S&P500は+6.2%の上昇となりました。欧州株も上昇する中でドイツDAX指数は史上最高値を更新し、前月比+6.7%の上昇となりました。日本株も大きく上昇し、日経平均株価は+5.3%の上昇、TOPIXは+5.0%の上昇で1ヶ月を終えました。為替相場については、ドル円、ユーロ円ともに先月末よりやや円安水準で月末を迎えました。一方、先月まで上昇していた金(ゴールド)については小幅な上昇にとどまりました。
そのような中で、ありがとうファンドは月間で+6.1%の上昇となりました。米国株を中心に世界株式市場の上昇の恩恵を受ける形となりました。
今後の見通しですが、トランプ大統領の関税政策と貿易交渉の行方にマーケットや世界各国が振り回される展開が続きそうです。先行き不透明で不確実性の高いマーケット環境になることは確実であり、トランプ大統領のアメリカファーストの経済ナショナリズム政策によって世界経済は混迷を深める可能性は少なくないと考えられます。
今後も世界株式市場は大きく上昇したり調整したりする局面が発生するボラティリティの高いマーケットになると思われます。
ありがとうファンドでは、引き続き様々な国・地域に国際分散投資をしてリスクを分散しながら、世界経済と企業の成長の恩恵を享受するとともに、地政学リスクやイベントリスク、インフレリスクへのヘッジとして金(ゴールド)への分散投資を継続することでダウンサイドリスクを抑制していきたいと考えています。
新投資先ファンドの追加
さて、ありがとうファンドでは、5月30日付で信託約款を変更して、中長期的な運用成果の向上を目指して米国株と全世界株のアクティブファンド2本、米国株と欧州株のアクティブETF2本の合計4本の投資先ファンドを新たに追加いたしました。
追加した投資先ファンドは、フィッシャー・インベストメンツの米国株ファンド『フィッシャー・US・エクイティ・セレクション・ファンド』とラザード・アセット・マネージメントの新興国を含む全世界株ファンド『ラザード・グローバル・エクイティ・アドバンテージ・ファンド』、J.P.モルガン・アセット・マネジメントの米国株及び欧州株のアクティブETFである『JP モルガン・US リサーチ・エンハンスド・ETF』と『JP モルガン・ヨーロッパ・リサーチ・エンハンスド・ETF』です。
フィッシャー・インベストメンツの米国株ファンド『フィッシャー・US・エクイティ・セレクション・ファンド』は、トップダウンとボトムアップアプローチを組み合わせて優良銘柄を発掘して米国株式に厳選投資し、米国株式市場(S&P500)を上回るリターンの実現を目指して積極的な運用を行っています。
運用会社であるフィッシャー・インベストメンツは、1979年創業した米国テキサス州に本社を置く独立系運用会社です。 創業者のケン・フィッシャーを含む5名で構成される経験豊かなグループが運用に係り、継続性・再現性を 担保できる体制をとっています。グローバルのマクロ環境および市場サイクルの詳細な分析を基にトップダウン運用手法を用いて、市場の中長期的な方向性・ トレンドを見極め、銘柄選択の成功確率を最大化させます。
ラザード・アセット・マネージメントの新興国を含む全世界株ファンド『ラザード・グローバル・エクイティ・アドバンテージ・ファンド』は世界の高クオリティ銘柄に分散投資しているファンド、魅力的なファンダメンタルズと質の高い財務内容を有すると考えられる世界各国(新興国を含みます。)の企業への投資を通じて、元本の長期的な成長を目指します。既に投資している『ラザード・エマージングマーケッツ・エクイティ・アドバンテージ・ファンド』と同じチームがファンドの運用をしています。
J.P.モルガン・アセット・マネジメントの米国株及び欧州株のアクティブETFである『JP モルガン・US リサーチ・エンハンスド・ETF』と『JP モルガン・ヨーロッパ・リサーチ・エンハンスド・ETF』は幅広く米国株及び欧州株に分散投資し、米国株式市場及び欧州株式市場を上回るリターンの実現を目指します。
新投資先ファンドを追加することで、米国株、欧州株、全世界株へ投資するファンド・ETF の選択肢が増えて、よりバランスのとれたポートフォリオの構築が可能になるとともに、保有コストである実質信託報酬の低減にもつながることで、ありがとうファンドの運用成果のさらなる向上を目指していきたいと考えております。
ありがとうファンドでは、引き続き投資先ファンドを厳選してダウンサイドリスクを抑えながら、長期国際分散投資で世界経済の成長及び企業の利益成長の恩恵を享受し長期で安定した運用成果の提供を目指して参りますので、引き続きご愛顧の程何卒よろしくお願い申し上げます。
ありがとう投信株式会社
代表取締役社長 長谷俊介
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