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【今月のFP情報コラム】企業型DC、転職・退職したらどうなる?(2024年8月)|ありがとうブログ|国際分散投資ならありがとう投信

【今月のFP情報コラム】企業型DC、転職・退職したらどうなる?(2024年8月)

【今月のFP情報コラム】企業型DC、転職・退職したらどうなる?(2024年8月)

 入社した会社で定年まで働く終身雇用が一般的だった時代から、近年では転職が当たり前になっています。転職時は何かと忙しく企業年金の移管手続きを忘れてしまい、そのまま放置されている資産も少なくありません。

 

 今回は、転職、退職時における企業型DCの主な手続き方法や、手続きをしなかった場合のデメリットを解説します。

転職後に必要な手続きは

 

退職後の進路によって手続きが変わる

 企業型DCに加入している方が、その会社を退職した際には、企業型DCの「移換手続き」が必要になります。この手続きはその後の進路によって異なります。また、転職先に制度があるかによっても違ってくるため確認しましょう。

 

 

DC移換フロー.gif

 

  

 

A)転職先に企業型DC制度があり、加入する場合

 転職先に企業型DC制度がある場合、新たに転職先の制度に加入することで、これまで積み立てた資産と加入期間を移換することが可能です。この手続きは転職先で行いますので担当部署に確認しましょう。

 

 

B)企業型DCからiDeCoに移換

 企業型DCがない会社への転職する場合や加入しない場合には、iDeCoに移す必要があります。独立して自営業者になった人や公務員、専業主婦(夫)になった場合も同様にiDeCoに移換することになります。

 

 iDeCoを取り扱っている金融機関(運営管理機関)は多数あるため、「手数料(口座管理手数料・信託報酬など)」「運用商品のバリエーション」「利便性・サービス対応」などをよく比較検討をして、金融機関を1社決めて加入手続きをします。加入申し込みから口座開設までには一般的に1~2カ月ほどの時間がかかりますので余裕をもって手続きを行いましょう。加入申し込みの際に「個人別管理資産移換依頼書」を金融機関にあわせて提出すると、これまで運用してきた企業型DCの資産の移換手続きを行ってくれます。

 

 30081579_s.jpg

 

 

 

移換完了後、運用商品を見直そう

 

 今まで運用していた資産は一度現金化され、移換される金融機関が予め定めている預金や投資信託に振り分けられます。確定拠出年金は、それぞれの金融機関によって商品ラインアップが異なるため、新たに自分が運用したい商品への買い換えが必要です。

 

 転職先の企業DCに加入される場合は、会社が指定した金融機関を利用することになるため、運用商品もその金融機関が取り扱っている中から改めて選択することになります。転職前に運用していた商品に投資し続けられるとは限りません。

 

 iDeCoに移換した場合は、移換完了の通知が届き、自分が運用したい商品と違う場合は、商品を選び直しスイッチングして運用を行ないましょう。

 

 その他、転職先の確定給付企業年金(DB)や通算企業年金(企業年金連合会)に移管する場合、脱退一時金を受け取る場合などがありますので、各担当部署にお問合せください。

   

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退職後に確定拠出年金を放置した場合どうなる?

 

◆企業型DCは6ヵ月以内に手続きをしましょう

 

 企業DCの加入者が60歳未満で退職した場合、加入資格を喪失されてから6ヵ月以内に手続きを済まさなければなりません。

 手続きをしないまま放置すると、自動的に積立金が現金化され国民年金基金連合会に移換されてしまいます。(=自動移換)

 

 

◆放置して国民年金基金連合会に自動移換された場合のデメリット

 放置しておいてメリットは1つもなく、次のようなデメリットばかりです。

 

年金資産の運用がされない

 自動移換された場合、それまで運用していた資産は一旦すべて売却されて現金の状態で管理され、運用指図ができません。運用していれば本来得られたであろうリターンを得ることができなくなり、運用機会を逸することになります。また、長期間現金のまま放置すると、物価上昇により実質的な資産の価値が目減りしてしまうので注意が必要です。

 

 

所定の手数料がかかる

 

運用できないうえに、下表の手数料が差し引かれてしまいます。

自動移換手数料図.gif
※自動移換された日の属する月の4ヵ月後後の月末までに移換等の手続きをしていなければ、その後から徴収されます。(例:11月に自動移換→翌年3月分から徴収)

 

 

 

自動移換後手続きの手数料図.gif

   (出所:iDeCo公式サイト

 

 

60歳になってもすぐに受け取れない場合がある

 

 確定拠出年金を60歳で受け取るためには、通算加入者等期間が10年以上必要で、自動移換されている間はこの期間にカウントされません。通算加入者等期間が10年未満の場合には段階的に受取れる年齢が最高65歳まで先延ばしされます。老後の働きか方やライフプランにも影響しかねないので、移換手続きを忘れずに済ませるようにしましょう。

 

 退職や転職となると生活も慌ただしく、手続きを忘れてしまったり、後回しにしてしまうこともあると思いますが、確定拠出年金は自分が積み立てた大事な資産です。気付いたら自動移換されていたとならないように、期限内に必ず手続きを行うようにしましょう。転職する前から、手続き方法などを予習しておくと安心ですね。

 

  

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<本件に関するお問合せ>
ありがとう投信株式会社 カスタマーサービス部
フリーコール:0800-888-3900
TEL:03-5295-8030  FAX:03-5295-8031
(受付時間 9:30~17:00 土日祝日、年末年始を除く)

 

 

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