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【今月のFP情報コラム】金利引き上げで気になる定期預金の基本と注意点(2025年5月)

【今月のFP情報コラム】金利引き上げで気になる定期預金の基本と注意点(2025年5月)

 日銀のマイナス金利解除の影響で金利を引き上げる金融機関が増えています。少し前まで「預金しても増えないから...」と言われていましたが、定期預金について気になっている方もいるのではないでしょうか?

 定期預金には様々な種類があり、その違いなど、意外に知らないことがあるかもしれません。今回は、定期預金の基本や種類、注意点についてまとめました。

定期預金とは

定期預金とは6ヶ月、1年、3年、5年、10年など預入期間を事前に決めて、金融機関にお金を預ける金融商品です。原則、指定した期間(満期)まで引き出しができない代わりに、自由に引き出せる普通預金に比べて金利が高めに設定されています。

■定期預金の主な種類

定期預金の主な種類は、一般定期預金、大口定期預金、積立定期預金などがあります。

一般定期預金は、まとまった金額を一括で、一定期間預け入れるタイプです。一般定期預金のうち固定金利の場合は、預け入れた時点での金利が満期日まで適用され、変動金利の場合は、適用される金利が6ヵ月ごとなどで変更されるのが特徴です。また、一般定期預金には、一定期間預ける「定型方式」と、預金者が満期日を自由に決められる「満期日指定方式」があります。

大口定期預金は、最低預入金額が1000万円以上の定期預金です。積立定期預金は、普通預金から定期的に一定額を積み立てるタイプです。

  

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■定期預金のメリット・デメリット

定期預金は、普通預金よりも金利がやや高い、元本割れがない、預金保険制度の対象のため一定額まで元本と利息が保護されるなどのメリットがあります。一方デメリットは、株式や投資信託と比べて運用効率が低いことやインフレによって資産が目減りする可能性がある点などがあります。また、原則として預け入れ期間中は引き出すことができません。満期前に引き出すと「中途解約利率」や「期日前解約利率」が適用されるため、預入時点で想定していた利息を受け取れない恐れがあります。

 

  

■定期預金が満期になったとき

定期預金が満期になった場合、大きく分けて「自動解約」されるものと「自動継続」されるものがあります。「自動解約」は元金・利息を合算した金額が、普通預金口座に入金されます。対する「自動継続」は、自動的に同じ期間と条件で再預入される仕組みです。利息(税引後)を元金に組入れて継続する「元利自動継続」と、満期時の利息(税引後)は普通預金口座に入金され、元金のみを継続する「元金自動継続」の2種類があります。

   

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定期預金の注意点

 

■金利だけではなく、期間も注目!

定期預金の金利は年利で(1年預けたときの元本に対する利息の割合)で表示されます。預入期間が1ヶ月や3ヶ月、6ヶ月といった1年に満たない場合でも、年利表示されているため注意が必要です。

 

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例えば、100万円(元金)を年利2%で3ヵ月預け入れた場合の利息を計算してみます。

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 金利は基本的に税引き前で表示されており、税率20.315%の税金が源泉徴収されます。一見、高そうに見える金利でも、金利優遇が「最初の3カ月」など期間限定の場合もあるので、金利だけで比較せず、期間も意識しましょう。

   

  

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■セット商品って?

 金融機関の広告やホームページで「マネープランセット」や「退職金運用プラン」など、「高金利預金」をうたう商品を目にしたことがあると思います。これらは円定期預金に加え、外貨預金または投資信託などを同時に申し込むもので、金利優遇を受けるには預入額○○万円以上や預入総額の50%以上を投資信託や外貨預金にするなどの条件を満たす必要があります。それぞれの注意点をみていきましょう。

 

円定期預金 + 外貨定期預金

 外貨預金は為替変動の差益で得することもありますが、反対に損をしてしまうこともあります。円安の時に預けた外貨の為替が変動し、円高になれば、得られた利息を加味しても為替差損が大きい場合、元本割れすることも考えられます。また、外貨の預入・引出しには、所定の為替手数料が発生します。為替手数料の金額によっては、受け取れる金額が預入時の金額を下回る恐れがあります。セット商品の円定期預金は3ヶ月などの短期間のものが多く、為替リスクや手数料によっては高金利のメリットを享受できない可能性があります。さらに外貨預金は預金保険制度の対象外です。つまり、金融機関が破綻した場合、預金残高が保護されません。

 

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円定期預金 + 投資信託

 投資信託のセット商品では高金利に注目してしまいますが、円定期預金で少し高い金利が付いても、投資信託の手数料が割高な場合、預金の利息を上回る手数料を支払うこともありうるため注意が必要です。投資信託には、販売手数料、信託報酬(運用管理手数料)、信託財産留保額(解約時手数料)など、様々な手数料や課税口座の場合、売却益や分配金に所得税や住民税が課税されます。また、投資信託は、預金とは異なり、運用成績によって元本が減少する可能性があります。

 

「預金」に対して「安心・元本保証」というイメージがあり、安全だろうと思う方も多いでしょう。しかし、期待していた利息が得られなかったり、場合によっては元本割れしてしまう可能性のあるものもあります。高金利に魅せられがちですが、「なぜ高金利なのか」を考え、それぞれのリスクや手数料などを理解したうえで、預けるかを検討しましょう。

      

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