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資産運用を継続するのは簡単なことではない <月次レポート2022年12月より>

2022年12月02日(金)

資産運用を継続するのは簡単なことではない <月次レポート2022年12月より>

 皆さま、いつもありがとう投信をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。早いもので12月になり今年も残すところあとわずかになりましたが、いかがお過ごしでしょうか?寒さが厳しくなってきましたので体調を崩されないよう皆さまくれぐれもご自愛ください。

  

 さて、先月のマーケットですが、世界的なインフレを抑制するために米国や欧州を中心に利上げが実施されている中、11月10日に発表された米国の消費者物価指数が予想を下回ったことから、今後の利上げペースが減速するとの楽観的な見通しがマーケットに広がって、株式市場は総じて上昇して長期金利は下落しました。為替相場については、米国長期金利が低下したことを受けて、歴史的な円安水準から一転して、138円台まで大きく円高ドル安が進みました。

  

 米国においては、中間選挙が行われましたが、事前予想ではレッドウェーブが起きて共和党が上下両院で過半数を獲得し大きく議席を伸ばす予想でしたが、民主党が大健闘して上院の過半数を維持し、下院も過半数を割り込みましたが、議席数の減少を最小限で抑える結果になりました。また中国では、ゼロコロナ政策を一部緩和するというニュースによって、世界の投資家心理が改善して、株式市場を押し上げる要因になりました。

  

 そのような中で、ありがとうファンドは月間で+0.2%の上昇となりました。世界株は+1.2%の上昇となり、相対的に出遅れました。参考までに日本株TOPIX配当込みについては+3.0%の上昇となりました。

  

 

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今後のインフレ動向、金融政策、景気後退リスクに注目

 

 今後の見通しですが、インフレ動向と金融政策・利上げ見通し、景気後退リスクに左右される相場展開が今後も続くものと思われます。今後米国においてインフレが鈍化してくれば利上げスピードの減速、ピークアウトも視野に入ってきますので、ターミナルレートの水準に注目が集まり金利差拡大を見込んだ為替相場でのドル高円安傾向が反転して、円高がさらに進んでいく可能性が高まるものと思われます。 また、大幅な利上げによる景気後退リスクや不動産市場の下落、さらに、債務返済延滞増加による金融危機へ波及するリスクにも引き続き警戒していく必要があり、FRBは難しい舵取りを求められています。

  

 欧州については、エネルギー不足と物価高騰の問題が深刻化していて、冬季を迎える中で、その影響はさらに増してくるものと思われます。早期のウクライナ情勢の収束が難しくなっている中、景気後退は避けられない見通しです。

  

 現在のインフレは、コロナ禍による中国のロックダウンなどによる半導体や部品等の供給制約とロシアに対する米国や西側諸国の経済制裁などによる資源エネルギー・原材料のサプライチェーン上の問題に起因している部分が多く、供給制約が抜本的に解消されない限りは、需要を減らして物価高騰を抑制するしかありません。

  

 利上げによる「景気抑制(後退)⇒需要減少⇒インフレ抑制」までにはある程度の時間がかかるので、景気後退していく中で、ターミナルレートの水準がどのくらいで時期がいつ頃になるのか、利上げ幅とスピードを間違うとインフレが抑制できなくてスタグフレーションになってしまうリスクも高まってくると思われます。

  

 物価上昇が落ち着いて利上げのピーク感が出てくれば、将来の利下げも織り込んで今まで大きく売られていたグロース銘柄が買い戻されて再び上昇してくると思われますが、その際は赤字企業ではなく景気後退局面でも財務体質が良くて、しっかりと持続的に利益成長していける好業績企業が選別されていくものと思われます。

  

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長期で資産運用を継続するのは簡単なことではない

 

 今年のマーケットは昨年とはガラッと変わって年初から大きく下落調整して始まり、ボラティリティの高い相場が継続してきました。大規模な金融緩和と財政出動に支えられた上昇相場から一転して、一年を通して世界的なインフレ、利上げ・金融引締め、円安進行、景気後退リスク、地政学リスクの高まりに左右される相場となりました。

 

 来年も引き続きインフレ動向と金融政策(利上げ・利下げ)、金利水準(ターミナルレート)、為替相場(円高・円安)、景気後退リスク、地政学リスク(ウクライナ情勢、台湾有事、米中問題、北朝鮮問題)などが注目されており、予測の難しいマーケットになると思われます。

 

 このような不確実性が高い状況の中で、将来の目標に向かって長期で資産運用を淡々と継続していくのは簡単なことではありません。頭では理解していても、毎日のマーケットの変動や大きな上昇相場や下落相場につい反応してしまって、どうしても余計なことを考えてしまったりするものです。特に資産運用を始めて1~3年くらいの経験の方だとどうしても我慢できずに必要がないのに売買してしまうことが少なくありません。

 

 マーケットは自分が予想した通りに動くことの方が少ないので、短期的な上昇や下落に右往左往せずに5年~10年以上の長期の時間軸で捉えることが大切です。

 

 いつもの繰り返しになりますが、資産運用で成功するためには、短期的な相場変動に一喜一憂したり、相場を予測してタイミングを見計らって売買を繰り返したりするのではなく、不確実性がある前提でマーケットが上昇局面でも下落局面でも長期・国際分散・厳選投資で資産運用を継続することによって分散投資効果でリスクを低減しながら、時間を味方につけて世界経済の成長と企業利益の成長の恩恵を享受していくことが大切であると考えます。

  

 こういう時だからこそ、どっしりと構えて長期の資産運用を継続していくブレない心構えが大切です。

  

 

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新投資先としてラザード・アセット・マネージメントのファンドを2本追加

 

 ありがとうファンドでは、11月30日付で信託約款を変更して、中長期的な運用成果の向上を目指して投資先ファンドを追加いたしました。追加した投資先ファンドは、『ラザード・グローバル・クオリティ・グロース・ファンド』と『ラザード・グローバル・エクイティ・フランチャイズ・ファンド』です。

 

 両ファンドとも、ニューヨークに本社を置く歴史ある投資銀行の資産運用部門である「ラザード・アセット・マネージメント」社が運用を行っています。同社は株式運用の中でもアクティブ運用に注力しており、機関投資家や公的年金などを主な顧客として、資産運用業務を行なっています。

  

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 『ラザード・グローバル・クオリティ・グロース・ファンド』は、世界のクオリティ銘柄に長期投資するファンドで、特長はクオリティ(質)&グロース(成長)に注目し、投下資本に対して高い持続的な収益創出力を有し、同様の高い投下資本リターンでキャッシュフローを再投資することにより、将来における成長の持続性が期待されるクオリティ企業(コンパウンダー)を投資対象としています。

 

 もう一つの『ラザード・グローバル・エクイティ・フランチャイズ・ファンド』は、世界の割安成長銘柄に厳選投資するファンドで、特長は独自の銘柄選定アプローチによるバリュー運用戦略で、"競争優位、企業としての安定性および高い収益の予見可能性を有する企業(エコノミック・フランチャイズと定義します)"に着目し、厳選投資を行います。

 

 両ファンドともに年金向けの戦略コンポジットにおいて良好な運用実績を上げており、今年の下落調整局面においてもアクティブファンドとしての銘柄選択効果を発揮して安定した運用成果を残しております。

 

 新投資先ファンドを追加することで、今後のありがとうファンドの中長期的な運用成果の向上に貢献してくれるものと期待しております。

 

 なお、新投資先ファンドの詳細については来年紹介セミナーの開催を現在企画しているところです。詳細が決まりましたらHP等でご案内させていただきます。

 

 弊社では、長期的な時間軸で物事を捉えて右往左往せずに、短期的な相場動向に一喜一憂することなく、世界経済の成長及び企業の利益成長の恩恵を享受すべく長期・国際分散・厳選投資で基本に忠実に資産運用の王道をブレずに歩んで参ります。

   

 

  

 最後になりますが、少し早いですが皆さまのご支援のおかげで役職員一同、無事に一年を終えられそうです。誠にありがとうございました。今後もお客様の資産運用を一生涯サポートしていけるように安定した運用成果の提供と資産運用サービスに磨きをかけて参ります。

 

 来年も引き続きありがとう投信をご愛顧いただきますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

  

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ありがとう投信株式会社

代表取締役社長 長谷俊介

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