「ありがとうございます」をお客さまに、お客さまからは「ありがとう」というお言葉を。

  • フリーコール 0800-888-3900
  • 無料 資料請求はこちら
  • 無料 個別相談申し込み
  • MENU

HOME > ありがとうブログ > 日本の将来について考えてみる②

日本の将来について考えてみる②|ありがとうブログ|国際分散投資ならありがとう投信

日本の将来について考えてみる②

2020年02月20日(木)

日本の将来について考えてみる②

前回は人口減少・高齢化が経済に与える影響について簡単に解説しましたが、今回は『人口動態が今後どうなるか?』という点に絞って考えてみたいと思います。

   

よく人口動態関連の予測で参照される資料に国立社会保障・人口問題研究所の『日本の将来推計人口』というレポートがありますが、そもそもどのようにして予測されているのでしょうか?同レポートの推計方法を参照すると下記の様な手順の図がありますが、解りづらいので、ざっくり下記の式で表現してみました。基準人口は国勢調査のデータを使い、その時点の総人口から様々な仮定のもとに足したり引いたりで、将来推計人口が決まるといった具合のようです。

  

将来推計人口=

基準人口

+(将来の出生児数―将来の死亡者数)

+(将来の入国者数―将来の出国者数)

  

  

1.jpg

出所:国立社会保障・人口問題研究所の『日本の将来推計人口』(平成29年推計)より、抜粋

  

  

  

(将来の出生児数―将来の死亡者数)

次に、それぞれの仮定ファクターについて今までの推移を見てみましょう。まずは出生児数と死亡者数です。『産めよ殖やせよ』の富国強兵の時代と比べると、最近は全く逆の推移になってますね。2019年の出生数は推計値でとうとう90万人割れになり、自然増減(出生数-死亡数)も50万人減少を突破する見通しで、人口減少に歯止めがかからない状況が下記図でも確認いただけると思います。日本政府もどげんかせんといかんといった危機意識を持ちながらも、万策尽きてどうにもならずのお手上げ状況なので、この傾向はそう簡単に変えられるものではないでしょう。

  

【出生数と死亡数の長期推移】

2.jpg

出所:厚生労働省『人口動態調査』より、ありがとう投信作成

  

どのシナリオでも出生数(推計値)は減少へ

【合計特殊出生率および出生数の年次推移(推計値含み)】

3.jpg

出所:国立社会保障・人口問題研究所の『日本の将来推計人口』(平成29年推計)より、抜粋

  

  

出生率過大推計の歴史、楽観すぎじゃ~ないすか?

絵に描いた餅、机上の空論

課題先送り先進国でございます。

【日本の出生率予測の修正状況】

4.jpg

出所:日本銀行『人口動態の変化とマクロ経済パフォーマンスー日本の経験からー』より、抜粋

  

  

出生率2.0でも人口は減ります。

【総人口の将来見通し(出生率水準による感応度)】

5.jpg

もちろん老年人口割合も増えます。

【老年人口割合の将来見通し(出生率水準による感応度)】

6.jpg

出所:厚生労働省『第19回社会保障審議会人口部会 資料』より、抜粋

  

  

今になって安倍政権が少子化対策に本腰を入れても今更感ハンパないですよね~。

さんきゅうパパだと!?

『そうなの?さんきゅうパパ』

  

  

  

(将来の入国者数―将来の出国者数)

子供は増えないし困ったもんだ・・・。外人投入でしょ!ということで、もう一つの人口予測の仮定ファクターである出入国の推移を見てみましょう。下記の『外国人入国超過数の推移』を参照してみますと、前項で話した出生数と死亡数の自然増減と比べて大きくブレて推移している点が確認いただけると思います。また、日本との友好関係がイマイチになると急減したり、大きな地震が起こっちゃうと減ってみたりと、日本という小さな島に縛られている我々日本人と比べると日本に対するロイヤリティー意識が薄いようです。これは当たり前のことだと思います。今後も横ばいで7万人程度の超過数が続くと同レポートでは仮定しているようです。

  

【外国人入国超過数の推移】

7.jpg

出所:国立社会保障・人口問題研究所の『日本の将来推計人口』(平成29年推計)より、抜粋

  

  

因みにここでいう外国人は日本での滞在期間が3カ月以上の外国人を指します。国が目指している外国人旅行者4,000万人といった観光客は含まれませんので、ご注意ください。これも含めたら、人口凄いことになっちゃいますよ~。

  

【訪日外国人旅行者数】

9.jpg

出所:ファクトセットより、ありがとう投信作成

  

外国人入国超過数7万人が続くと仮定して・・・

ジリ貧じゃないですか!

人口増加させるためには75万人規模の・・・無理でしょ・・

【総人口の将来見通し(外国人移動による感応度)】

e1.jpg

悩ましいね~

【老年人口割合の将来見通し(外国人移動による感応度)】

e2.jpg

出所:厚生労働省『第19回社会保障審議会人口部会 資料』より、抜粋

  

  

また、労働人口数減少の補完としてどんどん移民増やせばいいじゃんというのは、短絡的な考え方でしょう。なぜなら移民のコスト面にも注意する必要があるからです。例えば移民に対して日本の手厚い社会保障を提供するコストは彼ら彼女らの納税効果より大きくなる可能性があり、コスト・ベネフィットの観点からすると必ずしもプラスとは限らないからです。ノーベル経済学賞を受賞されたミルトン・フリードマン大先生も、下記の様に言及されており、『メキシコ移民は不法移民であるのであれば望ましいのでは』とのことです。不法移民に社会保障を提供する必要はないですからね。

  

8.jpg

出所:QUOTE11より抜粋

  

最近ではベトナム人の労働者が増加傾向ですね~

新規組み入れを開始したアバディーンEM小型株ファンドのセミナーでは

ベトナムから日本へIT人材を派遣する会社を

投資例として解説しましたが覚えていますでしょうか?

【国籍別外国人労働者の割合】

8.5.jpg

出所:厚生労働省『外国人雇用状況の届出状況』より、ありがとう投信作成

  

  

さらに言えば、カネ勘定だけでなく、社会的なコストも考慮すべきでしょう。例えば来日外国人による犯罪などのコストです。下記図の『来日外国人』はいわゆる最近増えている外国人旅行者も含めた推移になりますが、足もと旅行者数が急増しているのと比べると、検挙件数の絶対数の推移を見る限りではそんなにおおきな問題ではないかもしれませんが・・・。

 

【外国人による刑法犯検挙件数の推移】

10.jpg

出所:法務省『犯罪白書』より、ありがとう投信作成

  

  

出身国別の内訳を見てみますと・・・外国人労働者の国別構成同様、最近ではベトナム人の割合が増加しています。

  

【来日外国人被疑者の国別構成比】

11.jpg

出所:法務省『犯罪白書』より、ありがとう投信作成

  

  

一応、主要罪種も見てみますと・・・国別で大分色合いが異なるようです。

  

【犯行手口別構成比(主な国籍別)】

12.jpg

出所:法務省『外国人犯罪に関する研究』より、抜粋

  

日本語による日常会話及び読み書きの能力の有無も外国人が犯罪に手を染める一つの要因になると考えられているようです。下記の図を見るからに、外国人犯罪者の中には居住資格を持っているレベルでも、会話、読み書きが『できない・ほとんどできない』・『難あり』の者が半数以上いるようです。語学能力は社会生活や就労等の各場面において必要な能力であり、きちんと習得できるようにサポートする体制が整わないつけ刃の環境で、ただただ目下の人手不足の補完のために外国人労働者を増やしても、日本の社会に溶け込めず犯罪に走るようになったら元も子もありませんね。

  

【窃盗・強盗事犯者の日本語能力別構成比(在留資格等別)】

会話

13.jpg

読み書き

14.jpg

出所:法務省『外国人犯罪に関する研究』より、抜粋

  

  

一方日本人の移民に対する認識は・・・下記のリサーチでは75%の日本人の方は来日外国人の方々が日本の文化を積極的に取り入れて日本人になりたいに決まっているでしょ~と考えているそうです。『治安もよく、四季折々の風情も楽しめ、贈り物はきらびやかで美しい過剰包装付き、トイレにはウォシュレットも完備!こんな素晴らしい国なんだから日本人になりたくないはずないでしょ~』ぐらいのノリでしょうか。楽観的すぎませんかね?

  

【移民は自国への同化を望むか?】

15.jpg

出所:Pew Research Center『Around the World, More Say Immigrants Are a Strength Than a Burden』より、抜粋

  

  

さて、いろいろと見てきましたが、子供を増やして人口動態を保とうなんて空想は時すでに遅しで、日本の都合で外国人労働者を引き付けようとしても、Yes Noハッキリしない日本語の習得が必要で、他の先進国より給与も低く、今後伸びしろのある技術も学べない国が移住先、出稼ぎ先として魅力的でしょうか?

  

以上のことを鑑みますと、少子高齢化・人口減少のトレンドはこれから長きにわたって改善することはまずなく、如何にしてその進行の速度を緩めるかの敗戦処理みたいなものです。

  

人口減少によって国内需要も減るといった内容の話を前回しました。今回はこの人口減少・高齢化が長期にわたって続く予測がされており、より深刻化する点についてまとめてみました。こんな話ばかりしていると気が滅入ってしまいますね。何か打開策はないもんですかね?例えば生産年齢人口が減る状況であっても、一人一人の生産性を向上させられるのであれば、なんくるないさ!みたいな考えでしょうか?う~ん次回は生産性について考えてみましょうかね。

  

  

ツートップも超長期的には人口減だが、

世界的には2100年に約108億人まで人口が増える予測!

【国連人口予測(2019年版)】

3.jpg

  

なんだかんだ言って米国には人が集まる予測!

日本はピークをすでに超えており、落ちるのみで2100年には約7,500万人

17.jpg

出所:国連『World Population Prospects 2019:Medium fertility variant, 2020 - 2100』より、ありがとう投信作成

  

  

【総人口の長期的推移と将来推計】

18.jpg

  

OMG

西暦3000年には2,000人Onlyですか?

1000年後2,000人問題デスね!

【仮に出生・死亡の状況が今後一定で推移した場合の将来人口(2015年ベース)】

19.jpg

出所:内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局『地方創生の課題と展望』より、抜粋

   

  

  

『そして誰もいなくなった』

39!

ありがとう投信株式会社

ファンドマネージャー 真木喬敏

         

◆記載内容について: 資料に記載されている個別の銘柄・企業については、あくまでも参考として申し述べたものであり、その銘柄又は企業の株式等の売買を推奨するものではありません。

◆株価指数について:記載されている各国・地域市場の指数は特別注記が無い場合は以下の指数を使用しています。

【日本株】→FactSet Market Indices Japan 配当込み(税引き前配当再投資)

【世界株】→FactSet Market Indices World 配当込み(税引き前配当再投資)

【米国株】→FactSet Market Indices US 配当込み(税引き前配当再投資)

【欧州株】→FactSet Market Indices Europe 配当込み(税引き前配当再投資)

【新興国株】→FactSet Market Indices Emerging 配当込み(税引き前配当再投資)

関連記事

お取引にかかる手数料率およびリスクについて

弊社ホームページに掲載されている『ありがとうファンド』のお取引をしていただく際には、所定の手数料や諸経費をご負担いただく場合があります。また、『ありがとうファンド』には価格の変動等により損失が生じるおそれがあり、元本が保証されているわけではありません。

『ありがとうファンド』の手数料等およびリスクにつきましては、商品案内やお取引に関するページ等、及び投資信託説明書(交付目論見書)に記載しておりますのでご確認ください。

無料個別相談

「将来のため資産運用を始めたいが、知識が無いので不安」という方や、既に資産運用を行っていて今後の運用プランを迷っている方は、ぜひ一度個別に相談をしてみることをおすすめします。

お客さま一人ひとりのお悩みに寄り添って資産運用をサポートさせていただきます。

無料個別相談のお申込み

資料のご請求・口座開設に関するお問合せ

フリーコール 0800-888-3900

インターネットからの資料のご請求・口座開設はこちら

フリーコール 0800-888-3900

※クリックすると電話を発信できます

※お問合せ前によくあるご質問をご確認ください。

インターネットからの資料のご請求・口座開設はこちら

pagetop

無料個別相談のお申込みはこちら

インターネットからの資料のご請求・口座開設はこちら

フリーコール 0800-888-3900