ありがとうの本棚(今月の一冊『緊縮資本主義』)
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緊縮資本主義: 経済学者はいかにして緊縮財政を発明し、ファシズムへの道を開いたのか
クララ・E・マッテイ (著), 中野 剛志 (解説), 井坂 康志 (翻訳)
今月は2022年の「フィナンシャル・タイムズ」年間ベストブックにもなった気鋭の経済史家であるクララ・E・マッティによる革命的野心作をご紹介します。
日本が経済成長せずに低迷した失われた30年の原因の一つは、緊縮財政によるデフレ経済だと言われています。
現在、高市政権は責任ある積極財政により国内の重点分野に投資をして強い経済を実現し、経済成長を目指していく方針ですが、積極財政によるインフレと債務増加、将来の財政破綻リスクを懸念する財務官僚や緊縮財政派の経済学者や政治家の意見もマスメディアで多く取り上げられており、日本は今までは緊縮財政派が主流になっていたと考えられます。
本書では、緊縮財政がどのような目的で経済学者によって発明されて、それが実行されることによって、何が起こってきたのかを過去の歴史を紐解きながら分析しています。
積極財政か、緊縮財政か、どちらが日本にとって必要なのかを考えていく上で、緊縮財政の真の目的を理解することは重要なことだと思いますので、興味のある方は是非読んでみてください。

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