ありがとうの本棚(今月の一冊『世界経済の死角』)
世界経済の死角 (幻冬舎新書 777) 新書 - 2025/7/30
河野龍太郎 (著), 唐鎌大輔 (著)
米国トランプ大統領の関税政策や発言に世界各国が影響を受ける中、今後の世界経済や金融市場はどうなっていくのかに関心が高まっています。
今月ご紹介する本は、皆さんのそんな疑問にお答えする一冊で、トップエコノミストの2人が今後の世界経済、日本経済の様々な論点について対談した内容をまとめたものです。
例えば、ここ数年円安が進んだ為替相場やドル基軸通貨体制についてや、私達日本人の給料が増えない理由、AIが普及して外国人労働者が増えたら日本の中間層はどうなるのか?など興味深いテーマが取り上げられています。
特に最近、外国人労働者や不法移民問題は日本においてもクローズアップされて来ていますが、先行している欧州の事例なども踏まえて、日本は移民を受け入れるべきか否かについても対談されています。
これからの世界経済と日本経済がどうなっていくのか、今後の見通しを自分で考える上で、多くの示唆に富んでいて、一つの指針にもなると思いますので、興味がある方は是非一読してみてください。おすすめいたします。
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