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ありがとうの本棚(今月の一冊『この世をば (上) ・(下)』)

2024年07月04日(木)

ありがとうの本棚(今月の一冊『この世をば (上) ・(下)』)

この世をば (上) ・(下)

藤原道長と平安王朝の時代 (朝日文庫) 文庫

- 2023/11/7永井 路子 (著)

 

 今月はNHK大河ドラマ「光る君へ」をより深く楽しめる1冊をご紹介します。

 

 「光る君へ」の主人公は源氏物語の作者、紫式部です。物語は平安中期、国風文化が花開いた時代に源氏物語がどのようにして誕生したか、紫式部の生涯を描いたドラマとなっています。

 

 本書は平安時代の貴族、藤原道長の生涯を描いた長編小説です。紫式部と同時代を生きた道長の生涯を学ぶことで、大河ドラマをより深く楽しめるでしょう。 

 

 平安時代の一般的なイメージというと、貴族たちの優雅できらびやかな生活でしょうか。本書は作者が貴族たちの遺した日記(平安貴族は子孫に読ませるために日記をつけていました)や古典から多くのエピソードを拾い上げ、確かな史実に基づいて書いた小説です。きらびやかだけではないリアリティのある平安貴族の生活や文化をわかりやすく知ることができます。

 

「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」

 この歌は、朝廷の頂点に上り詰めた道長が詠んだ短歌です。

「この世は私のためにあるようなものだ。満月のように足りないことは何もない」という道長の絶対的権力を象徴した歌として教科書で学んだ記憶があるかと思います。

 

 歴史では、絶対的権力者は負のイメージが先行するため、道長に対してもよくないイメージを持っている方が多いかもしれません。しかし、道長の生涯を読み解くことで、1000年前も今とさほど変わらない出世争いや嫉妬心に悩む姿、5人兄弟の末っ子がなぜ政権のトップに立つことになったのか・・・など本書を読んだ後は道長や平安貴族を近い存在として感じることができるでしょう。

 

 歴史に興味がある方におすすめの1冊です。大河ドラマの副読本として是非読んでみてください。

     

       

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