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先行き不透明だからこそ分散投資が大切 <月次レポート2023年5月より>

2023年05月08日(月)

先行き不透明だからこそ分散投資が大切 <月次レポート2023年5月より>

 皆さま、いつもありがとう投信をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。早いもので5月になりましたが、いかがお過ごしでしょうか?

 

 今年のGWは観光地や行楽地ではコロナ前の混雑と賑わいが戻ってきているようで、外国人観光客も日増しに増えていてオフィス街にも活気が出て来ており、ようやく日本でも経済活動が本格的に再開し始めてきたと感じています。

 

 さて、先月のマーケットですが、上旬は米国経済指標の発表に一喜一憂しましたが、中旬からは米国で決算発表が本格的に始まり、米国の大手金融機関が堅調な決算発表をしたことによって、信用不安拡大の懸念が薄まりやや楽観的な相場展開が続き上昇しましたが、下旬にかけて米国の中堅銀行のファースト・リパブリック・バンクが決算発表で3月末時点の預金が昨年末から4割減少したと発表したことによって同社の株価が急落し、世界株式市場では金融不安が再燃して、大きく調整する局面もありましたが、月末には大きく反発して総じて上昇して1ヶ月を終えました。

 

 日本においては、統一地方選挙が行われましたが、大勢に影響はなくマーケットへの影響も限定的でした。また、月末には植田日銀新総裁になって初めて開かれた日銀金融政策決定会合にて金融政策の現状維持が決まったことによって、為替相場はドル・ユーロともに円安方向に大きく振れました。

 

 そのような中で、ありがとうファンドは月間で+0.9%の上昇となりました。世界株は3.5%の上昇となり、相対的に出遅れました。参考までに日本株TOPIX配当込みについては+2.7%の上昇となりました。

 

 

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先行き不透明な状況はしばらく続く

 

 今後の見通しですが、3月のSVB破綻に始まり、5月に入りファースト・リパブリック・バンクが破綻してJPモルガンに買収されましたが、一連の米国の金融システム不安の根本的な原因はインフレ抑制のための急速な利上げが影響しているので、今後も利上げを継続したり、金利が高止まりしていけば、信用不安が再燃して他の地銀にも波及していく可能性は十分にあると考えられます。金融システム不安の高まりは預金流出だけでなく、信用収縮による金融機関の貸出抑制につながり、企業の資金繰りの悪化や設備投資の減少などを招き、企業業績の悪化や景気後退を招く可能性も高まってくると思われます。既に米国の不動産市場などで価格が大きく下落するなどその兆候は見えてきております。さらに米国では6月に迫る債務上限問題もあり、しばらく予断を許さない状況が続きそうです。

 

 一方、地政学リスクに関しては、ウクライナを支援する米国やNATO側、G7各国と中国・ロシアを中心とする非米側諸国の対立が深まって世界が分断されてきております。中東やアフリカ、南米などにおける米国覇権も揺らいできており、脱ドル化や多極化が進行している情勢で、今後の世界経済やグローバルなサプライチェーンに大きな影響が出てくる可能性が指摘されていますので、今後の動向を注視していく必要があると考えます。

 

 引き続きインフレ動向やFRBやECBの金利見通し、経済指標と景気後退懸念、企業業績、金融システム不安、信用リスク、そして地政学リスクに一喜一憂するボラティリティの高いマーケットを想定しておりますので、ありがとうファンドでは、国・地域を分散し財務体質が健全なクオリティの高い企業に厳選投資するとともに、相対的に中小型株ファンドを減らして大型株ファンドの割合を増やしていき、リスクを抑制するため金(ゴールド)の保有を継続していく方針です。

   

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こういう時だからこそ分散投資が大切

 

 世界経済は昨年からの物価高騰とインフレ抑制のための欧米各国での利上げ・金融引締めにより、景気減速、企業業績悪化によるリストラ、金融システム不安や信用リスクの発生など、コロナ禍からの経済活動再開による回復途上で恩恵を十分に受ける前に、景気が悪化していっている状況です。株式市場や債券市場も急激な利上げの影響で大きく下落し、特にコロナ禍の中、大きく値上がりしていたものほど大きく調整しました。これらは、インフレ退治を最優先した金融政策の結果起こっている事象とも言えるので、ある程度想定されていたことではありますが、影響がどの程度まで広がるのか、いつまで続くのかはわかりません。

 

 誰しも不安な気持ちになるものですが、こういう先行き不透明で予測が難しい状況でこそ『分散投資』の教えが大切になってきます。景気後退や金融システム不安時には企業の経営破綻や倒産が起きるので、有名な大企業でも倒産する可能性があるので複数の銘柄に分散投資する必要があります。また、一つの国や地域だけに投資していると、戦争や紛争に巻き込まれて大きく下落したり、取引ができない状況になる可能性もあります。また、マーケットの価格変動(ボラティリティ)が高まっているのでタイミングを予測しての一括売買は、結果的に高値掴みや安値売りになってしまうリスクも増加します。

  

 『分散投資』には、複数の国・地域・資産・銘柄に分散投資する「資産分散」と投資タイミングを複数回に分ける「時間分散(積立投資)」があります。この2つを両方組み合わせて長期投資することでリスクを抑えながら皆さまの資産運用のゴールを目指していくことができると考えます。

 

 弊社では、今後も長期的な時間軸で物事を捉えて右往左往せずに、短期的な相場動向に一喜一憂することなく、世界経済の成長及び企業の利益成長の恩恵を享受すべく長期・国際分散・厳選投資で基本に忠実に資産運用の王道をブレずに歩んで参りますので、今後ともありがとう投信をご愛顧いただきますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

  

 

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ありがとう投信株式会社

代表取締役社長 長谷俊介

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