会社情報

  • 0800-888-3900〈受付時間〉 平日 8:30~17:30
  • 無料 資料請求 口座開設
  • 無料 個別相談申し込み
  • MENU

HOME > ありがとうブログ > 金融システム不安時でも慌てず平常心で <月次レポート2023年4月より>

金融システム不安時でも慌てず平常心で <月次レポート2023年4月より>|ありがとうブログ|国際分散投資ならありがとう投信

金融システム不安時でも慌てず平常心で <月次レポート2023年4月より>

2023年04月05日(水)

金融システム不安時でも慌てず平常心で <月次レポート2023年4月より>

 皆さま、いつもありがとう投信をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。新年度に入りましたが、いかがお過ごしでしょうか?

 

 今年度は入社式などもコロナ前のように対面で行われたようで、数年ぶりに通勤電車やオフィス街で期待に胸を膨らませた初々しい新社会人の集団を見かけると、ようやくコロナ禍も収束に向かいコロナ前の日常生活が徐々に戻ってきていることを感じます。

 

 さて、先月のマーケットですが、月初は中国経済の回復期待や米国の長期金利が低下したことによって世界株式市場は総じて上昇しましたが、3月10日に米シリコンバレー銀行(SVB)が破綻したことによって金融システム不安が広がり、世界的に株価が大きく調整しました。信用不安は欧州にも飛び火して、もともと経営不振だったクレディ・スイスの株価が暴落して破綻が懸念される中、各国の政府・中央銀行が迅速に対応した結果、月末には信用不安も一旦収まって株価は安値から反発上昇して1ヶ月を終えました。

  

 日本株市場についても米国での銀行破綻以降、年初から上昇していた銀行株を中心に大きく調整しましたが、月末には反発しました。為替相場については、金融システム不安が広がったことにより、利上げの継続よりも年後半の利下げをマーケットが意識し始めたことによって、ドル/円レートは円高方向に振れました。

 

 そのような中で、ありがとうファンドは月間で+0.7%の上昇となりました。世界株はマイナス0.1%の下落となり、相対的にアウトパフォームいたしました。特に金融システム不安で株式市場が調整する中で金ETF(ゴールド)が買われて上昇したことがパフォーマンスに大きく寄与しました。参考までに日本株TOPIX配当込みについては+1.7%の上昇となりました。

 

 

 24834136_s.jpg

  

 

 

クオリティの高い企業に厳選投資

 

 今後の見通しですが、一旦落ち着きを取り戻した金融システムですが、SVBの破綻の根本的な原因はインフレ抑制のための米国の急速な利上げが影響しているので、今後もインフレ退治の利上げが継続していけば、再燃する可能性は十分にあると考えらえます。また、金融システム不安の高まりによる信用収縮は金融機関の貸出抑制につながり、企業の資金繰りの悪化や設備投資の減少などを招き、企業業績の悪化や景気後退に繋がっていく可能性も高まってくると思われます。

 

 FRBやECBなど各国の中央銀行は今後の利上げ方針を考える上で、金融システムの安定性の維持とインフレ抑制という2つの相反する課題に対処する必要があるので、今まで以上に難しい舵取りを求められるでしょう。

 

 また、ウクライナ情勢についても戦争が長期化していく中、継続的な軍事支援負担が米国やNATO諸国では重荷になってきており、インフレと景気後退に苦しむ国民からの反発により国内政治リスクが高まりNATO加盟国間でのウクライナ支援に対する温度差も高まってきているので先行き不透明感が増してきています。その一方で米中対立も激しくなってきているので地政学リスクについては十分に警戒する必要があると思われます。

 

 引き続きインフレ、利上げ、景気後退、金融システム不安、そして地政学リスクの高まりに一喜一憂するボラティリティの高いマーケットを想定しております。

 

 このような局面では、業績の悪い企業や有利子負債が多く自己資本比率の低い財務体質が脆弱な企業は信用リスクが高まって売られやすいので、今まで以上に企業業績や財務体質などクオリティの高さが問われる相場になり、そのような企業に厳選投資することがますます大切になってくると思われます。また、金融危機や信用不安、地政学リスクなどでマーケットが暴落した際に『有事の金』として買われる金(ゴールド)への投資もリスクを抑制してポートフォリオの資産を守る役割として、一定割合保有しておく必要性が高まってくると考えます。

 

 25069780_s.jpg

  

 

金融システム不安時でも慌てず平常心で

 

 今回のSVB破綻やクレディ・スイス問題による金融システム不安による下落のように、マーケットでは何々ショックと言われる暴落がしばしば、そして突然に起こってきました。リーマンショックやコロナショックもそうでしたが、これらのショックは短期的には大きく下落しますが、マーケットが落ち着きを取り戻せば本質的な価値以上に下落していた資産は買い戻されて回復してきました。

 

 『金融危機はいつも違った顔で現れる』と言われている通り、危機やショックの原因や理由は毎回違っていますが、今回の金融システム不安による調整も過去のショックと比べて決して特別なことではなく、長期で資産運用をしていく過程の中では起こりうる出来事であります。

 

 長期で資産運用を続ける限り、このような突然の嵐を避けることは難しいですが、嵐はいつか止むものです。大事なことは、嵐の中で難破したり、沈没したりしないで生き残ることです。過去の歴史からも明らかなように大きく下落して本質的な価値から離れた価格になっているものは嵐がやめば回復するものです。相場が激しく上下動しているこのような局面では、当初の運用計画・運用方針通りに投資を継続することが資産運用ではとても大切であると考えております。

 

  

 弊社では、今後も長期的な時間軸で物事を捉えて右往左往せずに、短期的な相場動向に一喜一憂することなく、世界経済の成長及び企業の利益成長の恩恵を享受すべく長期・国際分散・厳選投資で基本に忠実に資産運用の王道をブレずに歩んで参りますので、今後ともありがとう投信をご愛顧いただきますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

    

 25969349_s.jpg

   

   

ありがとう投信株式会社

代表取締役社長 長谷俊介

関連記事

お取引にかかる手数料率およびリスクについて

弊社ホームページに掲載されている『ありがとうファンド』のお取引をしていただく際には、所定の手数料や諸経費をご負担いただく場合があります。また、『ありがとうファンド』には価格の変動等により損失が生じるおそれがあり、元本が保証されているわけではありません。

『ありがとうファンド』の手数料等およびリスクにつきましては、商品案内やお取引に関するページ等、及び投資信託説明書(交付目論見書)に記載しておりますのでご確認ください。

初めての資産運用をご検討中の方

資産運用無料個別相談

お客さま一人ひとりに寄り添って
資産運用を一生涯サポートさせていただきます。

無料個別相談のお申込み

pagetop