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調整局面でも慌てず冷静に<月次レポート2022年2月より>

2022年02月03日(木)

調整局面でも慌てず冷静に<月次レポート2022年2月より>

 皆さま、いつもありがとう投信をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。今年も早いもので2月になりましたが、いかがお過ごしでしょうか?

 

 

 足元、国内では新型コロナウイルスのオミクロン株による感染が全国で急拡大しており、入院、宿泊療養、自宅療養、濃厚接触者の待機などにより様々なところで社会生活に支障を来たし始めてきているようです。

 

 現在の政府のコロナ対策は、コロナ感染による重症化リスクよりも社会活動が制限されることによるペナルティの方が大きなリスクになるという本末転倒な過剰な対策になっているように感じます。

 

 コロナ禍になってから早3年目になりますが、当初から一部の医師や医療関係者、専門家の方々が提言されているように指定感染症区分の見直しをするなどして、現在、逼迫してボトルネックになっているシステム・仕組みを早急に変更していかないとコロナによる直接的な被害よりも大きな社会経済的損害が生じてしまい、そのコストを将来にわたって私達国民が負担していかなければならなくなると思われます。

 

 

 さて、先月のマーケットですが、世界株式市場は、昨年末までの史上最高値更新ラリーから一転して、供給制約等によるインフレ長期化懸念が高まり、米国の金融引締めによる早期利上げ観測から長期金利が上昇し、さらにウクライナ情勢の緊迫化による地政学リスクの高まりによって大きく調整した1ヶ月になりました。特に昨年上昇相場を牽引していたハイテク株などのグロース銘柄が金利上昇への懸念から大きく売られました。その一方で、原油価格高騰や金利上昇の恩恵を受けるエネルギー関連株や金融株などの景気敏感バリュー株が、昨年の上昇幅が小さかったこともあり相対的に低い下落率に留まりました。

 

  日本株についても同様に大きく調整しました。割安なバリュー株が株価バリュエーションの高いグロース株よりも相対的に低い下落に留まった一方で、中小型のグロース株が多い東証マザーズ指数は20%を超える大幅な下落となりました。

 

 

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 そのような中、皆さまのありがとうファンドの先月の騰落率は月間で12.4%の下落となりました。世界株が5.3%の下落でしたので、相対的に大幅に出遅れる1ヶ月となりました。日本株TOPIX配当込みは4.8%の下落となりました。

 

 

 

 今後の見通しについてですが、新型コロナパンデミックからの本格的な景気回復が期待されるものの、エネルギーや原材料価格の高騰、供給制約に伴う需給逼迫による物価上昇の長期化、米国の金融緩和正常化による今後の金融引締めや利上げの動向が株式市場に大きな影響を及ぼす可能性が高いと思われます。

 

 金融緩和が正常化されて出口に向かっていくことによって、今までの過剰流動性による金融相場から企業の業績が左右する業績相場へ移行していくものと思われますので、持続的に利益成長していける質の高い企業への厳選投資がますます重要になってくると考えます。

 

 また、ロシア・ウクライナ情勢の緊迫化などの地政学リスクについても大きなリスク要因として注意する必要があると考えており、今後も引き続きマーケットは上下にボラティリティが高い不安定な相場展開を想定しております。

  

 

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調整局面でも慌てず冷静に

 

 先月の世界の株式市場は大きく下落して、コロナショック時以来の大きな調整相場となりました。約2年ぶりの大きな調整に不安になってしまったお客さまも少なくないかもしれませんが、こういう時に大切なことは慌てずに冷静になることです。将来のための資産運用で今すぐに資金が必要でないのに怖くなって狼狽売りしてしまうとそこで損益が確定してしまいます。

 

 昨年の世界の株式市場は、各国政府中央銀行による大規模な金融緩和と財政出動に下支えされる中、コロナ禍からの経済活動正常化による景気回復と企業業績の改善期待によって米国を中心に史上最高値を更新して年間で3割近く上昇していましたので、金融緩和が正常化されていく過程で一旦調整することは想定されるシナリオであり、先月は大きく調整はしたもののそれでも世界株は水準的には1年前と比べると2割弱高い水準にあります。

 

 マーケットは上がり続けることもなければ下がり続けることもありません。上がったり下がったりを繰り返していきます。また、上に下にも行き過ぎることがよくありますが、時間が経てばやがて適正価値に価格が修正されていきます。長期で見れば、株式市場は企業の利益成長との相関が高く、企業利益が持続的に上昇して価値が高まっていけば長期的な株価上昇が期待できると考えます。

 

 

 

 資産運用で成功するために大切なことは、今回のような調整局面でも慌てず冷静になり、短期的な相場変動に一喜一憂したり、相場を予測してタイミングを見計らって売買を繰り返したりするのではなく、不確実性がある前提でマーケットが上昇局面でも下落局面でも長期国際分散・厳選投資で資産運用を継続することによって分散投資効果でリスクを低減しながら、時間を味方につけて複利効果を享受していくことが大切であると考えます。

 

 弊社では引き続きお客様から託されたお金を持続的に利益成長していける質の高い企業を中心に厳選投資し、幅広く世界に長期国際分散投資することで安定した運用成果の提供を目指して参りますので、今後ともありがとう投信をご愛顧いただきますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

     

     

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ありがとう投信株式会社

代表取締役社長 長谷俊介

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