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歴史的な局面でも右往左往しない <月次レポート2022年11月より>

2022年11月04日(金)

歴史的な局面でも右往左往しない <月次レポート2022年11月より>

 皆さま、いつもありがとう投信をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。11月になり秋も深まってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?朝晩の寒暖差が激しい日が続いていますので風邪など引かないように皆さまくれぐれもご自愛ください。

 

 先月から全国で『ありがとうファンド第18期運用報告会』を開催しております。コロナ禍で中断していましたが、3年ぶりにお客様に直接お会いしての運用報告はやはり良いものだなと感じるとともに、コロナ禍を乗り越えて運用報告会を無事に開催できることに感謝したいと思います。今月も大阪、名古屋、東京で開催予定ですので是非ご参加頂ければ幸いです。

 

 

 さて、先月10月のマーケットですが、引き続き世界的なインフレを抑制するための各国中央銀行の利上げ動向と景気後退リスクに左右される1ヶ月になりましたが、世界株式市場は9月に大きく下げたところから総じて大きく上昇して終えました。10月に入り決算発表が始まると市場予想を上回る決算を発表した半導体関連銘柄などは大きく上昇する一方で、マイクロソフトやフェイスブック、アマゾンなど決算内容が悪かったGAFAM銘柄などは大きく売られて調整しました。米国では消費者物価指数は依然として高止まりしていますが、ピーク感も出て来ていることから過度に売られていたところからの買い戻しも入り月末にかけて上昇して1ヶ月を終えました。

 

 また、中国共産党大会が開催されて習近平国家主席の体制が3期目に入ることが決定しました。ゼロコロナ政策や米中貿易戦争、台湾を巡る問題などが今後どうなっていくのかとともに、習近平政権の強権的な手法への懸念が高まったため、中国や香港の株式市場は月末にかけて大きく調整しました。

 

 日本においては、日銀が金融政策決定会合で金融緩和の現状維持を決めたことにより、円安が進み一時150円台をつけるなど、円安進行が続きました。政府は為替介入を行いましたが、その効果はほとんど続かず、数日で介入前の為替水準に戻ってしまう状況で金融政策のベクトルの違いが続く限り、今後も円安傾向は続きそうです。

 

 そのような中で、ありがとうファンドは月間で+5.3%の上昇となりました。世界株は+6.8%の上昇となり、相対的に出遅れました。参考までに日本株TOPIX配当込みについては+5.1%の上昇となりました。

 

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米国中間選挙や今後のインフレ動向、米国金融政策に注目

  

 今後の見通しですが、インフレ動向と今後の米国の金融政策・利上げ見通し、景気後退リスクに一喜一憂する相場展開が今後も続くものと思われます。また、今月行われる米国中間選挙の結果によっては今後の金融政策や地政学リスクに影響する可能性があると思われます。

 

 米国のインフレ動向については資源、エネルギー価格など川上の物価上昇はある程度落ち着いてきている一方で、川下の家賃等のサービス価格の上昇が続いております。需要を抑制するために過度な利上げをすることで、大きく景気後退してしまうリスクがあり、ソフトランディングできるかFRBは難しい舵取りが求められています。

 

 欧州については、ウクライナ情勢が長期化して出口が見えない中、ロシアからの天然ガスの供給に依存していた関係上、エネルギー不足と価格高騰の問題が深刻化していて景気後退は避けられない見通しです。英国では経済政策の失敗からトラス首相が短期間で辞任・交代したように、政治リスクもさらに高まってくると思われます。

 

 現在のインフレは、コロナ禍による中国のロックダウンなどによる半導体や部品等の供給制約とロシアに対する米国や西側諸国の経済制裁などによる資源エネルギー・原材料のサプライチェーン上の問題に起因している部分が多く、供給制約が抜本的に解消されない限りは、需要を減らして物価高騰を抑制するしかありません。

 

 金融政策による利上げでの景気抑制⇒需要減少⇒物価抑制までには数か月から半年以上の時間がかかりそうですが、利上げ幅とスピードを間違うとインフレが抑制できないまま景気後退してしまうスタグフレーションリスクも高まってくるでしょう。利上げのピーク感が出てくれば今まで大きく売られていたグロース銘柄が買い戻されて再び上昇してくると思われますが、その際には持続的に利益成長している好業績の銘柄が選別されていくものと思われます。

  

 

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歴史的な局面でも右往左往しないことが大切

 

 新型コロナパンデミック、数十年ぶりのインフレ・為替水準、ロシア・ウクライナ戦争による世界的な地政学リスクの高まりなど、現在は振り返って見たら歴史的な局面に私達は立ち会っているのかもしれません。年初から不安定なマーケット状況が続いているのも、先行きの不透明感が増しているからだとも言えます。

 

 このような状況下においては誰しも右往左往したくなるものですが、長期の資産運用においては、当初の目標や目的を再確認して、運用方針に則り、ブレずに資産運用を継続していくことが、将来の資産形成をしていく上ではとても大切になってきます。経済情勢やマーケット状況、国際情勢に右往左往して、資産運用を止めてしまったり、評価損が出ているのに売却して積立投資を止めてしまったり、必要がないのに運用方針や投資対象を短期間で変更して売買を繰り返してしまうと、長期で安定的な資産形成ができないばかりではなく、マーケットに振り回された結果、資産運用が上手くいかずに損失が膨らんでしまうことも少なくありません。

 

 こういう時だからこそ、どっしりと構えて長期の資産運用を継続していくブレない心構えが大切になってきます。

 

 弊社では、歴史的な局面であったとしても、長期的な時間軸で物事を捉えて右往左往せずに、短期的な相場動向に一喜一憂することなく、世界経済の成長及び企業の利益成長の恩恵を享受すべく長期・国際分散・厳選投資で基本に忠実に 資産運用の王道をブレずに歩んで参ります。

 

 今後ともありがとう投信をご愛顧いただきますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

 

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ありがとう投信株式会社

代表取締役社長 長谷俊介

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