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不安定な調整局面は長期目線で <月次レポート2022年10月より>

2022年10月05日(水)

不安定な調整局面は長期目線で <月次レポート2022年10月より>

 皆さま、いつもありがとう投信をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。早いもので今年も10月になりましたが、いかがお過ごしでしょうか?季節の変わり目で体調を崩しやすいので、皆さまくれぐれもご自愛ください。

 

 今月から3年ぶりに全国6ヶ所でありがとうファンド第18期運用報告会を開催いたしますので是非ご参加頂ければ幸いです。

   

 さて、先月9月のマーケットですが、世界的なインフレ長期化リスクと米国をはじめとする各国中央銀行によるインフレ抑制のための利上げ動向と景気後退懸念に振り回される1ヶ月になりました。

  

 米国では、8月の消費者物価指数が予想を上回ると月中に開催されたFOMCで0.75%の利上げが決定され、先行きに対してさらなる利上げ見通しが示唆されたことにより長期金利が上昇し、株式市場は大きく調整してS&P500指数は年初来安値を更新しました。

  

 また、欧州においては、ロシアによる予備役招集やウクライナ東部4州でのロシアへの併合に向けた住民投票の実施、天然ガスパイプラインの「ノルドストリーム」の破損など、ウクライナ情勢の長期化による欧州エネルギー問題が深刻化する中で、中央銀行によるインフレ抑制のための利上げが継続し、また、英国金融市場の混乱によりポンドが売られて対ドルで37年ぶりの低水準に下落したことなどにより、株式市場は大きく下落しました。

 

 日本市場においては、各国中央銀行が利上げする中、日銀が金融緩和維持を決めたことにより円安がさらに進み対ドルで1ドル145円台をつけると24年ぶりの為替介入が実施されましたが、効果は一時的で、月末には144円台の円安水準に戻って1ヶ月を終えました。

 

 そのような中で、ありがとうファンドは月間で-5.9%の下落となりました。世界株は-5.4%の下落となり、相対的に出遅れました。参考までに日本株TOPIX配当込みについては-5.5%の下落となりました。

  

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米国金融政策と景気後退リスクに左右される見通し

 

 今後の見通しですが、インフレ動向と今後の米国利上げ見通し、景気後退懸念に一喜一憂する相場展開が続くものと思われます。ロシアによる東部4州の併合の動きによりウクライナ情勢の早期解決が遠のき長期化していく中、資源エネルギー価格、原材料・食糧価格の高騰が今後も続いていく可能性が高まっており、特に欧州ではロシアからの天然ガスの供給に依存していた関係上、エネルギー価格の高騰が深刻化して政治リスクもさらに高まってくると思われます。

  

 現在のインフレ高進は、中国のロックダウンなどによる半導体や部品等のサプライチェーン上の問題やロシアに対する米国や西側諸国の経済制裁などによる資源エネルギー原材料の供給制約に起因している部分が多く、供給制約が抜本的に解消されない場合は、利上げをして景気を抑制し、需要を減少させることで時間をかけてインフレ対応していく必要がありますので、景気後退リスクも増してきております。

 

 さらに、来月11月には米国で中間選挙が行われる予定であり、台湾を巡る米中対立による地政学リスクのさらなる高まりも懸念される中、供給制約によるインフレ長期化、利上げ・金融引締めによる景気後退リスクから、マーケットは引き続き乱高下するボラティリティの高い不安定な相場展開になると考えられます。

 

 利上げによって景気後退リスクが増していく中でも持続的に利益成長していけるクオリティの高い好業績企業が選考される業績相場への移行が進んでいくものと思われます。

   

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不安定な調整局面は長期目線で乗り切ろう

  

 年初から先行き不透明な中、金融市場は不安定な相場が続いております。昨年までのコロナ禍での金融緩和と財政出動による上昇相場から一転しての調整相場が続いており、特にコロナ禍の中、資産運用を始められた方にとっては評価損が出ていて、不安に感じられているお客様も少なくないかもしれません。

  

 新型コロナパンデミックがようやく収束に近づいたと思ったら、インフレ、利上げ、景気後退、戦争、地政学リスクが同時多発的に発生してしまっています。しかしながら、先行きは不透明ではありますが、長期の時間軸で捉えれば資産運用をしていればこういう局面というのは決して珍しいことではなくて何度となく起こることです。歴史を振り返れば、マーケットはむしろ予測通りになることの方がまれですし、上り続けることも下がり続けることもありません。

  

 心理的に不安になり怖くなって資産運用を止めてしまいたくなるかもしれませんが、ここは我慢して耐えることが大切です。初心を忘れずに、こういう調整局面では長期目線で時間を味方につけて将来の目標に向かってコツコツと資産運用を継続することによって将来の長期的なリターンを享受できるものと考えます。

  

 弊社では、このような世界情勢の中でも、長期的な時間軸で物事を捉えて、短期的な相場動向に一喜一憂することなく、世界経済の成長及び企業の利益成長の恩恵を享受すべく長期・国際分散・厳選投資で基本に忠実に 資産運用の王道を歩んで参ります。

  

 今後ともありがとう投信をご愛顧いただきますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

   

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ありがとう投信株式会社

代表取締役社長 長谷俊介

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