将来を見据えて資産運用を継続する<月次レポート2022年1月より>
2022年01月06日(木)
皆さま、新年あけましておめでとうございます。旧年中は格別なご高配を賜り、誠に有難く厚く御礼申し上げます。 本年も皆さまのご期待に添えるように、役職員一同、精進して参りますので、今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
さて、昨年も新型コロナに振り回された一年になりましたが、世界経済は経済活動正常化に伴って景気回復が進み、業種・企業間で格差はあるものの企業業績も上向き始め、積極的な財政支出と大規模な金融緩和の継続によって下支えされた世界の株式市場は米国株を中心に大きく上昇して一年を終えました。
そのような中で、皆さまの「ありがとうファンド」は、様々な国・地域に国際分散し、厳選された質の高い価値ある資産に投資することによってリスクを抑えながら運用した結果、年間で26.1%上昇し安定した運用成果を残すことができました。
また、先月は新型コロナウイルスの新たな変異株オミクロン株の感染拡大に世界株式市場は動揺しリスクオフの流れから一旦調整しましたが、オミクロン株はデルタ株に比べて感染力は強いが重症化リスクが低いことが徐々に明らかになってくると過度の懸念が後退して、月末にかけて世界株式市場は総じて上昇して終えました。
今年の世界経済の見通しですが、新型コロナパンデミックからの本格的な景気回復が期待されるものの、エネルギーや原材料価格の高騰、供給制約に伴う需給逼迫による物価上昇、米国のテーパリングや利上げ見通しの動向が株式市場に大きな影響を及ぼす可能性が高いと見ております。また、米国中間選挙、米中問題、ロシア・ウクライナ問題などの地政学リスクについてもマーケットのリスク要因として注意する必要があると考えており、今年も引き続きマーケットのボラティリティが高まる展開を想定しております。
一方、国内においては、夏の参議院選挙が大きな政治イベントとなりますが、株式市場は新型コロナの感染動向と収束時期、経済活動と企業業績の本格的な回復見通しに左右される展開になると思われます。
また、不確実性が高まり業種・企業間の業績格差が広がっていく市場環境においては、幅広い国・地域への国際分散投資と持続的に利益成長していける質の高い企業への厳選投資がリスク分散の観点からますます重要になってくると考えます。
将来を見据えて資産運用を継続する
新型コロナパンデミックも今年で3年目に入り、当初は未知の感染症でわからないことが多くありましたが、様々なことが明らかになってきました。遅かれ早かれいずれ収束するときが来てインフルエンザや旧型コロナのように扱われるようになってくると思われますが、皆さまの資産運用はコロナ収束後もずっと続いていきます。
現代社会において、私達は生きている限りお金と向き合っていかなければなりません。昨今、投資教育や金融リテラシーの必要性や重要性が叫ばれているのも、資産運用が私達の生活に一生涯関係してきて、資産運用が上手くいくかどうかで人生に大きな影響を及ぼすことになってくるからだと思います。
資産運用で成功するために大切なことは、将来を見据えて資産運用を継続していくことです。その際に気を付けておきたいことは、短期的な相場変動に一喜一憂したり、日々大量に流れてくる情報の洪水に流されたり、今注目されているテーマや人気があって値上がりしている資産や商品に振り回されたりしないことです。
大切なことは、決して派手さや刺激はありませんが、長期的な時間軸の中で、堅実に淡々と、時の試練に耐えてきた伝統的な資産に国際分散投資をすること、一度にすべて投資せずに時間分散投資をすること、そして、将来を見据えて資産運用を継続することによって、分散投資効果でリスクを低減しながら、時間を味方につけて複利効果を享受していくことです。
弊社は今年も引き続きブレることなく「ありがとうファンド」1本のみを運用・直販して、短期的な相場動向に一喜一憂せずに、世界経済の成長及び企業利益の成長の恩恵を享受すべく長期国際分散・厳選投資で優れた運用成果を提供し、お客さまの資産運用を一生涯サポートしていくことを目指して参ります。
また、税理士・公認会計士が立ち上げた独立系の資産運用会社として、お客様の資産運用相談からFPライフプランニング、資産承継、税金・相続問題の解決まで専門家ネットワークを活用しながらお客さまをサポートして参ります。
良い時も悪い時も皆さまと資産運用の目標を目指して、一緒に伴走していければと思っておりますので、今後ともありがとう投信をご愛顧いただきますようお願い申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします!
ありがとう投信株式会社
代表取締役社長 長谷俊介
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