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資産運用はじっくりと時間をかけて<月次レポート2020年10月より>

2020年10月02日(金)

資産運用はじっくりと時間をかけて<月次レポート2020年10月より>

 皆さま、いつもありがとう投信をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。今年は残暑も短く最近ではすっかり秋めいて朝晩の気温も下がってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。体調管理が難しい季節の変わり目なので、皆さまくれぐれもご自愛ください。

 

 さて、先月は自民党総裁選が行われて菅新首相による新政権が発足しました。アベノミクス路線を基本的に継承しながら、新型コロナウイルス対策と経済活動回復を両立させていくことを最優先に掲げ、コロナ禍で様々なところで遅れが明らかになったデジタル化の推進や携帯電話通信料金の引き下げ、行政改革等に向けて動き出した1ヶ月となりました。

 

 マーケットは菅新政権への期待のご祝儀相場と日銀によるETF購入による株式市場の買い支え期待等によって日本株は総じて上昇しました。特に成長期待の高い中小型株が大きく上昇しただけでなく、バリュー株や景気敏感株なども底堅い値動きを示し堅調でした。

 

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 一方で、世界株式市場では、先月までの大きな上昇が一服しおおむね調整した1ヶ月でした。特に米国株の中でもナスダック関連の大手ハイテク銘柄を中心にコロナショック後の大幅な上昇の反動もあり、売られて調整しました。欧州においても新型コロナウイルス感染がイギリスやフランスなどで再拡大している状況から行動制限が強化されるなど、景気回復の遅れが懸念されて調整しました。ありがとうファンドの先月の騰落率は月間-2.1%の下落でした。参考までに世界株は-3.6%の下落でしたので相対的にダウンサイドリスクを抑えることができました。

 

 

 今後のマーケットの注目点としては、来月11月に行われる米国大統領選挙が挙げられます。共和党のトランプ大統領と民主党のバイデン氏の選挙戦の行方に注目が集まっております。米中対立問題の対応をはじめ様々な問題への政策対応は、誰が大統領になるかで変わってくるでしょう。米国の株式市場は、景気対策効果もありコロナショックからV字回復しましたが、9月から調整相場が続きました。今後の大統領選挙の動向や追加経済対策の可否などによっては、相場が不安定になりボラティリティの大きな相場展開がしばらく続くと思われます。

 

 

コロナ禍での新しい日常生活スタイルへの適応

 

 新型コロナウイルスの世界的なパンデミックが始まってから既に半年以上が経過しましたが、感染拡大の収束目処は立っていない状況で世界の感染者数は3000万人、死者数は100万人を突破しました。

 

 国内でも新規感染者は毎日数百人ペースで発生していますが、感染防止しながらの新しい生活スタイルに私達もずいぶん慣れてきて、日々の感染者数の報道にも一喜一憂せずに冷静に対応できるようになってきたと感じます。 一斉休校やマスク不足、GoToトラベルなどへの過剰反応や混乱も収まり、コロナ禍で感染防止をしながらの経済活動再開と新しい日常生活スタイルへの適応が進んできているように思います。

 

 これから秋冬の第二波、第三波には十分に警戒しながらも、私達一人一人がしっかりと感染防止に気をつけて日々生活していけば、再び春先の緊急事態宣言下のようなパニックには陥らずに済むのではないかと思います。

 

 世界中でワクチンや治療薬が開発されて、すべての人が接種できるようになるまでには、少なくとも1~2年はかかると思われるので、あせらずじっくりと向き合っていく必要があると考えます。

 

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資産運用はじっくりと時間をかけることが大切

 

 ところで、コロナショックで3月にマーケットが大きく値下がりしたことや緊急事態宣言で在宅勤務になった人が多かったせいもあって新たに投資を始める人が急増したそうです。大手ネット証券を中心にコロナ禍の中、新規口座開設数が数十万口座になるなど過去最高を更新したようです。米国でも給付金を原資に株式投資を始める若者が増加し、相場上昇も手伝って短期売買で大きな利益を上げたり、レバレッジをかけた投資で元本を失って自殺した若者がいることなどがニュースになりました。

  

 数年前より金融庁が「貯蓄から資産形成へ」と旗を振って地道に長期・積立・国際分散投資の必要性について啓蒙活動を続けてきていましたが、少しずつしか裾野が広がらなかったのに、皮肉にもコロナ禍の緊急事態の中で新たに投資をする人が急増する形になりました。

 

 ちょうどマーケットが大きく下がったタイミングで投資を始めて短期間で大きな値上がりを経験することができた方も少なくないと思います。短期的に見ればいきなり値上がりして利益が出たので良いタイミングで投資できたと考えている人も少なくないと思いますが、中長期的な資産運用の観点で見れば必ずしも良い事ばかりとは言えないと思います。今回短期で利益が出た人の多くは、長期・積立・分散投資ではなく、短期・一括・個別銘柄(集中)投資になっている人も少なくないでしょう。マーケットは今後も上昇するかもしれませんが、急上昇した後は大きく調整したり、しばらく上がったり下がったりのボックス相場が続いたりします。また、個別銘柄投資は、分散投資された投資信託と比べてリスクが高いので、知識のない初心者にはおすすめできません。

 

 たまたまコロナショックのタイミングで始めて利益が出てもそれがずっと続く訳ではありません。特に今回のコロナショック後の株価上昇は実体経済と乖離している中で金融緩和による下支えと将来の回復期待を相当織り込んでの上昇です。業績を伴っての株価上昇と違って、実体経済や企業利益の回復という裏付けなしに株価がどんどん上昇を続けていけばバブルになります。そして、バブルはいつか崩壊することは過去の歴史を見れば明らかです。

 

 マーケットでタイミングよく売買(トレード)して短期間で儲けることは、再現性のない運次第の投機(ギャンブル)と言えるでしょう。

 

 

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 人生設計における老後の資産形成が目標(ゴール)である多くの人にとって、もしかしたら短期的な利益は長期投資で資産運用していくことを妨げるノイズになってしまう可能性があるかもしれません。

 

 本来、投資はすぐに運用成果が出るものではありません。世界経済の成長や企業利益の成長の果実をリターンとして享受するには5年、10年という時間が必要になってきます。一朝一夕にリターンが出るわけではないので、忍耐力や辛抱強さが必要になります。

 

 何事も大きな事を成し遂げるには長い時間をかける必要があります。資産運用でよく言われる複利効果で雪だるま式に資産が増えていくには、1年では難しくて5年、10年、20年と長期間続けていくことが大切です。

 

 最初にビギナーズラックで利益が出てしまうと簡単に利益がでないと、辛抱が続かずに途中で止めてしまうかもしれません。逆にはじめに市場が低迷していて苦しい時期が長く続くと忍耐力がつくので長期の資産運用を継続できて、結果的に大きく老後資産を形成ができるかもしれません。

 

 大切なことは、いつからスタートしても、運用成果は時間をかけて享受できるものであるということと長期間継続していくためには忍耐力や辛抱強さが必要だということです。

 

 

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資産運用を途中で止めないこと~継続は力なり~

 

 長期・積立・国際分散投資で正しく資産運用をスタートしても、継続できなければ資産運用の果実を享受することはできず、老後資産形成の目標は達成できないでしょう。

 

 資産配分をどうするか、どの商品が良いか、いつ・いくら投資するかという資産配分や商品選択、投資タイミングはもちろん大事ですが、資産運用を途中で止めずに継続することが一番大切なことです。

 

 長期で続けていくためには、継続を妨げるものは何かをしっかりと認識して皆さんがそれに対処していくことが資産運用で成功するためには必要であると考えます。

 

 

 弊社では、お客様が資産運用を継続していただけるように一生涯サポートさせて頂きます。

 

 人生には「上り坂」、「下り坂」、「まさか」の3つの坂があると言われますが、資産運用をしていると快晴の日も嵐の日もあります。また、想定外や予想外のことも起こります。日々変動していくマーケットに絶対確実なことはなく、先行きは不透明で不確実性があります。それらを認識した上で良い時も悪い時も皆さまと資産運用の目標(ゴール)を目指して、一緒に伴走していければと思っております。コロナ禍で世の中は大変ではありますが、それに慣れて適応していきながら、供に乗り越えていきましょう。

 

 弊社はこれからも短期的な相場動向に一喜一憂せずに、世界経済の成長及び企業利益の成長の恩恵を享受すべく長期国際分散・厳選投資でダウンサイドリスクを抑えながら安定した運用成果を残せるように資産運用して参りますので、今後ともありがとう投信をご愛顧いただきますようお願い申し上げます。

  

 

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ありがとう投信株式会社

代表取締役社長 長谷俊介

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