相場変動に一喜一憂しない<月次レポート2019年2月より>
2019年02月06日(水)
皆さま、いつもありがとう投信をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。
今年もあっという間に1ヶ月が過ぎてしまいましたが、いかがお過ごしでしょうか?
今年は例年にも増してインフルエンザが流行しているようですので体調管理には気を付けてくれぐれもご自愛ください。
引き続きボラティリティは高く
さて、昨年末からマーケットは激しく乱高下しておりましたが、先月中盤以降は落ち着きを取り戻し、過度な悲観が後退して1月の世界の株式市場は上昇した1ヶ月になりました。しかしながら、米中貿易摩擦による実体経済への悪影響が企業業績に波及する懸念が高まれば再び調整する可能性は少なくないと考えます。また、米国の利上げ見通しの変化が為替相場や株式市場に与える影響も大きく予断を許さない状況はしばらく続きそうです。
国内においては、統計不正問題が大きく関心を集める中、日銀は物価上昇見通しを再び下方修正しました。今年は5月に元号が変わり、10月には消費税率が10%へ増税されることによる景気の落ち込みが警戒されています。足元では英国のEU離脱問題がどのように着地するのかに注目が集まっており、引き続きマーケットのボラティリティは高い状態が続くと思われます。
相場変動は避けられない
元本が変動する金融商品に投資して資産運用をしていく場合、短期的な相場変動を予測したり、価格下落を回避することは難しく、相場変動は避けて通ることはできません。株価は長期で見れば本質的な企業価値と相関があり収れんしていくと考えられていますが、短期ではマーケット全体の動向や需給に大きく左右されます。例えば、株式市場がバブルのように過熱しているときは企業の本質的な価値よりも割高な価格まで上昇したり、反対に株式市場が暴落したときは企業の本質的な価値よりも割安な価格まで下落することがあります。
マーケットの特徴として上下どちらにも行き過ぎるところがありますが、一方でそれはリターンをもたらす要因でもあります。企業の本質的な価値が今後も上昇していくことが見込まれる株式を価格が下がってリーズナブルになったところで購入することができればリターンの獲得につながり、パフォーマンスが向上・改善することになるでしょう。
国際分散投資している弊社のありがとうファンドでは、持続的、安定的に企業価値を向上させて成長していける企業を世界中から厳選している実績のあるアクティブファンドを中心にポートフォリオを構築しております。現在のような先行き不透明なマーケット環境では、アクティブ運用の目利き力がより一層試されて運用成果の差がつきやすい環境であると考えます。
資産運用を継続していこう
投資信託で資産運用をしていく場合、投資先の目利きはプロにお任せしているので、目的や目標に向かってコツコツと時間分散投資しながら資産運用を継続していくことがとても大切になってきます。
マーケットは常に変動しているので、現在のようなマーケット環境は決して特別なものでありません。資産運用で世界経済の成長と企業の利益成長のリターンを享受することを目指していくことは、同時に変動するマーケットに参加していくことでもあります。
「リスクのないところにリターンなし」と言われますが、資産運用においては変動するマーケットに参加しなければリターンを享受することはできません。ですから、マーケットの変動に一喜一憂することなく、これからも皆さまそれぞれの目標に向かって資産運用を私たちと一緒に継続して参りましょう。
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弊社では世界の投資先企業を身近に感じてもらうために、現在全国で【世界の景気敏感セクターをのぞいてみよう」(投資先セクター企業分析)セミナーを開催中です。国際分散投資ファンドとして日本だけでなく世界の広さを感じてほしい思いで、投資に興味を持ってもらえるようになるべく日々の生活に関連するところまで落とし込む内容になっております。景気敏感銘柄とは何か?(vs成長銘柄とは何か?)、輸出入業の為替感応度は?世界時価総額比較、耐久消費材セクター、金融セクター、運輸セクター、エネルギーセクターについて個別企業の事例を交えながら詳しく紹介していきますので是非ご参加頂ければ幸いです。(詳細&申し込みはこちらから)
弊社は引き続き独立系の資産運用会社としての強みを活かして、親会社や系列グループの意向に縛られることなく、本当に良い投資先を厳選して様々な国・地域の価値ある資産に国際分散投資することによって、リスクを抑えながら長期で安定した運用パフォーマンスの提供を目指して参ります。
これからもお客様の資産運用を一生涯サポートしていけるように、役職員一同、力を合わせて精進して参りますので、今後ともありがとう投信を何卒よろしくお願い申し上げます。
ありがとう投信株式会社
代表取締役社長 長谷俊介
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