ありがとう39クッキング!【本サワラの最強漬け】
2018年03月15日(木)
さて、さっそくオヤジギャグですか・・・という声も聞こえそうですが・・・。
今月は西京漬けについて書いてみたいと思います。早いもので私が高校を卒業し板前修業を始めたころから10数年経ちました。修業したての頃の話ですが、西京漬けについてはなかなか恥ずかしい思い出があります。当時まかないの献立で悩んでいたことがありまして・・・それを見かねた優しい料理長がサイキョウ漬け作るから、サイキョウ味噌持ってきてくれと言ってくれました。ラッキー!献立できたと思った私は直ぐに味噌が保存されている倉庫へ行き行きました。倉庫には数種類の味噌かめが陳列されていました。右も左もわからない私は色の濃さなどを参考に最強ぽい味噌を選んで持って帰ったところ、案の定怒られてしまうのでした。こんなことから思い出の一品になります。
~本サワラの西京漬けの作り方~
▼材料(2人分くらい)
-本サワラ 切り身 2切れ
-塩少々
【味噌床】
-西京味噌 200g 程度
-酒 大さじ 1
-みりん 大さじ1
-砂糖 大さじ1
①サワラに塩を振り掛け1時間ほど置いた後、水分を拭き取ります。
中学校の理科で勉強した浸透圧の原理というものがあると思います。塩を振りかけることによって魚の内部から水分を引き出します。私事で大変恐縮ですが、最近太ってきたのでサウナに通い塩を体にぬりたくっております。そんなイメージです。
②味噌床を作ります。
【味噌床】の材料をだまがなくなるまで混ぜ合わせます。味噌は塩分の少ない西京味噌を使いましょう。関東圏では少し高い気もしますが、そこは我慢してください。
③容器の底に西京味噌を塗り、ガーゼ、サワラ、ガーゼ、西京味噌といった順で漬けます。
ガーゼなしでもOKですが、焼く前に西京味噌をサワラから拭き取る際に楽なので、ガーゼが手元にあれば楽ですよといった程度です。味噌を塗る際はゴムべらがあると便利です。最近は便利でゴムべらも100円均一で買えます。そりゃ物価も上がりませんよね。
④1日から2日程度冷蔵庫で漬け込みます。
ここは何度もチャレンジして自分好みのタイミングを探ってみましょう!参考までに私は39時間漬けました!
⑤西京味噌をキッチンペーパーなどで軽く拭き取り、グリルで焼きます!
西京味噌を拭き取らないまま焼くと味噌の部分が焦げてしまうので、余分な味噌は拭き取りましょう。焼き方は切り身の厚さにもよりますが、弱火から中火で片面5分を目安にしてください。
今回は本サワラを例に紹介しましたが、世の中には様々な味噌漬けがあるみたいです。下の写真は、参考までに普通の味噌(西京味噌は高いので・・・)で漬けてみました。豚肉の味噌漬け、青唐辛子の味噌漬けなどなど、肉、野菜何でもチャレンジしてみてください。卵の西京漬けなんて変わり種もあるみたいですよ!
野菜もいけます!
弊社創業記念日の3月9日に漬け始めたので、39漬けなんてどうでしょうか?
ありがとう投信株式会社
ファンドマネージャー 真木喬敏
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