第22期ありがとうファンド半期運用報告(2025年8月末~2026年2月末)
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さて、ありがとうファンドは3月2日に第22期中間決算を迎えました。今月のありがとうブログでは半年間の振り返りを簡単にさせていただければと思います。また、現在全国6ヵ所で開催している第22期半期運用報告会では本ブログで解説させていただく内容に加えて、足元の投資環境の整理・今後の運用方針などまで広げて話しておりますので、是非ご参加いただけますと幸いです。なお、半年間のパフォーマンスの説明については、月次レポートと平仄を合わせる関係で、2025年8月末~2026年2月末までの期間について説明させていただきます。
下図は騰落率と基準価額の推移になります。2026年2月末時点の6ヵ月騰落率は+23.3%となり、米政府機関閉鎖、AI関連設備投資に対する懸念やベネズエラ&グリーンランド問題などいろいろと騒がしい半年間ではございましたが、当ファンドの基準価額は概ね右肩上がりで上昇する半年間になりました。
【騰落率と基準価額の推移】

出所:ファクトセット等より、ありがとう投信作成
※設定来騰落率については、ありがとうファンド設定日の2004年 9月1日からの騰落率になります
ありがとうファンドは世界の国・地域に分散投資しておりますので、各国・地域別の株価推移も見てみましょう。
2025年9月の期初はオラクルがOpenAIとの間でデータセンタ建設に関して3,000億ドル規模の契約を締結したなどを好感し、米国ハイテク関連銘柄を中心に上昇して始まり、米FRBの利下げ決定が世界的に投資家心理を改善させたことも追い風になりました。
10月に入ると、米政府の機関閉鎖への突入や米中対立などリスクは随所で発生するも、OpenAIを中心とした巨大なAI投資ムーブメントを背景に総じて上昇しました。
11月は一転、米大手AI関連企業による巨額の設備投資に対する懸念が広がり株価が調整する局面が見られ、ややボラティリティの高い相場展開になりました。
12 月の世界株式市場は、米大手ハイテク企業のAIへの巨額投資に対する収益性懸念などが嫌気され、米国株は上値の重い展開になりました。一方新興国株式市場では、AI向け半導体需要増の期待を背景に韓国株、台湾株を中心に上昇して年末を迎えました。
年が明けて2026年に入ってからは、米国によるベネズエラ攻撃やグリーンランドを巡る地政学リスクが意識され、世界の投資家は米国株からアジア株や欧州株へシフトし、米ドル離れも加速したことから米ドル・米国株の出遅れが目立つようになりました。一方、日本株式市場のパフォーマンスは堅調で、2月8日の衆議院選挙での自民党の獲得議席数は316議席と、戦後最高となったことがポジティブサプライズとなり、大きく上昇しました。
【マーケットのおさらい】
(現地通貨ベース)

出所:ファクトセット等より、ありがとう投信作成
【AI関連設備投資の恩恵は新興国株へ?】
韓国のメモリ関連企業の株価が大きく上昇

【AIの勝者と敗者?】
インドへアウトソースされてきた仕事がAIに置き換えられるリスクを懸念
韓国のメモリ株と比較すると敗者に見える?

出所:ファクトセット等より、ありがとう投信作成。株価は2025年1月年初を100として指数化、2026年3月3日までの推移(全て米ドル建てでの推移)
【全国6ヵ所で開催している第22期半期運用報告会資料より一部抜粋】

出所:ファクトセット等より、ありがとう投信作成。株価は2023年1月年初を100として指数化、2026年3月3日までの推移(全て米ドル建てでの推移)
次に、為替の推移も見てみましょう。対ドル・ユーロともに円安傾向が続く期になりました。2025年10月に自民党総裁選にて高市総裁が誕生したことから円安傾向が始まり、2026年1月後半までその傾向が継続しました。1月後半にレートチェック観測や為替介入警戒が意識され一旦円高に振れましたが、衆議院選挙で自民党が圧勝するとやや円安に回帰する動きがみられました。
【ドル円とユーロ円のおさらい】

出所:ファクトセット等より、ありがとう投信作成
当ファンドの基準価額は日本円で算出されますので、円ベースでのマーケット推移も見ておきましょう。先ほどの現地通貨ベースの図を円ベースに換算すると以下のような推移になります。
【マーケットのおさらい】
(円ベース)

出所:ファクトセット等より、ありがとう投信作成
次に、あくまでも概算値になりますが、それぞれの投資先ファンドの寄与度を下記のスライドでまとめてみました。基本的には計算期間の組入比率の高いファンドほど当ファンドの基準価額への寄与度が高くなる傾向にありますが、今期は組入比率の比較的高い米国株に投資するファンドのパフォーマンスが2026年に入ってから米国株市場全体のアンダーパフォーマンスの影響を受け、当ファンドの基準価格上昇への寄与が限定的になりました。一方、堅調なパフォーマンスをみせた新興国株ファンドと金ETFは当ファンドの基準価格上昇に貢献しました。
当期の主な投資行動としては、前期から引き続き、米国株式の投資スタイル分散のため、アライアンス・バーンスタイン・アメリカン・グロース・ポートフォリオとアリアンツ・US・ラージキャップ・バリューを一部売却、ラザード・グローバル・エクイティ・フランチャイズ・ファンドを全売却し、グロースやバリューといったスタイルにこだわらずより広範なユニバースから銘柄選択をするラザード・ベイライト・US・ラージキャップ・ファンドに新規投資を開始し、ラザード・グローバル・アドバンテージ・ファンドも買い増しました。さらに、欧州株式の投資スタイル分散も考慮し、アリアンツ・ヨーロッパ・エクイティ・グロース・セレクトを全売却し、より広い投資ユニバースを投資対象としているJPモルガン・ヨーロッパ・リサーチ・エンハンスド・ETFを買い増しました。
【投資先ファンド寄与度】
(概算値)

【投資先ファンドのパフォーマンス】
(2026年2月末時点)

出所:各種投資先運用会社データ、ファクトセットより、ありがとう投信作成、円ベースのパフォーマンス
各国・地域市場ごとに投資先ファンドのパフォーマンスを確認してみましょう。
【日本株式市場】

【米国株式市場】

【欧州株式市場】

【新興国株式市場】

【世界株式市場】

【金ETF】

出所:ファクトセットより、ありがとう投信作成。株価・指数は2025年9月1日を1として指数化、2026 年3月2日までの推移。外貨建ての株価・指数はすべて日次で邦貨換算した日本円ベース
【全国6ヵ所で開催している第22期半期運用報告会資料より一部抜粋】
衰退していく国の株式投資だけで資産形成できるのだろうか?
一人当たりGDPの推移比較

出所:IMF『世界経済見通し2025年10月』より、ありがとう投信作成
以上、簡単ではございますが第22期半期運用報告とさせていただきます。
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ありがとう投信株式会社
ファンドマネージャー 真木喬敏
◆記載内容について: 資料に記載されている個別の銘柄・企業については、あくまでも参考として申し述べたものであり、その銘柄又は企業の株式等の売買を推奨するものではありません。
◆株価指数について:記載されている各国・地域市場の指数は特別注記が無い場合は以下の指数を使用しています。
【日本株】→FactSet Market Indices Japan 配当込み(税引き前配当再投資)
【世界株】→FactSet Market Indices World 配当込み(税引き前配当再投資)
【米国株】→FactSet Market Indices US 配当込み(税引き前配当再投資)
【欧州株】→FactSet Market Indices Europe 配当込み(税引き前配当再投資)
【新興国株】→FactSet Market Indices Emerging 配当込み(税引き前配当再投資)
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