ありがとう39ツアー【鋳物の街!富山県高岡で39コイン鋳造体験】
2018年11月20日(火)
皆様いつも大変お世話になっております。
さて、秋も深まりすっかり肌寒くなってきました、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
先日、鋳物の街富山県高岡に行ってきました。高岡といえば何を思い浮かべますでしょうか?有名どころだと日本三大仏の高岡大仏があります。まさに銅器日本一の高岡の象徴的存在ですね。私は元々大仏マニアでもなんでもないのですが、なぜ高岡へ行ったかといいますと、父のたってリクエストからでした。どうやら父は自分が死んだ際に仏像の一つもないといかんだろと考えて自分のための仏像探しの場として高岡へ行きたかったそうです。あまり前向きな理由ではない気がしますが、たっての願いと言われては断れませんね。
▼町の至る所に銅像あります
駅前にいきなりドラえもん銅像集団!
藤子不二雄大先生の出生地みたいです。
加賀100万石前田家2代目の前田利長公ゆかりの地でもございます。
兜ながいっすね!
鳳凰もいました!
流石鋳物の街!細かいところも綺麗に作られていました。
そして大仏様、でかいです!
大仏様周辺はディープな世界の様です。
▼スズで小皿作り体験をしてみました
さて、父が仏像を選んでいる間時間がありましたので、スズの小皿作りにチャレンジしてみました。高岡駅から北へ20分ぐらい歩いたところに金屋町という地区があります。この町は、前田利長公が7人の鋳物師を呼び寄せ、手厚く保護したことから鋳物産業が根付き、今日の高岡鋳物発祥の地になったそうです。そんな歴史のある金屋町をぶらぶら散歩していると、『鋳物体験できます』の看板が目に入りました。料金は3000円~4000円ぐらいで、スズ製の風鈴、ペーパーウェイト、箸置き、小皿、ぐい呑みなどの鋳物体験ができるとのことでした。39クッキング用の小皿でも作ってみようかなという気持ちで弟子入りしました。
【工程①:デザインを決めます】
1秒で決まりました。『39』です。
師匠が見せてくれた小皿の例
結構いろんなデザインできるみたいです。
【工程②:デザインを砂型に書き写します】
砂型は細かい砂を固めた型のことです。これを彫ったところに溶かしたスズを流し込むことによりデザインが浮き出る仕組みです。
セロハンなどにデザインを描いた後、反対にして砂型へ転記します。
【工程③:ひたすら彫ります】
師匠曰く『彫りすぎて、もう皿じゃねえよ。』確かに!途中から39コイン鋳造する気で彫っていました!
【工程④:彫った箇所の砂などを取り除き滑らかにする薬品をかけて、表面を燃やします】
【工程⑤:スズを溶かし、表面に浮き出てきた不純物を取り除きます】
スズは薄いと普通に手で形を変えることができます。スズの融点は231.9℃と低いので、比較的加工しやすい金属です。また、殺菌作用があるらしく、花瓶の水の中に入れとくと花が長持ちしたりなど、なかなか頑張る金属らしいです。
溶けます。溶けます。
ターミネーターの敵役にこんなやついましたよね。
【工程⑥:溶けたスズを型に流し込みます】
師匠曰く『なかなかここまで体験できないよ』だそうです。ラッキー!
冷やしてパカッと型を開くと、あら不思議39コインが!
【工程⑦:お皿の周りを工具で削って完成です】
通常だと全行程1時間程度で終わるところ、2時間くらい39彫りましたので、通常の方よりも大分重い小皿になりました。
お師匠さん、自由にやらせてくれてありがとうございました!!
もちろん皿としての機能は無く...
39コインとして弊社受付に飾られることになりました。
お師匠さんの仕事場。
なぜか屋久島のヤク貝アクセサリー体験の仙人を思い出しました・・・。
仙人元気かな~。
箸置きもなかなかかっこいいですよ!
▼鋳物体験でお世話になったお店
鋳物工房利三郎
〒933-0841 富山県高岡市金屋町8-11
TEL (0766)24-0852
ホームページ:
http://www13.plala.or.jp/jinpachi/
金屋町には鋳物博物館もあり、前田利長公御愛用のながーい兜が再現されていました。
こんなに重かったら、戦う前に首がおかしくなりそうですが・・・。
戦国武将は気合が桁違いなのでしょう。
昔ながらの町並みを楽しむのもありです!
町の至る所にお寺があります。
紅葉も綺麗でした!
前田利長公の菩提寺である瑞龍寺も是非見学してみてください!
流石加賀100万石!
富山名物寒ブリじゃないですよね・・・。
感謝の溢れる町なんですよ!
【おまけ:参考の参考までにですが、仏像つながりで最後にクイズです。】
問1:下記のマークはとある有名な日本企業のロゴの由来となったマークです。どの企業か答えなさい。(配点39点)
答えはググりましょう!
出所:会社資料
39!
ありがとう投信株式会社
ファンドマネージャー 真木喬敏
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