資産配分基準値の変更について<月次レポート2017年11月より>
皆様、いつも大変お世話になっております。今月のありがとうトピックスでは、今後金ETFを組み入れるにあたり、資産配分基準値を一部変更する旨簡単に説明させていただきます。
昨年9月月次レポートで紹介した『国・地域別資産配分比率決定ロジック』に基づき基準値を次の様に変更いたします。
【国内株式:6%、海外株式(先進国):55%、海外株式等(新興国):33%、その他(株式以外):6%】
前回から大きな変更はなく引き続き新興国と欧州をやや多めに配分し、やや過熱感のある米国市場の状況を鑑みて海外株式(先進国)を3%減らし、55%としました。その分今後金ETFを組み入れることを想定し、その他(株式以外)を3%増やし6%としました。地域別の見通しは運用報告会で説明している通り特段変更はございませんので、このたびの変更は金ETFを組み入れる際の微調整と考えて頂ければと思います。
月報前半部分でも説明させて頂いているように、ありがとうファンドでは無理に上値を狙う運用というよりは、下げ相場において市場相対で下げ幅を抑制することにより長期で安定的な運用パフォーマンスの提供を目指しております。その源泉の一つとして株式とは異なる動きをする金ETFをこのたび一部組み入れるという次第でございます。
▼旧基準値との比較
▼時価総額との比較
参考までに、基準値を決定する際にベースとした、時価総額、純資産総額などのデータを以下に記載させて頂きます。
▼時価総額、純資産総額の世界比較(過去12か月平均値)
▼名目GDPの世界比較(IMF世界経済見通し2017年10月より作成)
▼世界経済におけるエマージング諸国の存在感はさらに増していく(名目GDPの推移)
出所:GDPはIMFより、時価総額と純資産総額はファクトセットより、ありがとう投信計算
ありがとう投信株式会社
ファンドマネージャー 真木喬敏
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