ありがとう39ランキング【世界は広いよ!:時価総額比全体版】

このコーナーでは、色んな角度から39位までのランキングを見てみたいと思います。

          

さて記念すべき第一回目は世界中の上場会社の時価総額を大きい方(円ベース比較)から39社厳選してみました。

なかなか日本勢が出てきません・・・。39位中29位でやっと日本企業最大の時価総額を有するトヨタがランクインしました。時価総額が大きいから、投資対象として良い会社とは言えませんが、投資マネーを引き付けるだけの何らかの魅力があるのでここまで時価総額が大きくなったはずですから、上位10位だけ見ても世の中の大きな動きがなんとなくわかっていただけると思います。10年前、20年前と比較するともっと顕著に理解できると思います。まだ上場すらしていなかった会社も今ではランクインしているわけですから・・・。世界は広いですね~。変化しますね~。

         

▼時価総額比上位10vs日本代表:ほとんどアメリカの多国籍企業が占める。中国のハイテク企業も健闘!

出所:ファクトセットより、ありがとう投信作成、データは2018年7月末時点

       

       

▼39位ランキングの詳細:アップルの時価総額は100兆円を超える・・・トヨタの約4倍・・・

      

2位アマゾンのROE(株主資本利益率)は29位トヨタと同水準だが、アマゾンの研究開発費は約2.5倍の2.5兆円。研究開発費多すぎじゃないかなと思う反面、それだけ価値があるこれからのデジタル社会を支える成長分野の研究ができる会社という考え方もできるとお思います。

      

18位ウォルマートの従業員数は23万人と群を抜いています。スーパーのような伝統的な小売業である同社とEコマースの先駆者アマゾンの10年後はどうなっているのでしょうか?

    

ありがとうファンドのエマージング市場を担当している各ファンドに必ず組み入れられている31位台湾セミコンダクターはトヨタからたった二つ下にいます。近く台湾セミコンダクターがトヨタを抜いていくでしょう。因みに、こちらの調査は上位100銘柄までやりましたが、ランクインできた日本企業はもう2社だけでした。99位NTTドコモ、100位日本電信電話です。日銀の年6兆円規模の日本株ETF買付けの支えがあってもこんなもんです。お金だけ出して、物言わぬ投資家(日銀)が日本企業の大株主になると、ガバナンスが緩み、経営陣の緊張感がさらになくなることでしょう。今様々な業種で起こっている各種不正も他人ごとではありません。

    

   



出所:ファクトセットより、ありがとう投信作成、データは2018年7月末時点で抽出できる直近データ、na、-は開示情報が無いか、ファクトセットのデータベースに無いデータ

      

   

39!

ありがとう投信株式会社

ファンドマネージャー 真木喬敏

         

◆記載内容について: 資料に記載されている個別の銘柄・企業については、あくまでも参考として申し述べたものであり、その銘柄又は企業の株式等の売買を推奨するものではありません。

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