株式と債券の違いって何?【第1回】

2017年08月16日(水)

 今回は、はじめてシリーズの2回目として株式と債券の違いについて解説させていただきます。

 

 前回の預貯金と投資の違いについては、リスクを誰が負担するのか、そして、それによって投資収益であるリターンも変わってくることになると解説させていただきました。

 

 今回は、この投資をさらに深堀して、株式と債券の違いについて取り上げたいと思います。

  

 ところで、皆さんは、株、株式、株式投資というとどんなイメージをお持ちでしょうか?

 

 

 投資をしたことがない方にとっては、難しい、リスクがあって怖い、いくら損した、いくら儲かったというギャンブルや一攫千金のようなイメージを持たれているのではないでしょうか?また、ご両親から株だけには手を出すなと言われているという話を聞くことも少なくありません。

 

 このようにどちらかというと良くないイメージを持たれている人が多いのではないでしょうか?

 

  

 しかしながら、社会人の方で企業にお勤めの方は、自分が勤めている会社名をよく見てみてください。ほとんどの会社は、「株式会社○○」、「××株式会社」のどちらかに分類できると思います。(その他の会社の分類には、有限会社や合同会社などもありますが多くはありません)

  

 また、ご両親がサラリーマンであればお勤めされている会社もほとんどが株式会社であると思います。

  

 このように、株式というのは私たちにとって、実はとても身近な存在なのです。普段何気なく買い物をしているスーパーやコンビニも、通勤に利用している鉄道も経営しているのは株式会社なのです。

  

 

 

 株式というのは、会社を作る時の元手(資本金)を出資してくれた人に渡す持分を表す権利証のようなものだと考えていただければわかりやすいと思います。

    

 例えば、ビジネスを始めるのにAさんとBさんがそれぞれ500万円ずつお金を出資した場合、資本金は1000万円になります。この1000万円の持分を表すものが株式で、この場合、Aさん、Bさんそれぞれ500万円ずつの株式を保有していることになります。

 

 

 

  

 

 

    

 このように株式というのは会社の資本金の持分を表すものであり、株式投資というのは、本来的には会社に出資(投資)すること、あるいは既にある他人が保有している株式(持分)を購入することをいいます。

   

  (第2回へ続く)

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