ファンドのチーム運用について【後編】

2017年04月29日(土)

 次に、ありがとうファンドのチーム運用をファンド構造上の観点から見ていきたいと思います。

  

 ありがとうファンドはファンドオブファンズ(FOF)という形式をとっているファンドです。専門的に分類すれば外部委託型運用のファンドとも言われており、通常自社内で個別企業の株式に直接投資する形をとりますが、FOFの場合は投資先ファンドを通じて個別企業に投資することになります。この投資先ファンドの選定が外部に運用委託していると考えることができます。

 

 例えば、米国株式に投資する場合、自社内で米国株をリサーチして直接投資するのではなく、米国株運用で実績のあるファンドに投資することで米国株運用を外部委託していると考えることができます。

 

 このように考えるならば、ありがとうファンドの運用というのは、日本株運用、米国株運用、欧州株運用、新興国株運用をそれぞれの投資先ファンドの運用担当者・チームに委託していると考えられます。

  

 ありがとうファンドの運用は言わば、アセットクラス毎に選抜された優れた運用チームが集まった、スポーツで例えるなら選抜チームや代表チームのようなものだと考えていただければわかりやすいのではないでしょうか。

 

 

 ですので、非常に多くの運用担当者の力が結集されて、ありがとうファンドは投資先ファンドとの共同チーム運用が実現できていることになります。これは長期国際分散投資を実現していく上において、また長期運用での継続性・再現性という観点からも非常に適した仕組みであると考えております。

 

 なぜならば、一人のファンドマネージャーが属人的にすべて決める運用とは真逆であり、運用担当者の分散を幅広く図ることができていることから、仮に運用担当者の交代や投資先の変更があっても全体への影響は限定されるのでリスク管理もしやすい仕組みとなっております。

 

 このようにありがとうファンドの運用は、運用体制においてチーム運用をしているだけでなく、ファンドの設計上、投資先ファンドとの共同チーム運用も実現できています。

 

 このことによって、ありがとうファンドは、お客様に安心して長期投資して頂ける継続性・再現性のあるチーム運用を実現できていると考えておりますので、今後ともありがとう投信をよろしくお願い申し上げます。

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