ありがとうの本棚(今月の一冊『インフレ・円安・バラマキ・国富流出』)

2026年06月04日(木)

インフレ・円安・バラマキ・国富流出

(日経プレミアシリーズ)新書 - 2026/1/25佐々木融 (著)

      

 

 今月は経済ニュースのコメンテーターとしてもお馴染みのトップ為替ストラテジストである佐々木融さんの新書をご紹介します。

 

 本書では円安と物価上昇によって庶民の生活が苦しくなっている日本経済の現状について、円安の根本原因をわかりやすく解き明かして、今後起こりうるシナリオと防衛策を提示してくれています。

 

 実質金利が大幅にマイナスになっており、円の価値が毀損し続けている中、現金や預貯金では資産を守れなくなってきています。なぜ、円の価値が下がり続けているのか、そして、どのように資産を守るべきなのかについて詳しく解説されています。

 

 中東情勢が緊迫化する中、日経平均株価は6万6000円を超えて史上最高値を更新していますが、バブル経済の頃のような高揚感も経済の過熱感も感じられません。名目の株価が上昇して最高値を更新しているのは単にインフレによってモノの価格が上がり、おカネの価値が下がっているからとも考えられます。

 

 悪循環に陥ってしまっている日本経済の危機の本質を把握し、インフレが進行していく時代をどう生き抜いていけばよいのか、そのヒントを知りたい方は是非読んでみてください。

        

       

  

関連記事