ありがとうの本棚(今月の一冊『姑の遺品整理は、迷惑です』)

2026年05月11日(月)

姑の遺品整理は、迷惑です (双葉文庫) 文庫

- 2022/4/14 垣谷 美雨 (著)

   

 

 今月は『老後の資金がありません』がベストセラーになった人気作家、垣谷美雨さんの実家じまい応援小説をご紹介します。

 

 物語は主人公の50代望登子が、脳梗塞で急死した姑の家に遺品整理のため向かうところから始まります。

 姑は3DKの古い団地で一人暮らしをしていましたが、部屋には昔ながらの大きな押し入れや天袋がついており、至る所に大量にものが詰め込まれていました。望登子は、遺品整理業者に頼むと高くつくからと、仕方なく自力で片付けを始めます。

 片付けを進めるごとに様々な問題が発生しますが、知らなかった姑の顔が見えてきて・・・というお話です。

  

 物語の中で、急に亡くなった姑との対比で、数年前に余命宣告されて亡くなった実母が登場します。望登子は完璧に身辺整理をして亡くなった実母に対して、尊敬の気持ちを抱くとともに、振り返る思い出の品がないことに寂しさを覚えます。

 

 遺品整理は大変ですが、故人を偲ぶ大切な機会になるのかもしれませんね。誰でも直面する問題なので、気になる方は読んでみてください。

        

       

  

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