「R&Iファンド大賞2025」受賞 <月次レポート2025年5月より>

2025年05月08日(木)

 皆さま、いつもありがとう投信をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。先月は国内では大阪万博が開幕し、5月に入り気温も上昇してきましたが、いかがお過ごしでしょうか?

  

 さて、先月の世界のマーケットは、トランプ関税政策に振り回され、相場が乱高下した1ヶ月となりました。

  

 米国トランプ大統領が4月2日「解放の日」に発表した関税政策が想定以上に厳しいものだったため、景気後退懸念が強まり、世界の株式市場は大幅に下落しました。

 

 しかし、その後、トランプ大統領が一部の相互関税を90日間停止したり、自動車関税の一部を引き下げ、さらに中国と交渉の意欲を見せる発言などが安心感につながって大幅に反発し、株式市場はリスクオンの展開となりました。

 

 結局、米国株は大幅安の水準からNYダウは-3.2%の下落、S&P500は-0.8%の下落、ナスダックは+0.9%の上昇の水準まで戻して月末を迎えました。

  

 日本株については、日経平均株が4月7日に31,136.58円まで下落しましたが、大幅に反発して月末には36,045.38円まで戻して前月比1.2%上昇し、TOPIXは+0.3%の上昇で1ヶ月を終えました。為替相場については、先月末に1ドル149円台だったドル円相場は月末には143円台まで4.6%円高が進みました。

  

 

 そのような中で、ありがとうファンドは月間で-3.9%の下落となりました。主に円高によってドル建てのファンドの基準価額が下落したことによる影響を受ける一方で、金ETFが上昇したことによって下げ幅を抑制することができました。

   

   

 

 

 今後の見通しですが、米国トランプ大統領の関税政策にマーケットや世界各国が振り回される展開が続きそうです。アメリカが自国第一主義に向かう中、トランプ政権の保護主義的な経済ナショナリズム政策はこれまでのグローバル化の流れに逆行するものであり、世界経済が分断されて、経済成長が鈍化し、世界的な景気後退に陥っていくリスクが高まってきていると考えられます。

 

 一方で、トランプ大統領の地政学リスクへの対応により長引くウクライナ問題や混迷する中東問題等の解決に向けた進展が期待できるかもしれません。

 

 いずれにしても、今後も世界経済は当面の間、米国トランプ政権の政策に大きく左右される不確実な状況が継続していくと考えられますので、世界株式市場はボラティリティの高いマーケットになると思われます。

 

 ありがとうファンドでは、引き続き様々な国・地域に国際分散投資をしてリスクを分散しながら、世界経済と企業の成長の恩恵を享受するとともに、地政学リスクやイベントリスク、インフレリスクへのヘッジとして金(ゴールド)への分散投資を継続することでダウンサイドリスクを抑制していきたいと考えています。

   

   

  

 

 

「R&Iファンド大賞2025」受賞

  

 この度、皆さまのありがとうファンドは「R&Iファンド大賞2025」の「投資信託10年部門(外国株式コア)」で優秀ファンド賞を受賞いたしました。2021年、2018年に続いて3度目の受賞となり返り咲きとなりました。

 今回、優秀ファンド賞を受賞することができたのも2004年9月のファンド設定以来、多くの皆さまにご支援いただいたおかげであると感謝申し上げます。誠にありがとうございます。

 

 

 

 

部門 カテゴリー
投資信託10年 外国株式コア 優秀ファンド賞

 

 

 今後もありがとうファンドは、ボラティリティの高い不安定な相場環境でも短期的な相場変動に惑わされることなく、お客さまから託されたご資金を長期投資で世界経済及び企業利益の成長の恩恵を長期で享受できるように国際分散投資をするとともに、地政学リスクやイベントリスク、インフレリスクに備えて金(ゴールド)にも投資することでダウンサイドリスクを抑えながら安定した運用成果の提供を目指して運用を行って参ります。  

 

 今回の受賞を励みとし、弊社ではこれからもお客様のために優れた運用成果の提供を目指して運用していくとともに、お客様の資産運用を成功に導く伴走者として一生涯サポートできるよう精進して参ります。
  

 引き続きありがとう投信をご愛顧いただきますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

  

 

 

   

 

   

ありがとう投信株式会社

代表取締役社長 長谷俊介

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