本年もどうぞよろしくお願いいたします<月次レポート2018年1月より>

2018年01月12日(金)

 皆さま、新年あけましておめでとうございます。

旧年中は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

 

 昨年は、世界的に政治イベントが多く地政学リスクが意識された一年でしたが、世界経済は改善基調で好調を持続し、世界の株式市場は米国をはじめ最高値を更新する市場が多くありました。日本株式市場についても、日経平均株価が22,000円を超える上昇となり1992年以来の高値を更新しました。総じて、2017年は世界的に運用パフォーマンスの良い一年となりました。

 

 

 そのような中、弊社では国際分散投資と厳選投資でダウンサイドリスクを抑えながら長期で安定した運用パフォーマンスの提供を目指す運用戦略でありがとうファンドを運用して参りました。その結果、価格変動リスクを抑えながらも年間で21.6%基準価額が上昇して、基準価額、純資産額についても過去最高値を更新することができました。

 

  2018年の世界経済についてですが、弊社では今後の見通しは大きく変えておらず、各国の好調な経済指標が示す通り、引き続き世界経済は改善を続けていくと見ています。しかしながら一方で、株式市場では過熱感のある市場もあり、また北朝鮮問題や中東情勢などの地政学リスクや米国や欧州の金融緩和の出口戦略の動向などリスク要因もあり短期的な調整の可能性も考えられますので、ダウサイドリスクを抑えるために資産配分と厳選投資が大切になってくると考えております。地域別では、企業利益の改善の伸び代が相対的に大きいと考える欧州、新興国市場の資産配分を引き続き時価総額比でオーバーウェイトしていくこと、質の高い利益成長をしている企業に厳選投資すること、さらに、株式と相関の低い資産クラスである金ETFなどに一部投資することによってダウンサイドリスクを抑えて安定した運用パフォーマンスの提供を目指してまいります。

 

 弊社は、今年創業14年を迎えますが、税理士・公認会計士が立ち上げた独立系の資産運用会社としての強みと専門家ネットワークを活用して、お客様の資産運用だけでなく税金・相続・法律問題などの問題解決のお手伝いや企業型DC導入のサポートも進めて参る所存です。

 

 これからもお客様の資産運用を一生涯サポートしていけるように役職員一同精進してまいりますので、本年もご愛顧いただけますように何卒よろしくお願い申し上げます。

 

ありがとう投信株式会社

代表取締役社長 長谷俊介

  

  

関連記事