リフィニティブ・リッパー・ファンド・アワード初受賞 <月次レポート2022年4月より>

2022年04月05日(火)

 皆さま、いつもありがとう投信をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。早いもので今年も4月になり新年度を迎えましたが、いかがお過ごしでしょうか?

 

 3年目に入ったコロナ禍ですが、先月まん延防止等重点措置がようやく解除されました。今年度こそは欧米のようにコロナに関する規制を徐々に撤廃して、マスクを付けない普通の日常生活や正常な社会経済活動に早く戻ってほしいと願うばかりです。

 

 

先行き不透明なウクライナ情勢とスタグフレーションリスク

  

 さて、先月のマーケットですが、世界株式市場は、ロシアのウクライナへの侵攻によって地政学リスクが高まり、リスク回避の流れから、前半はエネルギー価格が高騰し株価は大きく下落しましたが、月半ばに米国FOMCで利上げ開始の金融政策が決定されると、想定内の内容であったことの安心感と大幅に調整していたことからの反動で買い戻しが入り、後半は総じて大きく上昇して1ヶ月を終えました。

 

 また、為替相場は米国利上げにより日米金利差が拡大したことによってドル円相場は大きく円安に振れて3月28日には2015年8月以来となる一時125円台をつけるところまで円安が進みました。

 

 

 そのような中でありがとうファンドは前半大きく調整したのち後半に大幅に上昇した結果、月間で8.8%の上昇となりました。参考までに世界株は6.6%の上昇となり、相対的にアウトパフォームしました。日本株TOPIX配当込みについては4.3%の上昇となりました。

 

 

 今後の見通しについてですが、ウクライナ情勢の先行きは不透明ですが、ロシアへの経済制裁による原油や天然ガスなどのエネルギー価格や小麦などの原材料価格の高騰、供給制約等による物価上昇は今後も継続していく可能性が高く、インフレ高進リスクを抑えるための利上げや金融引締めが景気後退を招きスタグフレーションになるリスクには警戒していく必要があるでしょう。

 

 当面の間は引き続きマーケットは上下に乱高下するボラティリティの高い不安定な相場展開になると思われます。

  

  

   

  

  

「リフィニティブ・リッパー・ファンド・アワード・ジャパン2022」を初受賞

 

 この度、皆さまのありがとうファンドは「リフィニティブ・リッパー・ファンド・アワード・ジャパン2022」の投資信託部門で、最優秀ファンド賞(評価期間:3年 分類:ミックスアセット 日本円 フレキシブル型)を初受賞いたしました。

 

 

 リフィニティブ・リッパー・ファンド・アワードは、世界の20カ国以上で30年余りにわたり、高く評価されており、独自の投資信託評価システム「Lipper Leader Rating (リッパー・リーダー・レーティング)システム」の中の「コンシスタント・リターン(収益一貫性)」を用い、優れたファンドとその運用会社を選定し、表彰するものです。(詳しくはこちら(https://www.refinitiv.com/ja/rlfa2022)をご覧ください。)

 

  

  

 

 

 今回、最優秀ファンド賞を初受賞することができたのもひとえに2004年9月のファンド設定以来、多くの皆さまにご支援いただいたおかげであると感謝申し上げます。誠にありがとうございます。

 

 

 今後もありがとうファンドは、ボラティリティの高い不安定な相場環境でも短期的な相場変動に惑わされることなく、お客さまから託された資金を長期投資で世界経済及び企業利益の成長の恩恵を長期で享受できるように、幅広い国や地域の質の高い企業に厳選投資しているファンドに国際分散投資をするとともに、戦争などの有事やリスクオフ局面で相対的に価値向上が期待できる金(ゴールド)にも投資することでリスクを抑えながら安定した運用成果の提供を目指して運用を行って参ります。  

 

 

 今回の受賞を励みとし、弊社はこれからもお客様の資産運用を一生涯サポートできるように、役職員一同、精進して参りますので、引き続きご愛顧の程何卒よろしくお願い申し上げます。

    

 

 

      

  

  

ありがとう投信株式会社

代表取締役社長 長谷俊介

関連記事