10月にホルダーズミーティングを全国3都市(神戸、名古屋、東京)で開催いたしました。おかげさまで沢山のお客様にご参加頂きました。誠にありがとうございました。
ホルダーズミーティング ダイジェスト動画






当日は3部構成で、第1部が「ありがとう投信からお客様へ」と題して、運用や販売状況のご説明を、第2部がお客様を5人~10人に分け社員も加わってのグループトーク、第3部を質問コーナーとしました。
Holder's Meeting(ホルダーズミーティング)とは?
長期投資ファンドとは、長い時間をかけて投資家と運用者が二人三脚で資産を築いていくものです。資産を築く為には長い時間を要するため、投資家は運用者の語る将来のヴィジョンに共感できるかを判断し、投資を決定しなければなりません。運用者は投資家との間で共有されたヴィジョンの実現の為、日々運用を行います。ホルダーズ・ミーティングは、ファンドの保有者がファンドの長期的な方向性を確認する場であり、方向性について意見、疑問を直接運用者に述べるための場です。また、同じファンドの投資家同士が意見を交換する場でもあります。
第1部の内容を少しご紹介しますと、個人にとっての適切な資産配分について、「一般的には年齢が高くなるにつれて株式の割合を意識的に減らしてゆくべきなどと説明されるが、私たちは、その時々の経済状況に応じた誰にとっても適切となる配分があると考えており、ありがとうファンドもそのような資産配分を目指している」との説明がファンドマネージャーからありました。
また、ありがとうファンドが目指す運用のイメージとして「株価の上昇局面でより大きな値上がりを追及するのではなく、むしろ下降局面でもなるべく小さな値下がりにとどめるような運用を目指すことで、お客様が長期で安心して持っていられるファンドを目指す。」という説明にはしきりに頷いていらっしゃる方がおられました。
第2部では普段他の投資家の方と話す機会がないお客様が多い中、お客様同士の会話の中からヒントを得たり、普段疑問に思っていることを直接社員に聞いてみてすっきりされたという方など、初めての企画でしたが、非常に好評を得ました。
最後に第3部で出た質問とその答えで主なものを挙げてみましたのでご参考にしてください。
- Q.中国などの新興国株の組入れが少ないが?
- A.一つには、中国を代表とするような新興国の市場が、ジャブジャブの資金の流入によってバブルを形成している可能性が高いと考えているからです。バブルならば必ずどこかで破裂します。
- 加えて、サブプライム問題に端を発した不良債権問題が世界的に未解決であって、まだまだ波乱が予想されると私たちは考えているのですが、こういう不安定な局面ではカントリーリスク(その国に固有の「何が起こるか分からない」というリスク)が高まっていると判断しているためです。
- ただし、世界中を対象にして長期投資をしていくという観点からは、新興国の成長を取り込むことは必要だと考えているので、今後、ゆっくり少しずつ新興国株のウェイトを高めていくことは視野に入れています。
- Q.日本株は長期的にみてどうなのか?
- A.日本経済全体で見ると、少子高齢化とか国の過剰債務とか、楽観できないような重要な問題が確かに存在していますから、日本株のインデックス投資のような方法ではパフォーマンスは上がりにくいかも知れません。しかし、個別の企業を見ていくと、そういった問題への対応も既にしっかりと考えて進めている企業が少なからずあり、ありがとうファンドではそういう銘柄をアクティブに選択するような日本株ファンドのみを組入れているので、一般論的な心配は当たらないと考えています。それに、日本全体を考えても、日本に蓄積されている技術やお金、成長エリアである東アジアとの近さなどを考えると、悲観し過ぎる必要はないと思います。
- Q.今はインフレかデフレか、どちらか?
- A.面白いご質問です。確かに身の回りでは、一見すると下がっているようなモノの値段でも、実は量の方を減らしていて実質は値上がりしているというようなケースが少なからず見られますね。しかし、経済の状況という意味では、生産力も雇用も余剰傾向になっている現在は、やはりデフレの方が近いかと思います。
- かつて例がないほど世界中でジャブジャブになっているお金を目の当たりにすると、政策担当者の脳裏に過去のハイパーインフレの記憶がよぎるのもわからないではないですが、ハイパーでないインフレなら経済成長にはプラスに働きますから、まずはデフレ回避の方に全力を注いで欲しいものです。
- Q.資源や商品などへの投資の予定は?
- A.金などのモノそのものへの投資は、ファンドを通じても考えていません。そのモノの本質的価値は変わらずに需給だけで価格が決まるような対象は、長期投資の投資先としてふさわしくないからです。値動きだけに賭けるのは、いくら時間をかけてもそれは単なる『長期投機』です。
- 資源株への投資については、この1年以上ずっと検討を続けており、いくつかの運用会社にはリサーチのために訪問もしています。しかし、残念ながら、私たちが投資できる範囲には、優れたファンドが見つかっていないのです。ただし、今後、もしも良いファンドが見つかれば、それを組入れる可能性はあります。
- Q.ホルダーとして相場に応じた適宜の売買が必要か?
- A.「その必要はないようにしたい」というのが私たちの答えです。長期投資をするときに最も欲しいのは「複利の効果」ですね。長期投資にはこれがあるからこそ、結果的に信じられないようなパフォーマンスが得られる可能性があるのですから。そして、複利の効果を得るためには、投資を「続ける」ことが何よりも大切です。長期投資を続けるうちには上昇にも下落にもたくさん遭遇しますが、実はその中の何回かの数少ない「暴騰」をとり損ねると取り返しがつかないのです。だから、資金繰りに応じて出し入れはしても、コアになる部分は「なるべく長く、なるべくたくさん」投資にまわしていくような意識をもっていただくことが大切です。
- こういうご質問が多かったこと自体、昨年来の下落がお客さまに多大なご心配をおかけしたことのあらわれと真摯に受け止め、「ありがとうファンドを持っていれば安心だ」、「ありがとう投信と付き合っていれば安心だ」と皆様に思っていただけるよう、社員一同、今後より一層精進してまいります。
今回のホルダーズミーティングはお客様と運用会社との距離を縮める為に企画したものです。ご参加されたお客様がそのようにお感じいただけたとしたら社員全員の喜びです。
以上、簡単にホルダーズミーティングの内容をご報告しました。





