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ファンドマネージャー便り

バブルの残したもの

オバマ大統領の演説の中に「バブルの発生を許して、それを破裂させるという愚かな過ちを何度も繰り返してはいけない」という一説があったと記憶しています。(正確な表現は覚えていませんので、大体こんな感じという意味です)

まさにその通りなのですが、少し別の見方も出来るのではないか?と思っています。
バブルというのは、我々の社会が発展して伸びる過程で力が余ってやりすぎる現象のようなものです。逆に言えばより豊かになるという夢とそれが実現するという確信が人々になければバブルは起こらないでしょう。

今回の経済危機を大恐慌と比較すると、GDPの減少の仕方や二桁を軽く越える失業率など、実質で見ると過去の経験ははるかに凄まじいものでした。
大恐慌から80年近く経過して、その間に何度もバブルと破裂を経験してきましたが、その間の成長の蓄積があったために今回の危機が極端にひどいものにならずに済みそうな余裕が出来ているのではないでしょうか。
決してバブルを弁護する訳ではありませんが、社会が豊かになる過程での歪みであったことは事実だと思います。バブルなど全く縁がない冷え切った社会というのも寂しいのではないでしょうか…

反論や異論があることは重々承知していますが、そんなことをふと考えてしまいました。

 

ありがとう投信ファンドマネージャー 村山 甲三郎
2009.4.15

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