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ファンドマネージャー便り

「積み上げること」「縁を得ること」

「株価が安いときに買って、高くなったら売る」
これが出来れば取引で利益が出ます。これは株式投機でしょうか?あるいは長期投資の極意でしょうか?

答えは「どちらでもあり得る」が正解だと思います。
新興株式市場が華やかだった頃、当時のマスコミをにぎわしていたので名前を聞いたことがあった「ライブドア」という会社の株を買ってみたらドンドン値上がりして、売却したら儲かっていた。これも「安く買って高く売った」わけですが、これは株式投機でしょう。それでは「長期投資」の中の「安く買って高く売る」とはどこが違うのでしょうか?

一つは「積み上げること」
長期投資は「手軽な株式投機ゲーム」ではありません。色々な意味で真剣な取り組みです。そしてそれに取り組むのはやはり「資産作り」あるいは「将来の夢」「子供の教育」などの目的があるからです。したがって最終的には「積み上げる」のが目的です。

もう一つは「縁を得ること」
投資対象を良く知っていたり、信頼していたりすれば、簡単に売買して儲かったから「後は知らないよ。サヨナラ」とはなりません。その銘柄ないしはファンドと「縁」ができます。
たとえ何かの理由で売却してもいつかまた買うことになる「おつきあい」になります。保有していなくても「どうしているかな?」と気になります。これが「縁」です。

同じ「安く買って高く売る」ことでも、時間が経ってみるとその違いが驚くほどのものになっているのが分かると思います。

ありがとう投信ファンドマネージャー 村山 甲三郎
2007.4.11

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