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ありがとう便り

8月3日(月)

【 今年の夏 】

先日のテレビニュースでも取り上げていたが今年の夏は少しおかしい。東京のことで言うと何しろ雨が多い。梅雨明けしたはずなのに。
自分の感覚で言うと蝉が鳴いていないのが夏らしくない。
と思っていたらようやく会社からの帰り道に蝉の声がしたので少しホッとした。

自分の知る限りでは欧米人は蝉にまったく関心がない。以前アメリカ人の知人が日本に来ていた時に蝉がガンガン鳴いていたので、「あの虫を英語でなんと言うのか?」と聞いたら知らなかった。
「そもそもあんなうるさい虫になんで興味があるんだ?」といぶかしがられた。彼らにとっては単にうるさい存在なだけのようだ。

子供の頃から蝉取りをしてなじんでいるので、自分にとって蝉は夏の主役の1人である。
まだ夏は始まったばかり。セミたち遠慮せずにドンドン鳴いてくれ。

8月4日(火)

【 家庭の努力を言う前に 】

CO2の削減目標を達成するために、これからは家庭レベルの努力も重要になってくるということです。そのことには大いに賛同します。が、その一方、電車の中やビルの中で冷房が効きすぎて寒い思いをするたび、なんとも割りきれない思いがします。

多くの家庭では、経費切り詰めという別の事情もあって、従来から電気の節約などは生活習慣となっていることと思います。特に冷房に関しては、そもそも寒くなるほどかけっぱなしにするような家庭はほとんどないでしょう。一般家庭に努力を呼びかけるのも良いけれど、まず公共の場での無駄遣いを改めてほしいものです。増税の前に無駄遣いを止めてくれ、というのと同じですね。

図書館、ホテルなどの会議施設、電車の中など、じっとしている場で効きすぎた冷房は苦痛です。この暑いのに、寒さ対策に上着を持ち歩くなど、何と無駄なことでしょう。子連れで出かける時など、本当に荷物が増えて困ります。美しい模様の扇子を一本持ち歩く方が、どんなにスマートで効率的かしれません。

真夏の寒い空間で、背広を着込んでネクタイを締めて澄まして座っている殿方を見かけると、私の眼には悪の根源のように映ります。今でもビジネスの場では背広を着ていないと商談に不利という認識なのでしょうが、そろそろ、「このエコの時代に、真夏に背広を着てくるなんて不届きな輩だ」という風に、皆さん認識を改めてもいいのではないでしょうか。厚着をして歩く人がもっと減れば、無駄な冷房も自然と減るはずです。

8月5日(水)

【 格闘技 】

以前格闘技の観戦にはまった事がある。
ちょうど大晦日だというのに何局ものテレビ局が格闘技の中継をしていた頃だ。
主に総合格闘技というものを中心に何度か実際に会場に足を運んだりもした。
その当時、印象に残ったのは来日する海外の格闘家が口々に「日本は良い国だ、ファンが格闘家を尊敬している。」といった類いのコメントをしていたことだ。もちろんリップサービスも含まれていると思うが、自分なりに解釈すると海外では格闘技=野蛮という認識で、格闘家が蔑まれているのではないかと思う。
逆に日本では、剣道、柔道、相撲、空手など格闘技をする人を尊敬する風潮があるように思う。
海外の選手にしてみればそんな日本の雰囲気に驚いたのかもしれない。

8月6日(木)

【 ワイン 】

最近、少しワインにはまっている。とは言ってもまったくの初心者である。今までは自分から飲むのはビールばかりで、たまにみんなで飲みに行ったときに周りに合わせて少しワインを飲むことがあったくらいである。当然、赤か白かの違いくらいしかわからずに飲んでいた。

少し前に、最寄り駅の駅前のお店でワインを買って自宅で飲んでみたところ、とても美味しかったので、興味が湧いて色々と試してみている。ワインの入門書を読んで、ブドウの品種、産地などの違いを勉強してから飲むようにしている。ようやく基本となるブドウ品種を赤、白それぞれを一通り飲み比べてみたところであり、自分の好みの品種もわかってきた。以前はまったく違いがわからなかったのに不思議なものである。

飲みすぎには注意して、今度は色々な産地のワインを一通り試してみようと思う。

8月7日(金)

【 新型インフルエンザ 】

前に、知りたいのは正しい情報だと書きましたが・・・。

5月初めに新しい患者が1人報告されては大騒ぎしていた頃、あれは確かに過剰反応・報道でしたね。その後、マスコミが一斉に沈黙したのは自粛か他粛か知りませんが、当然のことでしょう。その後も患者数は増え続けていますが、これも当たり前のことです。検疫にはじまる一連の手立ての目的は流行阻止ではなく、対処できないほどの爆発的流行にならないように蔓延を遅らせることにあるのですから。

さて、5月中旬頃の1日あたりの発症数は、多い日でも50名余りでした。これが直近はどの程度になっていると思いますか?

・・・実は、わからないのです。だんだん増えて7月中旬には1日当たり250名を超えましたが、累積患者数が5千名に達した7月下旬以降、厚生労働省のホームページ上で開示されなくなってしまったのです。(私の見落としかも知れませんが、少なくともそれまでと同じ場所には開示されていません。)

その代わりに、入院患者数とかICUや人工呼吸器の使用状況などが新たに開示されるようになっていますが、これはひょっとして、とてつもなく大変な危機的状況に陥りつつあるのでは?・・・隠せば隠すほど、このような憶測と恐怖がジワジワと広まるとは考えないのでしょうか。情報を隠す、小出しにする。これではまるで、不祥事が発覚した企業の典型的なまずい対応と同じですね。

8月10日(月)

【 祝いの形(報告編) 】

7月31日のありがとう便りの続編です。
夏の練習で真っ黒に日焼けした水泳部の学生たちに案内され、ロッカールームに顔を出すと、そこにはもやしっ子(私の目には色白の同期がそのように映った。もちろん私もだが・・・)たちの姿が。ハガキの案内の通り、みんな競泳水着を身につけている。やる気満々だ。
挨拶もそこそこに、「よし、行くぞ~!」と声を上げたのは、もやしっ子の中のもやしっ子、今や県の教育長になった当時の顧問の先生。イアンソープが身につけ話題となった全身型水着を着用(今回のために大急ぎで買いに行ったそうです)し、プールサイドに駆け上がる。
指示通り「50メートルお祝い型」をそれぞれが披露し、一言ずつお祝いの言葉を述べる。
マイクを向けられた教育長から発せられたお祝いのメッセージは、「なんも言えねぇ~!」。
よほど仕事でストレスを抱えているのだろう・・・。
後輩たちよ、これが男子校魂だ。

8月11日(火)

【 常識破りのエネルギー 】

以前プロの将棋棋士の戦いのことをありがとう便りに書いたことがありました。
いわゆるタイトル戦に出るようなトップ棋士の話でした。
この世界のことで最近気がついたことがあります。若手棋士の戦い方に変化が出ています。
それはこういうことです。

どんな世界でも「常識」や「皆が当たり前だと思っていること」があります。将棋の戦い方にも「こういう局面ではこの手は絶対に指さない」という常識があります。特にプロはそういう判断は考えるまでもなく一瞬で出来ますので、そういう手は読まないのです。
最近の若手の強い人のなかにそういう常識破りの手を平気で指す人が出てきました。昨年度の年間勝率でトップの2人の宮田敦史5段と糸谷哲郎5段などがその代表格です。ランクの上の先輩棋士たちの常識(つまり将棋界の常識)からすると外れた手を平気で指します。それでいて勝率7割5分と勝ちまくっている。
常識破りは強いエネルギーを出します。当たり前だと皆が思っていることを覆す力は将棋界だけではなく今の日本の社会全体も必要としているような気がします。

8月12日(水)

【 愛用の料理本 】

私の場合、料理の本というのはどんなに愛用していても、一冊のうちで実際にしばしば参照するレシピはせいぜい7~8種類くらいで、この本の中ではほとんどこれしか作らない、という料理の本が何冊もあります。逆に言うと、この料理を作るときはこの本のレシピ、と決まっていたりするわけです。

そんな中の一冊に、学生時代に買った古い本があります。この本からいつも作るのは、『ニース風夏野菜の煮込み』という料理で、最近の本であれば多分『ラタトゥーユ』と呼ばれている料理ではないかと思われます。この本はほとんどラタトゥーユのためだけに本棚に載っているようなものですが、永きにわたって愛用している本なのです。ラタトゥーユはトマトを気前よく煮込んでしまうので、トマトが安く手に入らなければとても作る気にはなれない料理です。

先日もスーパーで少々熟れすぎのトマトを見つけたので、これを作ることにしました。ひたすら多種類の野菜切って煮込むのですが、材料の中に「きゅうり」というのがあります。今の本なら間違いなく「ズッキーニ」と書かれているでしょう。本が出版された当時は日本では手に入らない野菜でした。それでも当時これを見た私は、本当はきゅうりではないはずだ、と気が付いていて、いつもきゅうりを入れずに作っていた覚えがあります。

時代は流れて、ズッキーニも日常的に食卓に載ることができるようになりました。ですから私も迷うことなく、「きゅうり」を「ズッキーニ」と読み替えて料理します。ところがその日はズッキーニが手に入りませんでした。一方きゅうりは大安売り。そこで初めて、レシピ通り本当にきゅうりを入れてみることにしました。さて、結果は?

水分の多いきゅうりはほぼ完全に煮崩れて形を留めていませんでした。やっぱりきゅうりは入れずに作るのが正解みたい。…ちなみにズッキーニはきゅうりの仲間ではなく、かぼちゃに近い野菜だそうです。

8月13日(木)

【 座談会 】

先日社内で座談会を行なった。長期投資をテーマに2時間近く、結構盛り上がった座談会となった。
座談会形式の良い所は人の発言に触発され、意外な発言も飛び出すところや誰かの問いに対しもう一歩踏み込んだ回答が新鮮だったりする所だろうか。
時には脱線し雑談と化してしまうこともあるが、そこはご愛嬌。誰かが元のレールに戻す。
そんなにぎやかな社内座談会の模様はいずれ近いうちに皆様にもお届けしたいと思う。
ご期待下さい。

8月14日(金)

【 枕 】

先日、古くなったベッドを買い替えた際に枕も新しいものにしました。枕はマットに合わせて作られたものでした。

新しいベッドはマットがやわらかくて非常に寝心地がよいのですが、枕が変わったせいか首が凝るようになりました。妻も同じものを購入したのですが、妻の方は全然問題ありません。首も凝らないし快眠とのこと。

1週間くらい様子を見ましたが改善されないので、普通のオーソドックスな枕を買ってきて使ってみました。すると枕が合っているようで首も凝らずに快適でした。

合わなかった枕は、低反発タイプのものでそれなりの値段がしたのですが、個人差があるから合う、合わないは実際に使ってみないとわからないのだと思いました。

8月17日(月)

【 盆休み慣れ 】

先週火曜日の朝、家の最寄の駅で電車に乗ったら、空いている座席がありました。さらに、途中の、いつもは乗ってくる人の方が多いターミナル駅でも降りる人の方が多く、複数の空席がある状態で何駅か進みました。台風9号の影響もあったのでしょうが、年末(12/30)や年始(1/4)を含めても、こんなことは初めてです。大型の休みの人が、今年は多かったのかも知れません。

さて、昨年のお盆は、『家内が子どもたちを連れて帰省しているので、家に帰ってもさみしいから飲みに行きます!』と書きました。ちなみに昨年は、その間の飲み会は1回で、それ以外は、ちゃんと自炊していました。

そして、実は今年も、先週の火曜日から土曜日まで独りだったのです。しかし、今年はこの間に3つの飲み会がありました。もちろん、わざとそうしたのですが、これは「進歩」と呼べるのでしょうか?

8月18日(火)

【 明け方の珍客 】

緊急の呼び出しを受けて出勤していた妻から、明け方電話があった。
「今どこ? 迎えに行くよ」
「家の前だよ、だけど近づけない。」
「ん?」
眠い目を擦りながら玄関のドアを開けると、そこには体長1メートル程の小さな青大将が寝ていた、ように見えた。コンクリートの冷たさがよほど気持ちよかったのだろう。触っても、掴んでもほとんど動かない。そっと場所を移動してやり、妻の救助完了。じっくりと観察する良い機会だと、物音で起きてきた娘と二人でしばらく観察をする。
「蛇さん足ないね~。どこかに忘れてきたのかな。」
顔面蒼白だった彼女にも、ようやく血の気が戻ってきた。
はて? この青大将どこかで一度会ったような記憶が・・・。
気のせいかな。

8月19日(水)

【 30年来の親友が亡くなりました 】

先日、30年来の親友が亡くなりました。
お通夜と告別式があって、その翌日の夜のことです。会社からの帰り道を歩いていました。
自宅の近くまで来た時に頭の斜め後ろで「ポン」という大きな音がしました。テニスボールがラケットに当たった時や紙袋を膨らませて勢いよくつぶした時の音に似ていました。すぐ後ろで聞こえたので近所の家の中から聞こえたとは思えません。
思わず振り返りましたが誰もいませんしボールも転がっていませんでした。
笑われるかもしれませんが、友達がやってきて「こっちを向けよ」と教えてくれたのだとすぐにわかりました。
家に帰って話したら家人も同じ意見でした。
先週のお盆の時には皆様のおうちでも大勢お客様が来ていたのではないでしょうか。

8月20日(木)

【 セールスの電話 】

法整備の効果もあってか以前ほどではなくなりましたが、少しでも金融市場が活況になってくると、今も金融会社を名乗ってセールスの電話がかかってきます。あまり付き合うつもりはないのですが、中には一風変わったものもあって、ついからかってみたくなってしまうこともあります。

2~3か月前に、モンゴルの資源開発に投資するプロジェクトに出資しませんか、というのがありました。それだけなら、リスクが高すぎるからうちは結構です、というだけのことなんですが、それを、債券だから元本保証だと言って勧めるんですね。まったく、誰が保証してくれるのやら。そういう時、胡散臭い話をよくまあ頑張って考えてくるなあ、と感心してしまうものですから、その後2回くらいまた同じ案件の電話を取る羽目になるのです。

つい先日は、「昨年お電話しました○○です~」と、親しげにかかってきたのもありました。「その際に、がんばってくださいと励まして頂いたのが嬉しくて、海外転勤のご挨拶にお電話しました。」というのです。私はまた余計なこと言ってからかっちゃったのかなと反省しつつ思い出そうとしましたが、まったく心当たりがありません。その人物は挨拶と称して家にまでやって来ました。住所はどこで手に入れたのだろう…?昨今しばしば報道される、顧客情報の漏えい事件が頭をよぎります。

ニュースにならなくても、個人情報というのは常にあちらこちらから漏れ出しているのでしょう。それにしても、昨年電話で話したというのは本当なのか、でっち上げなのか…???

8月21日(金)

【 パソコン 】

今週、私が会社で使っていたパソコンが寿命を迎えた。会社が創立された2004年に一斉に購入したパソコンの中の一台でちょうど5年が経過していた。最近調子が悪くなっていたので心配していたが、朝起動しようとしたら画面が真っ黒になりそのまま起動しなくなってしまった。パソコンの寿命は4~5年くらいと聞いていて想定はしていたが突然動かなくなったので正直言って困ってしまった。

すぐに新しいパソコンを注文したが、届くまでに1~2週間はかかるそうである。仕方がないので空いている席のパソコンを使って業務をしているが、なんだか居候のような感じで落ち着かない。

できるだけ早く新しいパソコンが届いてほしい。

8月24日(月)

【 期日前投票 】

週末、1週間早く選挙に行ってきました。家の近くの市役所の出張所に行ったのですが、駐車場入り待ちで道路に車の列ができていました。場内には、スタッフも20人近く詰めており、私は今回が初めてだったのですが、いつもこんなに期日前に投票する人は多いのでしょうか? それとも、やはり今回はみんなの関心が高いからなのでしょうか?

私の期日前投票の理由は「仕事」でしたが、「旅行」とかも選択肢にある用紙の四角にチェックするだけでしたし、本人確認も投票案内のハガキを出すだけと、かなり手軽にできることがわかりました。次回からも、無理して選挙に行く時間をつくらなくても、これを活用すればよいとわかりましたので、どんどん意思表明をしていこうと思います。

さて、来週末の私の「仕事」は、資産形成応援セミナーin九州です。29日(土)は福岡、30日(日)は鹿児島に参ります。会場の近くにお住まいで未だお申し込みをいただいていない方、ご都合がよろしければぜひおいでください。お待ちしております。

8月25日(火)

【 市民プール 】

週末は子どもを連れて市民プールに出かけてきました。さぞ賑わっているかと思いきや、駐車場はガラガラ、場内も閑散としており、一レーンを独占できるほどの空きようでした。
どうやら、ウォータースライダーや流れるプールがある近くの市民プールに客を奪われているようです。
三市合併により、利用できる市民プールが増えました。銀行と同じで、経営効率化のため近い将来「統廃合」もありうるのかもしれません。

8月26日(水)

【 セミたち 】

8月の初旬に天候不順で雨の多い今年の夏のこととセミの鳴き声の話をありがとう便りに書きました。その後お盆の頃から暑さが戻ってきてセミたちも元気に鳴くようになって喜んでいましたが、先日歩きながらミンミンゼミやアブラゼミの声を聞いていて何か物足りないのに気づきました。

「他のセミたちはどうしたんだろう?」

自分の子供の頃もセミの世界の中心は先ほどの2種類でしたが、他にも「オーシン」(ツクツクボウシの鳴き声が呼び名になっていた)や「ニイニイゼミ」「カナカナ(ヒグラシのこと)」などが脇役で鳴いていました。ツクツクボウシの印象はとても神経質。せわしなく鳴いて、常に狙われていることを警戒するようにすぐに飛び立ちます。ニイニイは珍しくてなかなかお目にかかれません。カナカナは日暮しというように夕方の深い林で鳴いていて街中にはいません・・・

というようなことを思い出しながら歩いていると偶然ツクツクボウシが鳴いていました。

「どこに止まっているのかな?」と木を見上げるとたちまちそれを意識して鳴き止んで逃げていきました。この性質は昔と変わらないな、となぜかとても満足した気分になりました。

8月27日(木)

【 市場は友達 】

衆院選が近づいてきました。投票率がかなり高くなりそうだとか。大変結構なことです。

衆議院の解散時に首相は「行き過ぎた市場主義からの決別」という表現を使いましたが、最近「市場」はすっかり嫌われ者になってしまって、どの党の政見を聞いても悪口ばかりです。そもそも「市場」はこの国では文化的に受け入れてもらっていないんじゃないか、と感じることがしばしばありますが、それに加えて「反市場」がすっかり今どきのファッションになってしまいました。

確かに市場は失敗もしますし暴走もします。しかし昨今のように、実は政策の不備であったり経済運営の失敗であったりするはずの問題が、何でもかんでも「市場」のせいにされているのを見ると、可哀そうになります。長年金融市場とともに生きてきた身からすると、旧来の友人がいじめられているのを見ているようで、本当はいいやつなんだよ、優秀なやつなんだよ、とかばってやりたくなります。

市場は難しい、思うように動かない、扱いづらい。だからと言って拒否しないで、仲良く付き合っていこうという発想を、皆が持ってほしいとつくづく思う今日この頃です。

8月28日(金)

【 不毛地帯 】

現在山崎豊子さんの小説「不毛地帯」を読んでいる。全5巻の大作だが、秋にテレビドラマ化されると聞きその前に読んでしまおうと意気込んでいる。過去には「華麗なる一族」「沈まぬ太陽」も読んだが、「沈まぬ太陽」も秋にも映画化されるというからこちらも楽しみだ。

 山崎豊子さんといえば、事実関係の綿密な取材で有名だが、この「不毛地帯」にも明確なモデルとなる人物がいるそうである。しかし、本の最初には以下のように書かれており、つい笑ってしまった。

 「これは架空の物語である。過去、あるいは現在において、たまたま実在する人物、出来事と類似していても、それは偶然に過ぎない。」

8月31日(月)

【 政権交代 】

皆さんご存知のように昨日衆議院選挙が行われ、自民党が大敗し民主党が圧勝しました。これによって民主党に政権が交代されることになりました。

事前の予想通り民主党が大勝したのは、長らく続いた自民党政権への不満・不信と閉塞感漂う日本社会を変えてほしいという期待の大きさの表れだったのではないかと思います。

しかしながら、本当に大切なのはこれからで民主党はマニフェストに掲げたことをきちんと実行していくことはもちろん、様々な難題を解決していかなければなりません。期待が想像以上に大きかった分、もし自民党政権の頃とあまり変わらない結果しか残せず期待はずれに終わった場合、国民の民主党に対する失望感は想像できないものになるでしょう。

惨敗して野党になる自民党も大変でしょうが、民主党はもっと大変だと思います。
民主党は、大勝したことに決して安心することなく難題の解決に取り組んでいって頂き、日本を活力ある国に変えていって頂きたいと思います。

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