ありがとう投信は、お客様に様々な情報をお届けすることで、お客さまとより密接な関係を築いていくことを目指しています。


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ありがとう便り

5月1日(火)

【明け方に】

キー、ドカン! 

今朝5時頃、自宅近くのバス停に乗用車が突っ込んだ。慌てて外に飛び出すと、単独事故を起こしたドライバーが自動車の外で蹲っていた。目の前は交番。警察官もすぐに現場の整理に取り掛かる。

警察官が交通整理をする傍ら、救急箱を持って駆けつけた救急外来の看護師さんの的確な指示を受け、近所の人と右上腕部を負傷しているドライバーの止血処置。とは言っても、自分の血を見ることも苦手な私は、救急箱の中から指示された道具を渡すだけで何もできなかったが。幸いドライバーの女性も命に別状は無く、救急車で近くの病院に搬送された。

それにしても、直線道路で単独事故とは。居眠りか。早朝の時間帯でバスも運行前だったこともあり、バス停に人が居なかったことが不幸中の幸いである。

GW期間中、街には人が大勢繰り出す。交通事故にはくれぐれも注意したい。

5月2日(水)

【ふるさとの山に向かって】

連休中に墓参りに行き、久しぶりに実家があった街の奥にある山の近くまで出かけました。一泊そこに泊まる事にしたので、たっぷり時間をかけてふるさとの山を眺めることができました。

生まれた家を出て30年近く経っていますが久しぶりに見る地元の山々がとても新鮮に見えました。と思っていたら新鮮なのは「季節」のほうだと気がつきました。桜が散っていっそう暖かくなった後の若葉が一斉に飛び出して山が膨らんでいます。そばを川が流れていますが、いつも夏休みに来ていたのでこの季節の川の水の色が夏よりもはるかに澄んで綺麗なことに今まで気がつきませんでした。天気が良かったおかげで川面に照り返す光と山の影のコントラストも美しい。黄金週間といわれる訳がこの歳になってようやく理解できた気がします。

「ふるさとの山に向かいて言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな」(啄木)

5月7日(月)

【新型ゲーム機】

連休後半に久しぶりに実家に帰省した。

家に帰ってみるとそこには任天堂の最新ゲーム機があり、今までテレビゲームをまるっきりやろうともしていなかった母親まで遊んでいた。これには正直言って大変驚いた。

話には聞いていたが私も実際にやってみるのは今回がはじめてであったが、これがとても面白い。主にテニスゲームで遊んだのだが、実際にラケットを振る動作をするとそれに合わせて画面上のプレイヤーがその通り反応する。今までのゲームはコントローラのボタンを押していただけなので、それと比べると新感覚でとても新鮮だった。 

実際に身体を動かすので多少の運動不足解消にもなるし、家族で対戦すると盛り上がり、まさに大勢で楽しめるエンターテイメントである。また、身体を動かすので長時間プレイすると疲れてくる。そのため適当な時間でゲームを終了することになり、テレビゲームのやりすぎによる視力低下も防止できる。

みんなで楽しめて運動不足解消にもなり、目にもやさしい設計になっている。さらに今までゲームになじみのない人達をうまく取り込んでいる。売れすぎて常に在庫入荷待ちになっている理由がわかったような気がした。

新型ゲーム機で遊んだりして家族とのんびり過ごせた連休でした。

5月8日(火)

【来年こそ】

何処へ行っても混雑するゴールデンウィークは基本的に家でゆっくり過ごしたい自分である。子ども達はそれぞれ旅行へ行ったりアルバイトに明け暮れていたりで、すっかり手が離れた今では連休だからと言ってまったく気遣う必要が無いが、近所が旅行などへ出掛けて雨戸が閉じられひっそりしている光景を見ると、せめて一日くらいは家内を何処かに連れて行かなければならない気がするのである。そこで、手頃な場所が「湘南」になってしまう。

今回はこどもの日の昼過ぎに「江ノ島」へ向けて家を出発した。慌しい日々から開放されるには「海」を見たくなる。江ノ島へは自宅からは小一時間で行ける距離なので気晴らしには最高であり、今回は昨年予定を変更したために行けなかった「新江ノ島水族館」へまず足を運んだ。大混雑を覚悟していたが予想外にもスムーズに見学する事が出来たが、その後江ノ島へ遅い昼食を摂りに渡った「弁天橋」は人の大渋滞であった。食事処はどこも長~い行列が出来ていてウンザリ。結局通りがかりに空席が目に入った店に飛び込み定番の「生しらす丼」を注文したところ“売り切れ”で残念至極。しかも、お参り好きな家内は「江島神社」参拝を楽しみにしていたがこちらも大渋滞でギブアップ。結局憂さ晴らしに「さざえ」と「釜揚げしらす」を少し多めに買い込んで帰路についたのであった。

やはり連休は家でのんびりしているのが一番だと思うが、参拝好きな家内の為に来年は少し計画を立てて“風林火山”の後に続く“陰雷”を探求しに葡萄畑の方へでも連れて行こうかな~と“さざえ”と“しらす”を肴に昨年の社員旅行の際に購入した“ルバイヤート”を家内と傾けながら密かに考えた今年のゴールデンウィークであった。

5月9日(水)

【歴史探訪】

連休に妻の祖母が住んでいる三重県津市に行ってきました。

津市は戦国大名藤堂高虎が治めていた土地だったそうです。藤堂高虎は城作り町作りの名人でもあり、津市は津城下町として開けた町でした。祖母の家のすぐ裏には藤堂家の墓所があり、少し歩くと津城があるので、朝早く起きて歴史めぐりの散歩をしてきました。

また、三重県といえば伊勢市に伊勢神宮があります。豊かな自然の中にある神宮は、私が今まで体験したことの無い、何と表現したらいいかわかりませんが、神聖な気持ちになる場所でした。ただ、連休ということもあって初詣のように参拝される方々が、ずら~っと並んでいてゆっくりとできませんでしたが・・・。その他に明治の頃、御木本幸吉が真珠の養殖を世界で初めて成功した島「ミキモト真珠島」のある鳥羽にも行ってきました。

東京へ帰る途中に名古屋へ立ち寄り、国宝に指定されていた本丸御殿の復元をめざしている「名古屋城」を見たり、陶磁器で有名なノリタケの本社敷地内にある「ノリタケの森」で、日本の洋食器の歴史を感じることができました。華麗で細かい色彩の豪華な製品が並ぶ中、大正の頃に出てきたシンプルだけどデザイン性の高いアール・デコ様式の製品もあることを初めて知りました。このデザインが復刻されないかと密かに期待しています。

今回の旅行は歴史をめぐる旅となりました。2泊3日の短時間で色々な所へ行き目が回る思いでしたが、いい経験ができました。

5月10日(木)

【自立への道】

今週「ありがとうファンド」のお客様の数が4000を超えました。

「それがどうした?」と言われてしまうかもしれませんが、弊社にとってはなかなか意味深い数字です。ご存知の方もいると思いますが弊社は創業以来赤字が続いています。極めて小さいサイズで始まりましたので当たり前です。しかしその状態のままでは「長期投資を目指す運用会社が赤字のため短期間に行き詰ってしまった」という冗談にもならない事態になってしまいます。それを避けるために何とか赤字からの脱却を目指してきました。と言っても「必要なこと以外は無駄を省く」ことを徹底してきただけですが・・・

まだまだ目標には達していませんが、山登りで言えば「あの尾根を越えれば」と思っていた「お客様の数4000件」にはたどり着きました。

3年前に始めた時には雲の上で仰ぎ見ようとしても霞んで見えなかった尾根に立ったことで、特に祝杯を上げるわけでもなく静かに喜んでいます。何しろまだまだ始まったばかりの登り道ですので、手放しで喜んでいるわけには行きませんから。

しかしこれまでの歩みは、多くの方々のご支援がなければとてもではありませんが不可能だったとおもいます。そのことに思いを致し心より深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

さて、一息ついてまた出発いたします。

5月11日(金)

【ばっきゃ味噌】

春の食材として人気の高い蕗の薹。岩手県の内陸部では蕗の薹のことを「ばっきゃ」と呼ぶ。

春、雪解けの季節になると、小川のほとりに蕗の薹が目を出す。子どもたちは絶妙なタイミングでばっきゃを採取し、台所のおばあちゃんのところに持っていく。

そこに自家製の味噌、みりん等の調味料を加え、擂り粉木でひたすら擂る。こうしてできるのが「ばっきゃ味噌」。ご飯にかけても良し、魚に乗せて焼いても良し。苦味の中にも食物が本来もつ僅かな甘みがあり、白いご飯が何杯でもいける。

自然の恵みを自らの手で食卓まで運び、季節の味を直に感じる。そんな子どもたちが羨ましい。

5月14日(月)

【三十路】

本日、誕生日を迎えて30歳になった。

29歳から1歳しか年をとっていないが、30歳になったということは1歳以上の大きな意味があると感じている。

20代の頃は、前職でも年齢以上の責任ある仕事を任されてチャレンジして頑張ってきたつもりだが、外部の人からみれば所詮は若手の20代という視線があり多少の歯がゆさがあった。だが、30代になればどこの会社でも中堅で会社の中心となっていかなければいけない責任ある立場である。外部の人から見れば仕事が出来て当然という視線がそこにはある。

昨日と今日で仕事の内容が急に変わる訳ではないが、20代と30代とでは明らかに意識を変えていかなければならないと思う。 

また、日々の生活においても今以上に責任ある行動をとっていく必要があると思う次第である。

5月15日(火)

【OK牧場】

国際金融センターである香港で勤務していたまだまだ30歳の青い頃の話しであるが、ある時、額面2000億円という日本国債の「登録済証」を地元の人間が持参し、それを担保に株式の取引を要求して来たのである。証書を拝見すると当時の大蔵大臣の印鑑がもっともらしく押捺されていてかつて本店財務部に勤務していた頃、毎日のように実物を見ていた目でも真贋の区別が付かないほど精緻に作られていたのである。

それを受けるか否かの緊急社内ミーティングが行われ、社長以下営業関係者は大いに乗り気になってしまい、駐在のバックは自分一人という孤立した立場で大変困った事態に陥ったのである。“ニセものだったらどうする!!”という話しから始まったが、会社からは“ニセものであるという証拠は何だ!!”と詰め寄られた時は唖然としてしまった。まさか得体の知れない人物が持参した2000億円の証書を信用する事は無いと思っていたので(受ける事に)前向きな姿勢に驚いてしまった。取り敢えず、その怪しい人物には後日再度来店していただく事に持ち込んだが、自分一人で反対を押し切り、万一証書が本物であった場合、ビジネスチャンスを逃す事になる不安と、乗り気な社員たちをどの様に説き伏せようか悩んだ。

そこで閃いた事は、同業他社の知人に聞く事である。丁度当地において業界トップの証券会社でバックを仕切っている古参の方と飲み屋でたまにお目に掛かり存じ上げていた事もあり、即連絡を入れた所、「○○君、それは今盛んに出回っているから絶対に受けるなよ!」との的確な指示を受け、その旨を社員に告げたところ、一同“ぐうの音も出ず”あっさり決着したのである。

その後、“飼い犬の血統書を担保に・・・”という話しを持ち込まれた時は、犬の写真を拝見したところ、どう見てもその辺をうろついている“野良犬”にしか見えないのである。国債の件で懲りた営業はその話しを一応自分に持ってきたが、呆れ顔で何も言わず突き返したら「承知!」という感じでお客様にはお引取り願っていた。その後“アンティークな家具を担保に・・・”では自分に話しを持ってくる前に断っている営業の姿がそこにあった。

金融取引を行うには、目先の金額に踊らされず、まず常識で物事を判断する事、そして次に確証を得るために横の繋がりを作っておく事が重要であるとつくづく感じた香港勤務であった。

昨日、「国際金融犯罪捜査で香港と捜査共助協定を締結」との記事を読んでふと昔を思い出したのである。アングラマネーが行き交う香港での経験により社外の人と親密な間柄を築く重要性を強く感じ、現在でも出来る限り会う機会を作っている自分であるが、多分身近な人々からはただ単に「酒好きな“おっさん”」にしか見られていないのであろう・・・。OK牧場だが・・・。

5月16日(水)

【偶然にも】

従兄弟に赤ちゃんが生まれました。出産後の夫婦を見るのはいいものですね。ほっとして穏やかな表情というか、幸せな気持ちが全体から満ち溢れている感じがします。

先日その赤ちゃんの写真が載った出産の報告の葉書きが届きました。どうやら名前が決まったようです。そこに書いている名前を見て驚きました。その名前は、来月出産を控えている私の弟夫婦が生まれてくる子につけようと前々から考えていた名前だったのです。

偶然にも同じ名前。従兄弟同士考えることも似ているのですね。もちろん弟は同じ名前だと今後の事を考えると呼ぶときに混乱するので、漢字の読み方を変えて違う名前を考えたようです。ともあれ、どちらも元気に育つことを願っています。

5月17日(木)

【街中の音声案内】

駅の券売機、街中の自動音声案内など、その機械を良く見てみると「English」というボタンがある。先日、興味本位で券売機のそのボタンを押してみた。「全ての情報が英語で表示されます!」と、押したこちらが恥ずかしくなるほどの大音量で英語の案内が流れてきた。周りの目も気になる。慌てて切符を買いその場を離れたが、電車の中で疑問が沸いてきた。日本に旅行で訪れている外国人で、英語を音声として理解できる方はどのくらいいるのだろうか。

一般的に「外国人」=「英語を話す人」と考えてしまうのが日本人の常。ただ、日本に来る外国人は圧倒的にアジア系が多い。その全ての人が英語を理解できるわけではない。アジア系と言っても日本人より英語力ははるかに上の国だが、そうだとしても彼らにとって英語は外国語。異国の地で言葉が通じないとなると、やはり不安が付きまとう。

外国人向けと称して、英語の音声案内機能を設置するのは一見親切なように見える。しかし、それを利用している外国人を、欧米人を除いて私は今までに見たことが無い。中国語、韓国語等の音声案内の方が、明らかに需要は多いだろう。開発コストの問題もあり、広く通じる英語という現状も理解できる。だが、国の政策で日本に多くの外国人観光客を呼びこもうとしているのであれば、もう少し言語の数を増やしてはどうか。今よりも外国人に親切で優しい国になると思う。

5月18日(金)

【狐の嫁入り】

昨日の東京地方は、晴れているのに雨が降りました。天気雨-「狐の嫁入り」です。久しぶりにこの言葉を思い出したのでネットで検索してみると「行事」として「狐の嫁入り行列」を行っている地方がいくつかありました。

例えば新潟県阿賀町では街を流れる津川ぞいに行列がおこなわれるようですし、京都では知恩院三門から高台寺天満宮まで「狐の嫁入り行列」が行われるようです。

そもそも「狐の嫁入り行列」は縁起がよいとされています。嫁入りの為に花嫁の一行が夕方から夜にかけて行列をしていると山の「狐火」がたくさん現れて「狐が嫁入り行列をしているようだ」というのが意味するところだと思いますが、「狐火の多く見える年は豊作で縁起がよい」とされていたそうです。高台寺の「狐の嫁入り」も「未婚の女性が参加されると良縁に恵まれる」と書いてありました。

しかし昨日の天気雨を見ていて自分が連想したのは、ここしばらく続いている世界の株式市場の活況と、対照的にさっぱり動きのはっきりしない東京の株式市場の組み合わせの不思議さでした。同じように並んで行列をしながら、一方は華やかで、もう一方の行列にはまるで実体が感じられない。その不思議な感じが「狐の嫁入り」のようです。

一体どこに狐がいるのか?「狐の嫁入り」はどちらの行列なのでしょうか?

5月21日(月)

【企業分析】

先週、組入れファンドを運用しているチームの方々を弊社に招いて親睦会を兼ねたミーティングを行いました。会合では、主に組入れファンドの運用等について詳しく説明していただきました。

このチームではファンドのリサーチに関して、他の日本株ファンドの運用リサーチと比較して定量分析よりも定性分析を重視しているそうです。つまり、長期的な競争優位性を見極めるために会社の価値と業界の環境の分析に労力を集中しているということです。

また、一人のアナリストの方の分析手法には大変興味深いものがありました。その手法とは、企業をリサーチする際、表面上の分析だけでなく実際に自分が経営陣に入ってマネジメントしていけるか、また自分がその業界に新規参入してやっていけるかどうかで判断するというものです。

こういう視点で企業を捉えることは、外から第三者として評価するだけでなく、当事者として事業環境、経営戦略、競争優位性等をより厳しく評価することができるのではないかと思いました。また、このような考え方は個人投資家が株式投資で銘柄選定する際にも十分に生かすことができるのではないかと思いました。

5月22日(火)

【ご用心、ご用心】

現在、東京はじめ近隣各県で“はしか”が大流行している。特に高校や大学では学校閉鎖に追い込まれる所も出ている。我が家の長男坊の大学も先週から閉鎖されている。幸い4年生で週に1日しか登校日がないらしく、本人曰くさほど勉学に影響はないと言っているが、下の1年坊主の大学はまだ閉鎖されていないために家内がかなりピリピリしている。

二人とも赤ん坊の時に予防接種を受けているので「抗体を持っているから大丈夫だろう!」と、自分の超お気楽発言に“とんでもない”と言わんばかりに「予防接種歴や罹患歴があっても罹ってしまう」と教えられてしまった。

昨夜のニュースによると、1976年6月に義務づけられた“はしか”の予防接種は、1988年に新三種混合(MMR)ワクチンの登場によりその使用が開始されたが、翌年の1989年にMMRの副作用被害が発生しそれ以降接種が中止された1993年4月までの4年間、副作用を敬遠し予防接種を受けなかった子どもたちが多くいると見られている。「空白の4年間」とも言われるこの時期の子どもたちが現在の二十歳前後の年代である。

また、はしかの抗体の出来方には個人差があり、ワクチンを接種した人やかつて罹患した人全員に抗体ができるわけではないらしい。まして、これまで長い期間日本においてはしかの流行が減少していたために、外敵に遭遇しない体内の抗体そのものが弱小化していまい、侵入してきたウイルスに対して戦闘能力が無く、要するに役立たず状態であるらしい。

感染力が強いウイルスから身を守るにはこれと言った予防策は無く、これからますます猛威を奮い全国展開はもとより海外遠征も視野に入ったと思われる“はしか”だが、子どもはもちろん、大人でも心配な方は病院で抗体の有無を調べ、もし抗体が無い場合はワクチンを接種する事が一番良いらしい。とにかく健康にご留意いただきたい。

5月23日(水)

【モノの価値】

毎週、自慢のお宝を鑑定する某番組を楽しく見ています。

絵画や工芸品、水墨画に年代物の玩具。毎週様々なものが登場してきます。番組を見ている人なら大体の人がたぶんやっているであろう、出てきたお宝が高いか安いかを予想しながら見ることを私もやっています。

陶芸品には縁あって知る機会がよくあるので、番組に出てくる作品は何となく高いか安いかがわかるようになってきましたが、どうしても掛け軸だけはわかりません。

毎回掛け軸が出てきても、ほとんど予想がはずれます。番組のその作品にまつわるもっともらしい演出に惑わされることもありますが、それだけでなく筆のタッチや作品の構図を見てもこれは良さそうだ、と自信を持って見ていたら鑑定結果が安かったなんてことがよくあります。

もちろん美術品の世界はただ高い安いで判断するものではありません。すばらしい物でも、現在は人気がないから値段が安いなんてこともあるし、安いものでも作品としてはすばらしいもの、面白いものもたくさんあります。打算的に価値が決まるものでは決して無いというところが私は好きです。

5月24日(木)

【専門性+αの時代】

先日、北朝鮮問題の専門家である指導教授と話をする機会があった。10年前では考えられなかった変化が国際政治学の現場で起こっているという。

国際政治学の分析枠組みの基本は2国間にある。この基本概念は今も昔も変わりは無い。よって、1国の政治に詳しい研究者でその道のプロともなれば、日本外交のインテリジェンスを担う民間外交官として政府の施策に深く関わっている。ただ、今後は専門性がより深く広く求められていくといい、個人研究の限界が見えてきたという。氏曰く、これまでは国際情勢を大きな視点で捉え、自分の専門とする地域政治の道を究めれば良かった。私もそのように教わってきた。しかしながら、情報氾濫の時代、それではインテリジェンスオフィサー失格だと言う。「専門性+α」の時代。一研究者として非常に危機感を持っているそうだ。

つまり、EUやASEANはじめ、現在の国際政治学の本流は国を超えた政治的駆け引きにあり、その他グローバルに展開する企業の動向、情報収集力も無視できない要因になってきている。また新興国の政治的影響力も年々大きくなってくる。そこに最近の動きとして、従来の分析枠組みが必要な2国間のFTAが新たに加わる。こうした状況を受けて、最近では研究成果を発表する学会でも、各分野の専門家によるプロジェクトチームでの発表が増えてきており、その発表数は10年前の比ではないそうだ。確かにここ最近出版される専門書籍にもその傾向が見られる。

「今後求められるのは、専門性(ブレ無い軸)を持ちながらも、広く浅くでも良いから「変化」を捉える観点からの情報収集を怠らず、自分の頭で情報(他の専門家の能力を含む)を取捨選択する能力だ」との指導を受けて研究室を後にした。

世の中の動きを先取りし、FOFsという仕組みを使い長期的な時間軸でアセットアロケーションに変更を加えていく運用会社に勤める者として、大いに参考になる話であった。

5月25日(金)

【不思議なご縁】

先日の週末に五月人形を仕舞いに倉庫まで車で行きました。

家が手狭なのでだいぶ以前から貸し倉庫を借りています。小さな部屋がたくさん並んで荷物を入れられるようになっている簡便型の倉庫です。倉庫の場所はそんなに遠くはないものの荷物を運ぶので車で行かなければなりません。

「雛人形は仕舞い遅れると娘が嫁に行き遅れる」という言い伝えを昔は聞きましたが、息子に関してはどうなのでしょうか?(いずれにせよ現代には意味のない言い伝えだと思いますが)こどもの日をだいぶ過ぎてから五月人形を仕舞うことになってしまいましたが週末がしばらく使えなかったので仕方がありません。

倉庫に行って部屋番号を見ると39番です。荷物を仕舞って自宅の駐車場に戻ってくると自分の車の場所の番号は39です。二つとも弊社が出来る前から借りている場所なのですが、これも自分と会社のご縁の一部かと思っています。

5月28日(月)

【ありがとう会in神戸】

週末、神戸に出張してありがとう会に参加しました。神戸でのありがとう会の開催は今回が初めてであり、また個人的にも神戸には初めてなので楽しみにしていました。

午後からの開催ということで当日の朝の飛行機で神戸へ向う予定でしたが、羽田空港に8時前に到着して後輩とカフェでしばらく待っていると神戸行きの便が整備不良のため欠航になったとアナウンスが流れました。いきなり出鼻をくじかれる形になりましたが、幸い余裕のあるスケジュールを立てていたので、新幹線に変更して神戸に向うことにしました。

新幹線の車内では、隣に座っていたおばさんから突然声をかけられ、「駅弁とサンドイッチを買ったけど添加物がたくさん入っていて私は食べられないのでどうぞ召し上がって下さい。」とすすめられた。何度もすすめられたので結局断りきれず頂くことにしたが、添加物がたくさん入っていると言われたものを食べるのはとても複雑な心境でした。

朝から想定外のことが色々ありましたが、ありがとう会の開始2分前に会場に到着することができました。会場の準備と受付は、当初から新幹線で来る予定になっていた社長と先輩がしていてくれていたので助かりました。これもリスク分散効果の一つだと思いました。

一息つく暇もなくありがとう会がスタートしました。今回の参加者は38名くらいでした。いつもと同じように社長が導入のお話をした後、質疑応答に入りました。今回も前回の瀬戸でのありがとう会同様に、私を含めた若手社員が中心になって質問に答えていくという形式で進めましたが、前半は運用に関する質問が多く結局ほとんど社長が答えることになりました。後半からは若手社員に向けての質問やご要望をいくつかいただきました。精一杯答えたつもりですがご納得いただけたかはわかりません。至らなかった点は反省して今後に生かしていきたいと思っています。そうこうしている内に、あっという間に2時間が過ぎ去りありがとう会が終了しました。

わずか2時間ちょっとの時間でしたが、お客様と対話が出来てとても良い経験になりました。また、終了後にも何人かのお客様とお話をする機会が持てて大変有意義でした。まだまだ経験不足な未熟者ですが、少しずつ経験を積んで成長していきたいと考えております。

最後になりますが、お忙しいなかご参加頂いたお客様には大変感謝しております。ありがとうございました。今後ともありがとう投信をよろしくお願い申し上げます。

5月29日(火)

【トイレでの思い出】

香港で勤務していた1989年、事務所と同じフロアには香港証券取引所の確か上場審査部のような部署が入っていた。そこのある社員と良くトイレで隣同士になり、いつしか用を足しながら話す間柄になった。ある時、取引所の彼が“日本の個別銘柄ではPER100倍以上に買われている株式がゴロゴロしているけどどう考える?”と振ってきた。当時日本の株式相場は今で言う「バブル全盛期」、自分としてはPER20倍、余程買われても30倍という頭があったので、“既に異常な相場環境だと思うヨ!”と返事をしたところ彼はニヤッと微笑んで“俺もそう思うヨ!”と返って来た。

その後、彼の部署の人たちと我が社の駐在員とで潮洲料理のレストランで親睦パーティーを行った。席上、先方のお偉方が我が社の社長に先日トイレで我々が交わしたのと同様の質問を投げ掛けていた。円卓の対面であったため何気なく聞いていたが、我が営業マン社長の答えは「まだまだ(日本株は)これからッスヨ~!」と紹興酒で真っ赤になった顔をしながらまるで国内の個人客に株を買わせるような得意げな、しかしたどたどしい英語で答えていた。このお気楽で能天気な軽~い発言に思わずトイレ仲間の彼と顔を見合わせて吹いてしまった事をふと思い出した。

昨年一年で120~130%、今年に入って既に50%を超える上昇率を記録している中国株式市場が熱すぎる。さすが大陸に住む人々の大らかな性格からなのか「過熱警戒感」や「ネガティブ」な材料や指標など何処吹く風、まったく気にしていない感じである。何でも最近では個人の新規口座件数は一日30万口座が開設されているらしい。「まだはもうなり」ではないが、そろそろ調整が入って皆一緒になってひっくり返らなければ・・・とヒヤヒヤしているのは「島国根性」丸出しの自分だけだろうか?

5月30日(水)

【自然の中で深呼吸】

休日に、妻の後輩が働いているテキスタイルスタジオに行ってきました。そこは、あきる野市にある秋川渓谷のすぐそばにあり、ショップと工房を兼ねていています。お店は200年も前の家を改築した建物で、竹林の中にあります。

カフェもやっていて、インド人が作る本格インドカレーも楽しめます。目の前でお手製のタンドール(炭火窯)でナンとチャパティを焼いてくれました。カレーに使った器はこの日お店で展示会が行われていた作家のもので、ランチョンマットとおしぼりは、工房で糸から染めて織ったもの。グラスは手吹きガラスで木製トレーがこれまた私の好きな木工作家のものと、全て手作りです。

展示会では使い勝手の良さそうな銀彩のトレーに出会いました。さっそく家で使っています。果物と合いそうな色です。

木漏れ日と心地よい風の中、おいしいカレーと素敵な作品に囲まれながらテラスでのんびりくつろげました。

5月31日(木)

【早起きは三文の徳】

初夏の香りが漂う関東地方。朝晩の冷え込みも和らぎ、猛暑を前にとても過ごしやすい気候が続いている。この時期は布団から出るのも辛くはない。そこで最近起床時間を1時間早めてみた。朝5時に起き、6時半前に家を出るのがいつものパターンだったが、4時起床に変更。朝の1時間は夜の3時間に匹敵すると、かつて読んだ本に書いてあったが、その通りであると実感する。

今年は子どもが生まれ、仕事が終わって足早に家に帰ると、夕飯、お風呂、寝かし付けなどの大仕事が待っており、とても自分の時間は持てなかった。それはそれで良いのだろうが。

だが、黄金の1時間のお陰で、時間が無くてできないと決め付けていたものがどんどん片付く。溜まっていた本の乱読や語学の勉強、仕事関連の調べ物、筋トレ…。

早起きは三文の徳。自分のライフスタイルには早起きが一番合っているようだ。ただ、夜10時を過ぎると睡魔に勝てず、巷で話題の人気ドラマを見ることができないのは残念であるが。

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