3月1日(木)
【カクテル光線】
昨夜は帰宅の際、上野広小路駅で銀座線に乗り込んだ瞬間に「国立競技場」へ行こう!と決め、途中の「外苑前」駅で下車した。そこでは北京五輪の予選が行われていたのである。スタジアムに到着した時は前半残り10分位であったが、その時点で1対0の表示に少しガッカリ。対戦相手は“香港”である。最終的に3対0でスコア的には帳尻を合わせたが、内容的には“雑”なプレーが多く、コンビネーションも今ひとつ、よって決定的なチャンスに結びつかない場面が多かった。特に左サイドへ開いて切り崩す戦術を多用していたが、ワンパターンという点は多目に見ても、その攻撃をもう一ひねりして厚みを持たせると良いペースになると感じた。
どの競技でもオリンピックに出場する事は並大抵の事ではなく、ましてメダルでも取れたらそれこそ“国民的英雄”になれるのであるがサッカーだけは少しニュアンスが違う。
サッカーの世界で一番の大会は何と言っても“ワールドカップ”である。過去にFIFA(国際サッカー連盟)とアマチュアだけの出場を認めていたIOC(国際オリンピック委員会)との間での対立が起こり現在に至っている。今ではプロでもオリンピックに出場できるが、FIFAは「オリンピックとは一線を画する」目的と、W杯の“威厳”を守る為にオリンピックへ出場できる選手資格を「23歳以下」と年齢制限を設けている。従って、世界の超一流有名選手は年齢制限によって出場するチャンスは滅多になく、サッカー界におけるオリンピックのグレードはかなり低い。
しかし、オリンピック本大会に出場して来る各国の「若い」代表選手は必死である。彼らの目標は「五輪代表」ではなく自国の「A代表」に選ばれてW杯に出場する事であり、あくまでも「五輪代表」は「A代表」への“登竜門”なのである。試合前後のインタビューなどを見て気付くと思うが、五輪代表に選ばれたからと言って“達成感”に浸ってチャラチャラ浮ついている選手が一人もいないのはそのためである。
昨夜は冷たい北風ですっかり身体の芯まで冷えきってしまったが、荒削りだけど目標を持った若い彼らが寒風吹き荒ぶ中、カクテル光線を浴びながら「将来の可能性」に向かってピッチを縦横無尽に走り回っている姿を見て、彼等の“ひたむき”な情熱で寒さを紛らわしながら帰路についた。
3月2日(金)
【人の流れ】
よくお世話になっている恵比寿にあるレストランで、久しぶりに家族で食事をしました。おいしい料理をいただいた後、しばらく談笑していると、シェフから店舗を移転する話をされました。
駅から少し遠い場所にあるレストランということもあって、なかなかお客さんも来てくれないそうで、もう少し都心に近いところへ移転するとのことです。たくさんの思い出が詰まっている場所だったので、移転の話を聞いたときはショックでした。
なんでも、ここ最近恵比寿へ来る人が少なくなってきているそうです。10年くらい前は恵比寿といえば超人気スポットだったけど、六本木や表参道に新しいものが次々できたことで人の流れが変わったからでしょうか。
かく言う私も、ガーデンプレイスより国立新美術館や今度開館するサントリー美術館のある六本木へ興味を惹かれてはいますが・・・。
3月5日(月)
【激戦区】
埼玉県には、全国でも有名なガソリン激戦区がある。先日土曜日に県北部に住む友人の家へ車を走らせたところ、激戦区内ではどこも通常我が家が利用しているスタンドよりもリッターあたり4円も安かった。60リットル入れると240円の削減。通勤に毎日車を利用されている方だと、年間で1万円ほど差がでてくるだろうか。
ガソリン価格はその大部分を税金が占め、店に入る売り上げはほんのわずかだという。商品の差別化が難しいスタンド経営は薄利多売の商売だ。そのためか、ここ最近の原油価格高騰の影響で休業したスタンドを街で多く見かけるようになったのも頷ける。
消費者にとって「安い」は大変ありがたいことだが、経営を逼迫し、休業に追い込まれるような価格設定は、街からスタンドが無くなるという不便さをもたらす。
流れ行くガソリン価格が表示された価格板を見ながら、複雑な心境に陥った。
3月6日(火)
【バブルへGO!!】
週末、近所の映画館に『バブルへGO!!』を観に行きました。洗濯機型タイムマシンに乗って1990年3月に行き、バブル崩壊を食い止めるため、その原因となったと言われる不動産融資の総量規制を阻止しにいく話です。
映画の中で出てくる金余りの浮かれた世の中は多少おおげさに描いていると思いますが、かなり異常な世界であると感じました。当時、私はまだ小学生だったので、その頃がバブル経済だったという実感はほとんどありません。
「バブルは、弾けて見て初めてバブルだとわかる」とどこかで聞いた記憶がありますが、まさにバブル経済の当時は大多数の人がこの景気が異常であるとは思っていなかったのかも知れません。
「それでは、現在の世の中はどうなのか?あとで振り返ったらどう評価されるのか?」という疑問が映画を観終わって浮かんできました。少なくとも将来は、現在とは様々な面で変化していることだけは確かだと考えますが、皆さんはどう思われますか?
3月7日(水)
【自然体】
一ヶ月ほど前、「自分なりの達成感」というタイトルでプロ野球往年の名選手である豊田泰光氏が執筆されていた。そこには「人は何故“もっとやせなきゃ”“もっと健康にならなくては”と「脅迫観念」に駆られながら生きていかなければならないものであろうか?」と提起し、“人間たまには「よし、これでいい」と思わないとやっていけない”とあった。
そのコラムでは「健康には上限がない」から自分を追い詰めながら日々生活している・・・とあったが、考えてみると健康だけでなく、何に対しても自分を追い込んでいる場面はあると思う。逆に、自分を追い込む事によって常に芽生える“怠惰心”を打ち消そうとしているとも考えられるが・・・。
おカネもそうである。「多ければ多いほど良い」と上限がない。だから表面上の甘い誘いにつられて思わぬ失敗を繰り返してしまうのであろう。
豊田氏はそのコラムで“「今の自分は健康である」と思えばもっと健康になれる人がひょっとしたらいるかも知れない”と結んでいた。
不安は決して完璧に拭い去る事は出来ないものである。しかし“健康”である事と“おカネ”に対する不安がある程度薄らげばそれだけでかなり安心した生活を営む事が出来ると思う。
普段の生活の中で、半ば無意識のうちに「おカネを経済のうねりに乗せて働かせている」という揺ぎ無い行動を取る事で、刻一刻と変化する情報化社会に間違いなく自分も乗っていると考えると何となく安心感が漂う気がする。
「健康」と「おカネ」についてあまり貪欲にならず、しかし、“手当て”だけはしっかり行い、後は“自然体”で日々を過ごせれば、精神的、時間的に少しは余裕が出来て結構楽しいかも・・・。
3月8日(木)
【悪いことすると自分に返ってくる】
昔から同じ銘柄のタバコを吸い続けている友人に、ちょっといたずらをしてケースの中身だけ似たような違うタバコに入れ替えて吸わせてみました。
うまいかどうか聞いてみると、「やっぱこれが一番うまいね、それ以外の銘柄は吸えたもんじゃないよ」とまったく気づかず得意げに話していた後、ネタをばらしその事実を知った時の友人の顔ときたら・・・ククク。
ある本に会社の近くにある蕎麦屋が紹介されていたことを思い出し、大体の場所は覚えていたので、詳しく調べもせずに行って見ることにしました。
お店に入ってみると、なかなか良い雰囲気で蕎麦もおいしかったです。さすが本に載るだけはあるな、まさに紹介していた通りの味だと感心して、家に帰ってから妻に得意げに話しをしながら、本を見せようとそのページを開いて地図を見てみると・・・示しているところがその日行ったお店と微妙に違っているし、お店の名前も違いました。その事実を知った時の私の顔ときたら・・・ハ、ハハ。
悪いことすると自分に返ってくるのですね。E君ごめんなさい。
3月9日(金)
【記念日】
本日、弊社は創立3周年を迎えました。皆様のご支援を賜り、無事に記念日を迎えられたことを社員一同心より御礼申し上げます。今後ともお客様の資産形成に少しでもお役に立てるよう、愚直に業務に取り組んで参ります。
ここ東京では早くも桜が蕾をつけるなど、春の陽気が続いております。上野公園の桜は毎年それはそれは見事ですので、是非いらしてはいかがでしょうか。その際は、徒歩5分のところにある弊社にもお立ち寄りくださいね。
個人的なことで大変恐縮ですが、今日は私たち夫婦の結婚記念日、妻の?歳の誕生日とお祝いが続きます。プレゼントを探しに新装開店したデパートに立ち寄ってから家路を急ごうと思います。
3月12日(月)
【因果関係】
先週3月8日のありがとう便りに「悪いことすると自分に返ってくる」という話がありました。
「xxxをするとxxxになる」という因果の話はおもしろいですね。先々週のアメリカのプロゴルフの試合で優勝した選手は、長い下積みの末10年目に悲願の初優勝したのですが、実は2日目のラウンド後に自分に2打罰を与えていました。ゴルフは「誰も気がつかなくても自分でチェックしてルールを守る」という点で他のスポーツと少し違っています。彼は「試合中に他の選手にアドバイスを与えてはならない」というルールに従って自分に2打罰をつけました。実際に起こったことは、他の選手とキャディがクラブの選択の話をしている時に彼のキャディが思わず口を挟んでしまった、ということで彼自身は何もルール違反をしていないのです。もしも自己申告しなければそのままで済んでしまった状況のようです。
4日間の競技を終えた時点で彼は他の3選手と同じスコアーの首位。つまりこの2打罰を申告しなければ彼は優勝していたはずだったのです。結局プレーオフの末彼は初優勝を果たしました。それを伝える記事を読むと、最後のラウンドの途中で何回も長いパットが入ってギリギリでプレーオフに滑り込んだようです。しかも首位タイの選手の1人が最終ホールで短いパットを外していました。それが入っていたらプレーオフもなく当然彼の優勝はありませんでした。
一体「自ら進んで過ちに罰を与える」という彼の行為と、いくつかの奇跡的プレーや優勝には因果関係があったのでしょうか?
「悪いことすると自分に返ってくる」のであれば「ルールを守るとご褒美がある」とも言えるのでしょうか?
わかりません・・・
3月13日(火)
【運動不足】
ここ最近何かと理由をつけて運動をサボっていたら体重がかなり増加していることに気づきショックを受けました。冬場は寒いので家に閉じこもりがちになり、食べてばかりで運動しなかったら太るのは当たり前ですが…
スポーツクラブに通い始めて来月で1年経ちますが、継続するコツは「欲張らないこと」、「はりきりすぎないこと」だと自己反省を踏まえてしみじみと思いました。
当初は張り切ってまめにスポーツクラブに通ってたくさん運動をします。そうすると結果がすぐに出る(脂肪が落ちて体重が減る)ので、さらに欲張ってもっと頑張ります。その後、ある程度の結果(筋肉がついて代謝がよくなり体重が減る)が出てくると今度は安心してハードに運動するのが面倒くさくなってスポーツクラブに行く回数が減ってきます。そして、気がつくとまたもとに戻っているというよくある失敗パターンです。
これから春に向けて暖かくなってきますが、運動は毎日少しでもした方が身体にいいと思うので、今後は少し足りないくらいの運動量で身体に負担をかけず一定ペースを守って長期間継続していけるようにしたいと思います。
3月14日(水)
【「ます」も宇宙へ】
富山県の名産品で、全国の駅弁大会でも常に上位にランクされている人気の「ますのすし」が、宇宙食に向けての開発が始まるらしい。「ますのすし」との出会いはいつだったか覚えていないが、妻が富山市出身と言う事もあり25年前からは食卓でお目に掛かる頻度は高い。たまに実家へ行った時は必ず近所の「ますのすし」製造元にて直接購入したり自宅宛へ送ったりしている。製造元で購入する場合は賞味期限が二~三日しかないが、駅弁と比べて酢が利きすぎていない所が絶妙である。
今週金曜日の「ありがとう会in富山」では、会場となる「ありがとう村」の近くにも数件「ますのすし」製造元があり、当日は主催者によって用意していただけるとの話しを伺っている。丁度、富山湾の“ほたるいか”もシーズンを迎えているが、ニュースによると“今年は海水温が例年より高く「不漁」”との事。何はともあれ、「ありがとう会」の開始が偶然にも???金曜の仕事帰りの時刻に設定されるので、当日は皆さんと地酒を酌み交わしながら地元の名産品を肴に「投資や運用」等々の話しでとても楽しい会になりそうな予感がする。
ところで、以前“母校の先輩が宇宙へ”と後輩が当便りで書いていたが、「ますのすし」がもし宇宙へ飛び出すと、単にロケットに“乗る”だけでなく、今ではヘルシー食としてすっかり外人の食生活にも根づいた「すし」ブームにも“乗っかり” 世界中で爆発的な大人気になるかも知れない。また、人気を巻き起こす要因は“すし”という理由だけでなく、酢めしと紅鱒が醸し出す絶妙な味と、包まれている“笹の葉”を加えて“白、薄紅、緑”の三色が織り成す色彩と風味は“木製の容器”を含めて落ち着いた“日本食の美”がそこに凝縮されている事も大きいと思う。製造元の株式が上場していれば一口買っておきたいところである。
しかし、世界的に有名になるのは大変嬉しいが、輸出注文殺到で国内では購入し辛くなるのでは・・・と考え過ぎているのは多分自分だけだろう!?
3月15日(木)
【ここでしか見られない風景】
私の家から少し離れた所に、東京ではここでしか見られない風景があります。東京で唯一走っている路面電車「都電荒川線」。この電車が車と並走している風景が楽しめる場所があります。
最近の休日は、荒川線に沿って散歩をして、帰りは路面電車に乗ることを楽しみとしています。住居と住居の間の路地裏のような狭い通りを抜けて、広い道路に出て視界が開けたときの明るさはなんともいえない感動があります。
今年の5月に昭和初期の市電をイメージしたレトロ車両を1両導入するそうです。1両だけなのでなかなか見ることができないかもしれませんが、運がよければ古きよき東京の風景が楽しめるかもしれません。
3月16日(金)
【サマータイム】
日照時間をより有効に活用しエネルギーを節約することを狙って、米国では先週の日曜日に通常よりも3週間早く夏時間(サマータイム)が始まりました。
米国では過去20年間、4月の第1日曜から10月の最終日曜までが夏時間(サマータイム)でしたが、今年はエネルギーを節約する目的で夏時間を4週間延長するようです。
昨今日本でもサマータイム制を試験的に導入した自治体や企業があるようですが、あまり良い評判を聞きませんね。導入する企業があったり、無かったりでは、個々人の生活リズムが異なってしまい、きっと上手く行かないのでしょう。
夏、夜9時過ぎまで日照のある英国では、仕事後は明るい太陽の下、家族揃って有意義な一時を過ごしているご家庭をよく見かけました。
家族との時間をより多く過ごせるサマータイム制。経済界も巻き込んだ国家レベルでの導入であれば個人的には賛成ですが、皆さんはどう思われますか?
3月19日(月)
【人間対コンピューター】
ご存知の方は少ないと思いますが、今週21日にコンピューター将棋プログラムのチャンピオンとプロの将棋棋士渡辺竜王の対局があります。
だいぶ前になりますが、チェスの世界チャンピオンとIBMが開発したチェスのプログラム「ディープブルー」が対戦してコンピューターが勝利したことがありました。将棋はチェスよりも遥かに複雑なのでコンピューターがトッププロに勝つのはまだまだ先のことと思っていましたが、今回対戦する「ボナンザ」はかなり強いらしい。渡辺竜王も決して侮れないと言っています。最近はコンピューター将棋の開発も盛んになってきて、コンピューター将棋だけの将棋大会も行われています。「ボナンザ」はその大会のチャンピオンですが、面白いのは開発した人は自分の棋力を「アマチュア11級」と言っているくらい「将棋の弱い人」だと言うことです。
コンピューターの力があれば人間の天才の才能を超えることが出来るのでしょうか?
対局の経過はネットで観戦できるらしいので、どんな戦いになるのかぜひ見てみたいと思っています。
3月20日(火)
【大量採用】
今朝の新聞に新卒採用大幅増という記事が出ていた。昨年に引き続き大手企業を中心に景気回復による人手不足から積極採用を進めているようだ。
数年前は超氷河期といわれていたのが嘘のようで、超売り手市場とも言われる現在の状況はちょっと異常であると感じているのは私だけだろうか。
まったく人を採用しなかったり、大量に人を採用したりしたら会社の人員構成がいびつになり会社経営に影響が出るのは明白だろう。しかも、折角大量採用しても入社3年以内に転職する人が増え続けているのが現状のようである。
その一方で、正社員と派遣社員、契約社員などの非正社員との格差問題については、最近ではテレビドラマの題材になるほど一般化してきている。
どこの企業も人材確保が大きな経営課題だと思うが、横並びで大量採用することにばかり力を入れるのではなく、むしろ現在働いている人材を大事にして待遇を改善することによって離職率を下げ、有効活用することに知恵を絞ったほうが効率的だと思うが皆さんはどう思いますか。
3月22日(木)
【気分一新】
一昨日、全国に先駆けて東京で“さくら”の開花宣言が出された。東京の開花宣言が一番初めとなったのは14年ぶりらしい。“さくら”と言えば、自宅を出たすぐ近くにひっそりと一本のソメイヨシノが普段は所在なさげに立っているが、この樹は不思議にも毎年東京に開花宣言が出される数日前には必ず開花する。花がついていない時期はその存在が特に目に入らないが、満開となった今は見事である。開花してからの毎朝、この樹の下を通る瞬間は何とも気分が良い。
今年は3月に入って寒い日が多くなったが、これでいよいよ春の到来だ。スポーツニュースでは球春のこの頃、オープン戦や日本人メジャーリーガーの話題で持ちきりになっている。スポーツの世界もちらほら花が咲き出した感じである。
14年ぶりといえば、母校サッカー部が関東大学サッカーリーグ1部にこの春から返り咲く。この間、一時は県リーグにまで陥落した頃もあり、とても苦しい時代を乗り切ってきた。監督で三年後輩の彼の苦労もこれで報われた事であろう。一部リーグ所属の他11校はいずれも強豪である。気持ちを切り替えて一校でも多く食っていって欲しい。開幕となる4月1日は全日本大学チャンピオンの駒澤大学との対戦となり、とても厳しい試合になると思うが、当時いろいろ面倒を見ていただいた監督(現、総監督)への挨拶方々後輩達の戦う姿を応援しに「西が丘」へ足を運ぼうと考えている。そして、自分も後輩の頑張りを励みに「気分一新」し、決して日々の荒波に呑み込まれず、雑音に振り回される事無く、大きなうねりにどっしりと乗ってチャレンジして行こうと思う。
3月23日(金)
【夜明けまえ】
春分の日に、恵比寿にある東京都写真美術館へ行ってきました。幕末から明治初期にかけての写真展「夜明けまえ」を見てきました。
当時の町人のくらし、江戸の街の風景などがありました。幕末から明治にかけての近代化がすすむ中、いち早くその文化を取り入れていった人、未だ流れに乗れず江戸の文化のまま生活する人が入り混じっていた写真はまさに激動の時代を象徴する風景でした。
写真機を見つめるその目はほとんどの人が口をへの字にして睨みつけるような表情で、よく魂を抜かれてしまうと思っていたから撮影中は息を止めていたからだとか、当時の撮影は時間がかかるため長時間同じ体勢でいないといけなかったからだとか聞きますが、私には新しいものへの好奇心と、今までのくらしがガラッと変わることへの不安とが交差した目に見えました。
私は幕末を背景にしたものが好きで、日本の行く末を考え行動した人々の話をよく本や映画で見ることがありましたが、こうした一般庶民の人たちにスポットをあてた写真を見て、違った角度から見るこの時代にまたより一層興味が沸いてきました。
今回は関東編でしたが、今後全国各地のその時代の写真展を展開していく予定だそうです。
東京都写真美術館のHP http://www.syabi.com/
3月26日(月)
【高まる外国語学習熱】
中国の杭州に行ってきた。数多くの日本企業が進出し、今や一大工業団地となっているこの地では、数多くの中国人労働者が「外資系企業」で働いている。金曜日の夜に工業団地内にある某日系企業でパーティーが模様され、縁あって私も参加させていただいた。そこで話をした現地の経済省の役人によると、「アジアのパートナーとして、来るべき様々な問題に対処するために、今後日本とは経済的に強力なスクラムを組んでいかなくてはならない。現在、国家レベルで日本語教育を推し進めている」とのこと。
現地の人たちにとって、日系企業をはじめとする外資系企業は、彼らの生活水準向上に資する働き場所。現地企業に就職するより得られる収入が多いため、外資系企業を志す若者が増加傾向にあるようだ。中でも文化的に近い日系企業が人気らしい。 そこで、大学の外国語教育、専門学校等で日本語を選択する学生数が昨今鰻上りだとか。土曜日に近くにある杭州大学の食堂で一人昼食をとっていたら、日本語学科の学生たちが日本語で話しかけてきた。「ソニーに就職したいがどうしたらいいか?」 回答に困った。
今後日本も隣の国中国を意識して中国語の学習熱が益々高まるだろう。言葉が通じることで、未来を見据えたアジア経済圏作りに中国人と日本人がより強いスクラムを組むことが可能となり、欧米とは一味違った市場が生まれるかもしれない。経済的な向上心から外国語を必死で学ぶ彼らに、アジアンパワーを見せ付けられた。
余談だが、冒険投資家として世界的に有名なジム・ロジャーズも、中国の経済的成長と世界的影響力を見据えて、今年4歳になる娘に中国語を習わせているそうだ。
ほんの僅かな滞在だったが、経済成長真只中の中国で知的好奇心を最大限に刺激された私は、早速現地の本屋で4月から始まる新年度のNHKテレビ中国語講座のテキストを衝動買いしてしまった。みなさん一緒に中国語を勉強しませんか?
3月27日(火)
【映画のクレジット】
先日、「バッテリー」という映画を見に行きました。家族がこの映画の制作に関わっていたのが理由ですが、映画自体も良い作品でした。
映画のストーリーが終了した後に画面に流れるのが「クレジット」です。出演者や監督、製作者などのメインの人の名前から始まって、ロケの現地で協力してくれた人たちや衣装を提供してくれたメーカー名など次々に流れる、あの場面です。
「バッテリー」が終わった時には誰も立ち上がらず観客は皆クレジットの画面を眺めていました。こちらは家族の名前が出るのを待っていたという意味もあるのですが、終わったばかりの映画を振り返るような気持ちで次々に出てくる名前を眺めていました。クレジットの画面になった時にお客がいっせいに立ち上がるようではその映画の与えた「思い」はその程度だったのか、と想像されてしまいます。良い映画は余韻を残すものですから。
昔「ヤング・シャーロックホームズ」という映画がありました。ホームズの若いころはこんな青年だったのでは?という想像で描かれた作品で、内容もおもしろかったのですが、その映画のクレジットの終わった後にまだ映画が続いていました。つまり「オマケ」がついていたのです。そのシーンにはシャーロックホームズの話を読んでいる人には「あーっ、そうだったのか!」とわかる仕掛けがしてありました。自分はオマケの映像があるとは知らずに見ていましたが、クレジットの間席を立たなかったので偶然そのシーンを見ることができました。何かとても得をした気分になったのは言うまでもありません。
そんなこともありますから時間の余裕がある人はクレジットも見ていたほうが良いかもしれませんよ。
3月28日(水)
【デイトレーダー型】
財団法人社会経済生産性本部は、平成19年度の新入社員のタイプを「デイトレーダー型」と命名したそうです。
「景気の回復で久々の大量採用だったが、氷河期前とは異なり、細かい損得勘定で銘柄(会社)の物色を継続し、安定株主になりにくい。売り手市場だっただけに、早期転職が予想される。ネットを駆使した横のつながりで情報交換が活発だが、情報に踊らされない慎重さも必要。」とのこと。
就職氷河期後の新入社員は、就職した会社とともに育っていこうとは考えず、常に、よい待遇、よい仕事を求めて「銘柄の乗り換え」つまり「転職」を目論む傾向があり、その意識が昨今のネット上の個人投資家に近いので名付けられたようです。また、ネットを通じた横のつながりで情報交換をするのもいいが、一人前の働き手になるにはそれなりの時間がかかることも新入社員たちには忘れないでほしいとも解説されていました。
毎年この時期に発表される新入社員のタイプはその時代の世相を的確に捉えていて非常に興味深いです。確か去年は「ブログ型」でその前は「発光ダイオード型」だったと思いますが、投資に関する言葉が今年選ばれたのは、“貯蓄から投資へ”の流れの中で投資が世の中で注目されているからなのかもしれません。
売り手市場で大量採用された新入社員は入るのは楽だが、むしろ入社してからが大変で、人数が多いので先輩からの指導も十分に受けられず、また出世競争も厳しくなると最近の新聞に載っていました。
資産形成が一朝一夕にできないように、仕事を通じて自分の価値を高めるのにも時間がかかります。今年の新入社員の方は、「デイトレーダー型」のよい部分を残しつつ、「石の上にも三年」という気持でじっくりと仕事に取り組んで自分を磨いていく「中長期投資型」を目指してみてはいかがでしょうか。
3月29日(木)
【応援風景】
昨夜も仕事帰りに国立競技場へ足を運んでしまった。特に今のオリンピック代表が好きな訳ではないが、高校生や大学生くらいの若者がひたむきになってボールを追い駆けている姿が好きなのである。もう少し年上のJリーガーたちの試合ではそれこそテクニックやスピード、連携プレーからのゴールを求めるが・・・
ところで、いつも思うのが応援の“太鼓”である。昨夜もサポーターが集結する一番安い自由席で観戦したが、自分としては少々“うるさく”感じるのである。ただ、(代表と同じ)ブルーのユニフォームを着て、皆が太鼓のリズムに合わせて一体となって一生懸命応援している風景は最高に気持ち良さそうである。応援の方法はそれこそ国や地域、集団によって様々であり、それについて自分が良し悪しを語る権利は無いが、サポーターの余りにも“味方贔屓”な応援には閉口してしまう。例えば“決定的な場面でゴールを決められない”とか“動きの鈍くなった相手のペースに合わせたゲーム運び”等に対して味方を鼓舞する声はまったく聞こえない。真のサポーターであるならば選手たちの将来の為に、もっと厳しい注文を付けた方が良いのではないだろうか。決して試合中ず~~~っと太鼓を打ち続け、大合唱をし、味方の良いプレーにだけ拍手や歓声をあげているのがサポーターのする応援ではない気がするのである。昨夜は退社時刻が遅くなってしまい観戦時間が短かったため、ゲーム全体を把握出来ていないが、日本国内の23歳以下の代表らしく、もう少し生き生きとピッチを駆け回って欲しい試合であった。
何はともあれ、帰り道の途中に国立競技場があるとついフラフラと寄ってしまう“クセ”は直りそうも無く、まして外苑前駅からの途中には「神宮球場」もあるので、たまには“球音”を聞きにこちらにも寄りそうな気がしてならない。しかし、野球の応援には太鼓だけでなく“笛やトランペット”までもが完璧に揃っているのでそれが悩ましい所ではある。
3月30日(金)
【桜の季節】
今年も桜の季節がやってきました。私の実家の方でも桜がちらほらと咲き始めたようです。今年は弟が結婚したり、従兄弟に赤ちゃんが産まれたりと新しい家族が増えたので、親族集まってのお花見も去年より盛り上がりそうです。
また会社の近くの浅草の隅田川では、桜の季節になるとお花見用の水上バスが走るそうです。隅田川河畔にある桜の名所を船上から楽しむことができます。桜の下の混雑している中を歩くより、隅田川沿いに咲く桜並木を爽やかな春風を感じつつ船から悠々と見ることができるのも、なかなかオツなものですね。
今年はいつもと違った趣向でお花見を試してみようと思います。ただ、船上から悠々と見るためには長蛇の列に並ばないといけないことになりそうですが・・・。

