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ありがとう便り

9月1日(金)

【3期目に突入】

昨日は無事「宝石箱」の第2期決算を迎える事が出来た。この一年間で一回り大きくなった「宝石箱」を覗くと、中に入っている宝石も一段と大きくなって輝いている。しかし、まだ4種類の宝石しか入っていない。これからどんな宝石が仲間入りするのか大変楽しみである。

業後、社長の出資でささやかな飲み会が社内で行われた。そこでは、今日からスタートした第3期は、各人これまでよりも更に大きく前進する事を心の中で確認し合い、秘めたる情熱が若い社員達の顔からほとばしっているのが窺えた。

社員数はまだまだ少ないが、逆に少ないからこそ機動的に動ける組織であり、より良い「宝石箱」を作るために全員一丸となれるものである・・・とつくづく思う事が出来た。

9月4日(月)

【なるべくしてなった形】

先週、髪を切りに美容院へ行ってきました。お店は美容院ですから、様々ファッション雑誌やデザイン雑誌が置いてあります。カットをしてもらっている時、お店の人が持ってきてくれた雑誌を何気なく読んでいると、おもしろい特集の記事がありました。

日本を代表するインダストリアルデザイナー(工業製品のデザイナー)である柳宗理さんの特集です。その記事の中に柳さんが理想とする「アノニマスデザイン」という名前がありました。

アノニマスとは「作者不詳の、匿名の、無名の」という意味です。アノニマスデザインとは言うならば、身近にある物で、誰がデザインしたかわからない、ただその用途に合った最適なデザインをした物だそうです。例えば、画鋲やクリップ、洗濯バサミやホウキ、実験用のフラスコや試験管。そこには奇抜なデザインや偏重したデザインなど必要無く、それは何かをするために用途に合わせて、「なるべくしてなった形」をしたデザインがあります。

アノニマスデザインと似た感じで、ありがとう投信も今の時代の日常生活を考え、これからの個人の資産形成にはどんなことが必要か、考えに考え「なるべくしてなった形」として設立されました。そこには販売手数料や販売会社などをなくしコストを抑え、そしてこれからの資産形成に合った長期運用という最適なデザインがあります。

9月5日(火)

【蜂の攻撃を受ける】

先週のことだが、帰宅際自宅前で蜂に刺された。ここ最近、警戒行動を見かけることが多かっただけに嫌な予感はしていた。暗闇でよく分からなかったのだが、ハエか何かと思い手で払いのけた瞬間、左上腕に見事にロックオン。瞬く間に腫上がりその夜は一睡もできなかった。

敵はアシナガバチ。性質はスズメバチに比べればおとなしく、刺傷は子供などが巣を刺激して起こるケースと、洗濯物等に紛れ込んでいるアシナガバチに気づかず起こるケースが多いようだ。毒はスズメバチに比べれば弱いが、アナフィラキシーショックにより死亡することもあるので過去に刺されたことがある人は注意が必要とのこと。

幸いアシナガバチには、登山中何回か刺された過去があり、ショック症状等も起きず事なきを得たが、微熱が引かないため、土曜日に皮膚科を訪ねた。「どうして刺された後、すぐ来ないんだ!子どもじゃないんだから!!」と恫喝され、蜂以上に痛い注射の攻撃を受けた。ちなみに、このアシナガバチ並みに恐ろしい先生とは、20年以上のお付合いをさせてもらっている。

9月6日(水)

【老樹を惜しむ】

最近、景気がよくなった為かビルや家屋を建て替えするところを良く見かける。弊社の近所でも古いビルがいくつも壊されている。自分の家の近所も同様で、家の建て替え工事が結構多い。

駅に行く道の途中の古い家もそんな家のひとつだったが、気になっていたのはその家の角の古い桜の大木だった。通勤の道すがら、季節になると必ず綺麗な花を咲かせるのを楽しみにしていたので、「この木だけは残して建ててくれる」と思い込んでいたのだが、週末にセミナーに出かけるために通りかかると桜の木がなくなっていた。たまたま工事の人が家の人に説明をしているところを見かけたが「ここが腐っていまして…」という部分だけ聞こえてきた。

ひょっとして事前に家主の了解を得ていなかったのでは?と想像したりしたがいずれにせよもう元には戻せない。残念!!

9月7日(木)

【就職観】

最近、知り合いが転職した話をよく聞くようになった。

きっと景気回復による人手不足と求人数の増加も影響しているのだろう。不思議なのは転職した話を聞いてもあまり驚かなくなったことである。

学生時代に就職活動していた頃、就職専門誌などでは「これからの時代は転職することはめずらしいことではなくなる」等々と特集されていたが、当時はあまり実感が湧かなかったことを覚えている。多分それは自分の親や親戚の伯父達が定年まで一つの会社で働いていく姿を見て育ってきたからかもしれない。

世の中が変化していることは感じるが、あと10年、20年後はいったいどのような世界になっているのかは想像もつかない。たぶん今と変っていることの方が多いのだろう。

我々を見て育つ次の世代は就職に関していったいどのような価値観を持つことになるかはわからないが、おそらくそれは我々と違ったものになっているのだと思う。

9月8日(金)

【若手に期待!】

一昨日、サッカーの「アジアカッブ予選」が中東のイエメンで行われた。ご覧になられた方も多いと思うが、正直なところ見ていて“ストレスが溜まる”試合だった。

相手のイエメンはFIFAのランキングでは現在125位というまったくの格下チームである。試合日程やでこぼこピッチ、標高2,300メートルという高地で樹木が極端に少ない土地のために酸素濃度が低い等々の悪条件が幾重にも折り重なっていた事は事実である。しかし、それを差し引いてもストレスが溜まった原因は、決して1-0で辛勝したというスコアの問題ではなく、大切なコンビネーションが見られなかった事である。コンビが作れていない試合は例え相手が格下でも良い結果など出る筈がない。尤も今は組織プレーなどと言う次元ではなくそれ以前の問題であるように思うが???

今回、代表監督がジーコからオシムに代わって初めて選ばれた若い選手達が、何とか代表の座を不動のものにしたい!という気持ちは分かるが、勝負に対する執着心が欠けていては代表も何も無い。確かに代表での試合と言う“場慣れ”していない事は良く分かるが、新人だったらそれなりのプレーを見せて欲しいものだ。

4年後のW杯へ向けてのチーム作りは始まったばかり、決して今のメンバーが固定されたわけではなくこれから選手の入替えは頻繁に行われるであろう。

代表に今ひとつ手が届いていない選手達は、最近の代表チームの試合を見ていて不甲斐なく感じるものが絶対にあるはず。チャンスの到来は目の前なのだから、現在代表に選ばれている若手を踏み台にして、試合で何をすれば良いのか、どう動いたら効率的な試合運びが出来るのか、もっともっと深く考え実践すればおのずと代表の座は転がり込んで来るに違いない。頑張れ!代表に選ばれていないヤングJリーガー達よ!

9月11日(月)

【観始めたら…】

週末の楽しみの一つとして、海外ドラマのDVDをレンタルショップで借りて観ています。

ただそのドラマ、大変人気があり、レンタル中であることがよくあります。私の行くレンタルショップは小さいく、各巻1本ずつしか置いていないため、まさに激戦区です。8月下旬に次の巻を借りようとしたらレンタル中。おそらく今借りている人は1週間借りるだろうからと1週間後またお店に行ったら、またまたレンタル中。他に待っている人に先に越されたのか・・・読みが甘かったのか。

自分が今まで観た巻が次々と借りられており、他の人に迫られて追い越されたらさらに観る機会が遅くなると危機感?を感じながら仕事の帰りに毎日のように通い、今週やっとのことで観る事ができました。

あのようやく目当ての巻があった時のうれしさ、それを手にしたときの幸せさ、何かに勝利した気分になるのと同時に、連載物のドラマなんて観なければこんな大変な思いをしなくてすんだのに、と後悔の念が込み上げてきます。

ただこればっかりは、観始めたら止まらない、のです。

9月12日(火)

【動物王国】

先日、岩手県にある母方の実家を訪ねた。私も3年暮らした土地だが、今も昔もほとんど風景が変わらない土地である。右隣の家までは納屋を挟んで200メートル、正面の家までは小川と田んぼを挟んで500メートル、裏は急峻な山が迫り、左隣は2キロ車を走らせても民家がない。

そんな不便極まりない場所であるゆえ、動物たちが我が物顔で道を歩いている。野うさぎ、狸、鼬という小動物から鹿などの比較的大きな野生動物まで幅は広い。たった2日間の滞在だけでも、実に多くの動物に会える。ただ、これほど頻繁に動物たちが山から下りてくることは、最近になってからのことらしい。また熊の出没が頻発しているようで、一歩家から外にでるときには、ベアベル(熊除けのための鈴)が手放せない。

牧歌的な風景が醸し出す優しい雰囲気とは裏腹に、地球温暖化がもたらす環境変化や人間による自然破壊により住処を奪われた動物たちには、今後さらに厳しい現実が待ち構えている。

自然環境を後世に残していくためにも、動物たちとの共存の道を探るべく、我々人間には何ができるだろうか・・・。

9月13日(水)

【運転免許試験】

我が家の息子がようやく運転免許証を手に入れた。今は「オートマチック車専用の免許証」というのがあるらしいが、息子の免許証はそれだった。ギアつきの車には乗れないのだが、今はほとんどの車がオートマチックだから不便はないのだろう。自分が免許を取った時には「坂道発進」などで苦労したので、「今は免許を取るのも楽になったものだ」と思っていたが、なんと息子は免許の検定試験で落ちてしまった。それも実技ではなく学科テストで1点足りずに不合格になった。

自分の運転免許試験に関する記憶では学科テストに落ちる、というのは考えにくい。時代が変わったのだろうか?息子は2回目で合格したが、同じ会場で試験を受けていた女性の受験生は6回落ちた、と話していたそうだ。

自分の勝手な想像だが、高度成長時代は「それ行け、成長だ!」とばかりに、どんどん合格者を出して(合格しやすくする)成熟社会になった今は、自動車事故の深刻さが社会的に重要視されて学科テストが厳しくなった、ということはないだろうか?

駐車違反の取締りが変わったり、飲酒運転の罰則が厳しくなったりしているので、運転免許に関する考え方も変わってきているのかもしれない。単なる思い込みかもしれないが…

9月14日(木)

【現役引退】

先週末のF1イタリアGP後の記者会見でフェラーリのミハエル・シューマッハーが今シーズン限りで現役を引退することを発表した。

シューマッハーは歴代最多7回のワールドチャンピオンを獲得しているほか、あらゆる記録を総なめしている史上最強のドライバーとも言われている。

シューマッハーがF1デビューした当時、私は中学生だった。彼の走りに他のドライバーにはない“速さ”と“凄さ”を感じたのを今でも覚えている。あれからもう15年が経過したことを考えると時の流れの早さとともに、それだけ長期にわたりトップドライバーとして活躍してきたシューマッハーの偉大さを改めて感じる。

来シーズンからはもうシューマッハーの勇姿を見ることが出来ないのはファンとして非常に残念である。

ラスト3戦、ルノーのフェルナンド・アロンソとのタイトル争いも白熱してきたが、最後に是非とも8回目のワールドチャンピオンの栄冠を手にして有終の美を飾ってほしい。頑張れ、シューマッハー!

9月15日(金)

【隣人】

私の友人が住んでいるマンションの隣人は、渋谷や池袋によくいそうな、真っ黒に日焼けしていて髪の毛の色も何と表現したらいいかわからない色した青年、いわゆる“ギャル男”。

去年の冬、マンション内で夜中の騒音について壮絶な?苦情が殺到し、一時エントランスにある掲示板やエレベーター内が苦情の張り紙でいっぱいになったことがありました。おそらくその隣人も絡んでます。その頃夜中になると隣から重低音が響いていて、なかなか眠れない日があったそうです。

友人はそんなマナーのないヤツ、今度会ったら文句言ってやると意気込んでいましたが、ある日廊下でバッタリ会った時、隣人に爽やかな挨拶をされるという意外な先手を打たれ、文句言えずじまい…。見かけによらず、意外といいヤツだったそうです。

その後、どうやら夜中の騒音騒動は治まったようです。

9月19日(火)

【地域格差社会の到来】

現在私が住んでいる街は、都心から電車で1時間程のベッドダウンである。住宅の建設が急ピッチで進み、幹線道路、公共施設の建設も大規模なものばかり。都心に比べた物価の安さも手伝ってか、若い夫婦が移り住み、子どもの数も他県より多いようだ。

連休中、近所の大型ショッピングモールに出かけたが、少子高齢社会は何処へ?子ども達の元気な声が響き渡り、赤ちゃんを連れた家族も方々で見かけた。

しかしながら、地方では若者の地方離れが深刻であり、お年寄りばかりの自治体も増加傾向にあるのが現実。東北に暮らす親戚との会話の中でも、田畑、山林をどうするか、男の子が産まれないなどと、悲痛な声が聞こえてくる。

制度疲労を起こしている年金等、社会保障に抜本的な改革案が見つからない我が国日本。様々な意味で地域格差が益々広がっていく。次期首相候補が描くビジョンは果たして現実的か?これから生まれてくる子ども達のためにも、待ったなしの改革を期待したい。

そして、我々一人ひとりの大人は何をしていくべきか。考えねば。

9月20日(水)

【5人目】

ありがとう便りでも何回も書かせていただいているが、自分はプロの将棋を見続けて40年になる。当然プロの将棋指しには縁がある。先日会社の帰りの電車の中で鈴木大介八段という若手のトッププロを見かけた。今までに偶然街中で出会った将棋の棋士としては5人目である。今まで出会ったプロの将棋棋士でなんと言っても強烈な印象だったのは、大山康晴名人だった。

電車に乗ってつり革につかまっていると、前を向いているのに横から異常な圧力を感じた。横を見ると、自分の2倍以上ありそうな大きな頭の人が立っていた。正に「牛乳瓶の底の様な分厚いレンズ」の丸メガネをかけていた。それが大山名人だった。将棋を全く知らない人が出会ってもその風貌とオーラのようなもので「只者ではない」と分かったと思う。大山名人は癌で亡くなられたが、亡くなる直前まで対局をこなしていた。

将棋のプロの対局は、順位戦であれば朝の10時に始まって終局は真夜中になる。頭脳と体力の戦いだ。病気の身体でその戦いをこなすだけでも大変なのに勝負にも勝ってしまう。名人は「ここに病気があるんですよ」と自分の身体を触りながら対戦相手に話しかけたそうだ。相手もたまったものではない。

先日出会った鈴木八段は見たところごく普通の青年だ。しかしその仕事の場は大変な人たちの集まりである。天才や奇人が集まっている世界なので、自分にとっては興味が尽きない。今度は誰に出会えるか、楽しみにしている。

9月21日(木)

【リフレッシュ】

19日、20日と夏休みを頂いた。5連休明けなので久しぶりの仕事といった感じである。例年夏休みには実家に帰省したりするのだが、今年は特に何処にも行かず家でのんびりしていた。

近頃は、会社で色々考えなければならないことが多くなり仕事をしていないと落ち着かなくなっていたので、仕事のことを考えずに過ごせたことはいい気分転換になったと思う。

「仕事一辺倒では長続きしない」とは、社会人生活の中で身をもって学んだことであるが、本当にそうだと思った。

これから年末まで投信振替制度移行に向けてのテスト等が本格化して忙しくなるが、身体に気をつけて頑張っていきたいと思う。

9月22日(金)

【訃報に接して】

話しは証券会社に在籍していた20数年前に遡ってしまうが、当時、東京証券取引所に「協和会」という業界の親睦団体があり、会社単位でサッカー部に所属していた。所属クラブ数(会社数)は30~40社位あったと思うが、一部リーグから三部リーグに分かれていた。毎年、春はリーグ戦、秋は全所属チームによるトーナメント大会が開催されていた。確か入社3年目、念願の一部リーグへ昇格した年にいきなりリーグ戦で初優勝を収め、秋の大会も初優勝という快挙を成し遂げたのである。

メンバー的にも大学の後輩二人と、他の大学でサッカーをやっていた者が二名入社して来た事で、スタメン11名のうち5名が体育会サッカー部出身者で占めた。また、他の部員も高校時代はサッカー部に所属していたという若い面々が揃った事により“向かう所敵なし”、それまで強豪と言われ、本業では逆立ちしても絶対に勝てない業界最大手のN証券やNo.2のD証券もサッカーでは我々の相手ではなかった。

実はその当時の社長(現在は最高顧問)の“訃報”が先日先輩から届いた。当時ペイペイだった自分が社長と話しが出来たのは“快挙”を成し遂げた数日後の“優勝祝賀会”の時が初めてであったと記憶している。大学四年になっても就職活動を全く行わず、毎日サッカーボールを蹴っていた“出来の悪い餓鬼”を受け入れていただき、一から育てていただいた日々が走馬灯のように思い出され、少し淋しい気持ちになってしまった。

現在、自分は証券業界から投信業界に身を置かせていただいている。微力ではあるが、何とかやっている???のも、拾っていただいた最高顧問のお陰であると言っても過言ではない。そんな最高顧問を想う時、あの時、催していただいた「優勝祝賀会」での“談笑”が時を経た今でもはっきり思い出すのである。“心よりご冥福をお祈り致します。”

9月25日(月)

【夕飯に】

今はお彼岸の時期なので、デパートや和菓子屋ではおはぎを売っています。どれもこれもおいしそうな出来なので、休日はどこも行列ができていました。

お彼岸になるとおはぎを食べますが、不思議なことに私の実家では作ったおはぎを夕飯に食べます。それも夕飯の後にではなく、夕飯のメインとして…。

夕飯に甘いあんこやきなこのおはぎだけを食べるなんて、なんだか力の出ない食事ですが、こういうものなんだろうと、しかたなくオニギリのようなおはぎを我慢して5~6個食べていました。その日の夜は“悔しいお腹いっぱいの日”として今でも鮮明に思い出せます。

大体のご家庭はお茶菓子としていただいたりするようですが、そのことを最近になって知りました。もちろんおはぎが和菓子屋に売っているということも。

確かにもち米を使ってるからご飯はご飯だけど…。今頃になって自分の家族の不思議を発見したことに驚きました。

9月26日(火)

【看護師が空を飛ぶ】

先日、フランスの某航空会社でキャビンアテンダントとして働いた大学時代の友人から、久しぶりに便りが届いた。NCLEX(米国看護師試験)受験のため、先月退職をし、現在はカリフォルニアにある医療研修機関で医療英語と資格試験対策のため、日夜勉学に励んでいるようだ。

今年の始め、東京-パリ間をフライト中の機内で、外国人男性の具合が悪くなり飛行機は急遽仁川国際空港に緊急着陸。研修を受けていたとはいえ、実際に人間を目の前にすると何も出来なかった自分を変えるべく一大決心したらしい。

地上遥か上空を飛ぶ航空機内では、キャビンアテンダントに課せられた職責は非常に重い。通常のサービスのみならず、保安要員、医療要員としての任務も同時にこなさなくてはならない。それがあって、初めて我々乗客は安心して空を飛べるのだろう。普段は何も考えることなく乗っているが。

彼女は米国看護師資格取得後、医療機関で1年間働き、空飛ぶ看護師として再び空の世界に戻ってくることを我々に宣言した。そういえば、旅客機初のキャビンアテンダントは、そのほとんどが看護師資格保有者だったと何かで読んだ記憶がある。

友人の新たな門出にエールを送りたい。

9月27日(水)

【犬も歩けば…】

週末の朝はウォーキングに出かけることが多い。始めたのは10数年前だが、ペットブームが始まった頃は急に犬を連れた人が増えだした記憶がある。最近はウォーキングをする人がだんだん増えている気がする。

先週の日曜日の朝早くでかけると、影の長い日差しの中を、日中かと思うくらいに多くの人が歩いていた。団塊の世代と見受けられる人たちが多い。最近の特徴は夫婦で歩いている人たちが多いことだ。「熟年離婚」という言葉もあるが、夫婦で散歩できるようならそのリスクも低いのだろうか?高齢者になると女性の歩く姿が男性よりも多い感じだ。

以前、ウォーキングをしていたら前方から若い男の人が走ってきてすれ違った。ジョッギングとはいえないくらいの速さで走っていた。そのまま歩いていくと、今度は同じ方向から警官が走ってきた。明らかにさっきの人を追いかけている。「おーい、そいつを捕まえてくれ!」と警官に声をかけられていたらどうしただろうか?とも考えたがもう二人とも走り去って見えなくなっている。

「犬も歩けば棒にあたる」と言うが、自分は泥棒に当たったのだろうか?

9月28日(木)

【健康診断】

先日受診した健康診断の結果が届きました。結果はどうなっているのかとおそるおそる見てみると、嬉しいことに昨年よりも良くなっていました。体重が減り血糖値や肝機能等が正常範囲になっており、定期的に運動をするようになった成果がでているのかなと思いました。

今の仕事はデスクワークで外に出歩くことが殆んどないため、運動をしていないとすぐに太ってしまう環境です。だから意識して運動不足にならないように努めています。

今回の結果に満足して油断することなく、健康を維持して病気にならないように日々過ごしていきたいと思います。

9月29日(金)

【カタルシス】

ニュースでも取り上げられていたが、先週の土曜日、“吉田拓郎&かぐや姫”のコンサートが静岡県掛川市の“つま恋”で31年振りに開催された。31年前・・・、当時自分は青春真っ只中の高校生、類に漏れず“フォークソング”にハマっていた。“つま恋コンサート”には行けなかったが、大反響を巻き起こした事は良く覚えている。

自分がフォークを好きになった切っ掛けは、当時、クラスにフォークギターをプロ並みに奏でる友人の存在であった。サッカーの練習が無い日は世田谷線松蔭神社前駅の近くにある彼の家にお邪魔してよく聞かせてもらった。彼は器用にもハーモニカを吹きながら、拓郎やこうせつ、陽水の曲をはじめ、いろいろな曲を聴かせてくれたのである。中でも“加川良”の「教訓Ⅰ」を聴いた瞬間、震えるような感動を覚えたものであった。その歌は“反戦歌”そのものであるが、少々“女々しい”歌詞である。ある日、覚えたてのその歌を風呂の中でバカみたいに大声を張り上げて歌っていたら、お袋に“そんな歌、歌うんじゃない!”と怒鳴り込まれた。歌詞を額面どおりに読むと、確かに怒られても仕方ないような軟弱なものなのである。

先週の土曜は墓参りのため“つま恋コンサート”へはまたしても行けなかったが、フォークの世界が無性に懐かしくなり、今や納戸の隅っこで埋もれているLPレコードのぎっしり詰まった箱の中から何枚か引っ張り出し、それこそ約30年振りにプレーヤーの針を置いてみた。もちろんスタートは“加川良”からである。当時は女々しい歌詞だと思っていた「教訓Ⅰ」が、もう既に若く無くなった今、あらためて聴いてみると、そこには当時の“青い頃”にはまったく感じ取れなかったものが鮮明に伝わって来たのである。聴きながら、過ぎ去った遠~い昔を想いつつ、これからは、今までとちょっと違う生き方も“あり”かな!?と、何かホッとさせられたような、勇気をもらったような、そんなひと時を過ごすことが出来た。

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