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ありがとう便り

8月1日(火)

【発表会】

日曜日に姉が講師をしているバレエ教室の発表会がありました。

20数年通っていた教室から2004年に設立された新しい教室に転籍して2回目の発表会です。去年の第一回発表会よりも生徒が増え、また生徒たちの踊りの技術も成長し、芸術性あふれる発表会でした。

来年からは講師に専念するため踊りの方は今年で最後、と姉は“引退宣言”をして今回の発表会に力を注いでいました。発表会当日、弟の自分が言うのもなんですが、最後の集大成と言うべきか、迫真の演技で貫禄のある踊りを披露できていました。

ちゃらんぽらんな性格の姉が、唯一幼い頃からずっと続けてこれたバレエをこれで引退すると考えると、何とも言えない感慨深い気持ちになり、気がつくと手が痛くなるほど大きな拍手を送っていました。

翌日、自分でも満足できる踊りができ、まだやれると思ったのか電話越しに引退宣言をあっさり撤回。もう少し講師兼任で現役を続けるそうです。よかった。

8月2日(水)

【日本の中の外国】

先週末は、大学時代に所属していた部活の現役・OB・OG交流のソフトボール大会があった。集合時間の1時間前に、同期の友人と大会会場近くの広尾駅で待ち合わせをし、近くのカフェでお互いの近況を報告。その広尾で田舎者の私は、ちょっとしたカルチャーショック。

聞くところによると、渋谷の隣町であるここ広尾には、各国の大使館や外資系企業が多く臨在しているらしく、街の雰囲気は外国そのもの。そのカフェには、20人程の客が居たが、僕ら2人を除いてみんな欧米人。あちこちの席から、英語のみならず、フランス語、ドイツ語が飛び交っている。窓越しに見えるお洒落な街並みと、木漏れ日が醸し出す幻想的な雰囲気も手伝ってか、欧米旅行でもしているかのような感覚だった。店員の目を気にせず、このカフェに1日居座れば、相当リスニングの力が向上すること間違いなし。

大会後、諸先輩方と入った居酒屋のメニューも、日本語と英語の並列表記。その居酒屋には、アルバイト募集の案内が掲示されていたが、TOEIC(国際コミュニケーション英語能力テスト)600点以上と書いてあるからさらに驚き。さらなるサプライズを求めて、あらためて休日にでもこの街を散策してみたいと思う。

本題のソフトボールはと言えば・・・。張り切りすぎか、極度の筋肉痛に襲われ、月曜日から社内の中をロボットのように歩き回っている。

8月3日(木)

【ウインブルドン化】

最近あまり耳にしませんが、一時「ウインブルドン現象」という言葉がはやりました。

テニスの全英選手権大会に地元イギリスの選手が勝てなくなって、常に「ほかの国」の選手が活躍する状態を指していたと思います。イギリス人の立場からは問題だ、というわけです。考えてみればわが日本の大相撲もすでに「ウインブルドン化」しています。しかし伝統的なイベントで開催国が優勝するかどうか?ということと、そのイベントを含むその国の文化が守られるかどうか?は別の問題だと考えるほうが良いのでしょう。その意味では多くの優秀なタレントが世界中から集まって「ウインブルドン化」するのであれば、むしろ「ウインブルドン化」しないほうが問題になる場合も出てくると思います。

今週、日本将棋連盟の棋士総会で名人戦の主催新聞社に関する投票が行われました。その結果はともかく、長期的に見て将来のプロ将棋界が「ウインブルドン化」するかどうか?というのもこの世界が発展するかどうかの一つの試金石だと思います。

日本の将棋には400年の歴史があるそうです。人間対コンピューターの将棋勝負、も話題になりますが、むしろどうやって「将棋のウインブルドン化」を計るのか?を日本将棋連盟も考えたほうがよいと一ファンの立場から思います。

8月4日(金)

【利便性と危険性】

先週末、前の会社でお世話になった先輩と約2年振りに会い一緒に飲みに行った。

お互いの近況報告から始まり一緒に働いていた頃の思い出話など話題が尽きることはなく、気がつくとあっという間に時間が過ぎていた。今では懐かしい思い出話として楽しく何時間でも話すことができるが、同じプロジェクトで働いていた当時は本当に大変だった。

新制度のシステムのためユーザも要件をなかなか決められず、業務知識のある開発メンバは数えるほどしかいない、当初見積りはいい加減といった状態でプロジェクトが突き進んでいったので、毎日終電の日々で心身ともに疲れて極限状態の中で仕事をしていた。毎日問題が湧き水のように出てきて、対応策を考えてスケジュール調整をするのに毎日何時間も打ち合わせをしていたものである。そのような状態なので、開発の途中で会社を辞めたり、休職したりしてチームを去る者がたくさんいて、残って頑張っていた側としても非常に心を痛めたものである。

現在も立場を変えてシステムに接しているが、以前よりも幅広い分野の知識が要求されること、システム抜きには毎日の業務が成り立たないことをひしひしと感じる次第である。

システム開発現場の苦悩やモラルの崩壊、SEの過酷な労働環境などが最近大きく取り上げられるようになってきている一方で、システムのブラックボックス化が進みエンドユーザは冷蔵庫や洗濯機のように殆んど中身の仕組みを理解しなくてもよくなってきていて、少しシステムを過信しすぎているところがあるように感じる。システムも人が作るものだから、完ペキはなく間違いや欠陥が潜んでいる前提で考えるようにするべきだと思う。

世の中がどんどん便利になっていくのは止められないが、利便性と危険性は紙一重だということ、そして、システムは多くの人の共同作業ででき上がっていることを頭の片隅において、私達はシステムと付き合っていく必要があるのではないかと思う。

8月7日(月)

【ベンチマーク】

先日、定期的にいろいろな情報を入れていただける都銀系信託銀行の人と会った。話の中で、現在、世間で言われている通り、“貯蓄から投資”への流れは確実に進んでいて、銀行による投資信託販売は加速度的に勢いがついている、との事である。ここまで銀行による投信販売が加速した大きな理由の一つには、銀行本来の業務である「融資」が伸び悩んでいることが挙げられるらしい。優良企業は余計な借入れは行わず、逆に借入れをしたい(危ない?)企業は銀行の審査に掛かってしまい融資を受けられない、と言って預金は黙っていても集まってしまう。結果的に銀行内に資金が滞留してしまうのである。預金は銀行にすれば負債であり、自己資本比率の低下によりBIS規制を視野に入れなければならない。そこに現れた救世主が「投資信託」というのである。行き場のない資金が投信に流れることにより、(高い)販売手数料は入るし、信託報酬から分配される代行手数料も計上出来るのである。

また、銀行で投信を購入するお客様のほとんどは、せめて普通預金の“金利”くらいで回ってくれれば(良い)・・・と言われるらしい。そこには投資の真髄である「リスクを取ってリターンを得る」という理論は陰もなく、我々運用会社の人間では信じられない話しである。

普通預金金利が“ベンチマーク”となると今後はMMFやMRF、中期国債ファンドなどに人気が集まってくるのであろうか?また、「資金を集め、手数料を落としてもらう」という目的だけであれば新手の「債券を中心としたファンド」を設定しても良いのであろう。

「ありがとうファンド」はベンチマークを設けていない。

経済の大きな“うねり”を先取りし、運用対象を代えて行くのに、何を持ってベンチマークにすれば良いのか。未来永劫、日本株式のみに投資・運用するのであればTOPIXや日経平均を対象にすれば良いのかもしれない。債券だったら大手シンクタンクが出している指標などがある。運用対象を環境によって株式から債券、その他いろいろな商品を組み入れて運用して行く上で、特定の指標は当てはまらないのである。

まして、一旦ベンチマークを設定すると、“それを少しでも上回ったら良し”といった“セコイ運用”になってしまうのが落ちである。お客様の資産形成をお手伝いする「ありがとうファンド」では、目先のベンチマークを気にして“チマチマした運用”などあり得ないのである。

8月8日(火)

【夏の甲子園】

夏の全国高校野球選手権が始まりました。TVからおなじみの大会歌「栄冠は君に輝く」が流れると、今年も暑い夏がやってきたと感じます。

大会初日、いきなり優勝候補同士の対戦に甲子園が熱く盛り上がりました。横浜高校と大阪桐蔭高校の対戦。横浜高校の春夏連覇の夢は残念ながら途絶えましたが、この試合でまた一人、甲子園で怪物が誕生しました。勝った大阪桐蔭高校、4番打者中田選手。

彼が打席に立った時、高校生離れした圧倒的な威圧感を感じました。あの清原選手、松井選手がかつてそうだったような威圧感。これからが楽しみな選手です。2回戦はエース斎藤投手の巧みな投球の光る早稲田実業との対戦でエースピッチャーとスラッガーの対戦が見ものです。

これからも目が離せない試合がどんどん出てきます。今年はどんなドラマが待ち受けているのでしょうか。

8月9日(水)

【世界は広い】

もう10年程前のことになるが、大学1年生の夏季休暇を利用して、高校時代現地でお世話になった英国人教師を訪ね、英国はロンドンを目指した。直行便を利用してヒースロー空港に降り立つのはなんとも味気が無い。「地球の大きさを肌で感じたい!」と、バックパックと寝袋を携え、2ヶ月に及ぶ長旅を決行。長期旅行者のバイブルと言われている沢木耕太郎氏の「深夜特急」に影響され、香港、タイ、インド、イタリア等、途中高速バスを乗り継いだり、格安航空券を現地の闇市場で手に入れたりと、思っていた以上に過酷な旅になってしまった。

当地の食事が口に合わず、下痢に悩まされた日々。インドのガンジス川で現地の住民と沐浴したその夜、体中に発疹ができ一睡もできなかったこと、宿が見つからず国鉄の駅で夜を明かしたこと、食事を頂く代わりに大衆食堂で皿洗いを手伝ったことなど、今思えば無謀な旅をしたものだと、恐ろしささえ覚えるが、当時は怖い者知らずの若者、いや馬鹿者?見るもの全てが新鮮で、良い経験をしたものだと我ながら思う。この旅のおかげで、常に日本の現状を、一歩外の視点から考えてみることの大切さを学んだ。

一歩踏み出す勇気さえあれば、世界はぐっと広がる。将来何が起こるか全く予測不可能であるが、だからこそ自分の目で、そして肌で世の中の大きな変化を感じとって行きたい。

8月10日(木)

【夏の楽しみ】

ようやく東京も「いつものような夏」になりました。

と言うことは、「暑い!!」というわけで、この時期の私の楽しみは週末に近所の中学校のプールに行くことです。午後4時過ぎに入ると「5時15分で終了ですが」と言われますが、「わかりました。大丈夫です」

銭湯で言うと「仕舞い湯」でしょうか、この時間は人が少なくてゆったりしています。受付もプールの監視員も地元の水泳クラブの会員のおばちゃんたちで、毎年来ているとなんとなく顔なじみの雰囲気です。

プールは屋上にありますから風が気持ちよい。続けて泳ぐコースは誰もいないので貸切と同じです。ゆっくりと泳いでいると最高の気分です。これで200円ですから、「ありがたいな」と思わないわけにはいきません。暑い夏の楽しみの一つです。

8月11日(金)

【友人】

今週、学生の頃の友人が出張で上京してきたので、約1年半ぶりに会った。翌日の早朝の便ですぐに帰らなければならないので、ゆっくり観光などする時間はなかったが、居酒屋で軽く飲みながらお互いの近況報告をした。

友人は市の職員で、現在は市内の公立大学に勤務していて予算作成や決算といった財務関係の仕事に携わっているそうである。独立行政法人化に向けて色々とやることがあり大変だと言っていた。また、同じ市役所の職員でも、部署によって仕事が全然違い、数年ごとにある異動で違う仕事に携わるのは転職したみたいな感じだと言っていた。

そして、私はこれまで仕事に偏ったアンバランスな生活を送ってきていたので、今後はもっとバランス感覚を大切に仕事もプライベートも頑張らなければと思った。

一方、プライベートでは昨年一戸建てのマイホームを購入して奥さんと子供と快適に暮らしているそうである。ただ、最近金利が上昇してきていることも影響してか、住宅ローンのことは気になっているようだったので、長期固定金利ローンへの借り換えの検討など色々とアドバイスをした。

学生の頃とあまり変らない感じで話をしてとても楽しい時間を過ごしたが、当たり前だがお互い以前より歳を取り責任のある立場にいることをあらためて感じた。

8月14日(月)

【ガラガラポン】

これは「ありがとうファンド」の仲間で、大手銀行の地方支店で内容的に多くの???を抱えながら、それでも必死にファンドの窓販業務に携わっているセールスレディーから届いたレターに記されていた言葉である。

彼女曰く、“毎日、各運用会社のHPを見て、いろいろな方の意見などをぜ~んぶ集めて“ガラガラポン!”して次の日にお客様にお話ししている”と言う、とても素敵なセールスレディーなのである。何故かこの“ガラガラポン!”という言葉の響きが、自分の頭から離れないのである。 

いつもいただく楽しいレターと一緒に、銀行の窓口でファンドを購入されたお客様用の四半期報告書で“廃棄処分待ち”になっている資料や色鮮やかなパンフレット等々を“参考にして下さい”と同封されて来るのである。綺麗な資料等を捨ててしまうのは“もったいないナ~”と思いつつそれを拝見させていただいているが、面白いコンテンツがあればそれを参考にして「ありがとうファンド」の月次報告書等に取り入れて行こうと考えている。

最近、「ありがとうファンド」仲間である多くのお客様より手紙やハガキ、電話などで“激励”をいただく機会が増えた。大変ありがたく、直販を通して全国の客様と接する事が出来る我々として冥利に尽きる。お気付きの事と思うが、先週金曜日に「ありがとうファンド」の純資産総額が30億円を突破した。この二年間で寄せられた多くのお客様からの“信頼”と“期待”が集積したとても意義深い数字である。

これからも「ありがとうファンド」は、変わる事の無い“投資哲学”に基づく運用と、数字で表す事の出来ない“お客様との絆”を深めるために社員一丸となって邁進する所存である。決して“ガラガラポイッ!”と見捨てられる事の無い様に・・・

8月15日(火)

【やさしい光に魅せられて】

夏休みを利用して、父親の実家である岡山へ行く予定を立てています。岡山と言えば、マスカット、桃、ままかり寿司…と食べ物ばかり連想してしまいがちですが、実はすぐれた民藝品もたくさんあります。毎回岡山へ行くたびに何か購入しています。

その中でも私が最近惹かれているのが「倉敷ガラス」。手作りであるガラス工芸は工業製品には無いやわらかいゆがみとあたたかい感じがあります。作品に陽の光が差すとまるで印象派の絵画のような、ぼやけているけどずっと眺めていたくなるようなやさしい光に包まれます。

前回行った時はワイングラスを購入しました。今度は何を購入するかまだ考えていませんが、小鉢や小皿などもいいかもしれません。どんな物に出会えるか今から楽しみです。

8月16日(水)

【街の景観】

現在住んでいる街は、都心から電車で約1時間。近年都市化の勢いが凄まじく、街の景観がどんどん変化している。仕事の関係で地方に住んでいる友人が、正月に帰ってくる度に「違う街に帰ってきたようだ」と口にするほどだ。

田畑はマンションに変わり、歩道は広くなり、そして電気・ガス・水道はまとめて道路の下の共同溝へ。確かに景観は良くなっているし、それを気に入ってか人口流入も著しい。市は税収増で万々歳。しかし、待てよ・・・。街の個性も同時に失われてはいないか? 

似たような街の風景が多くなってきていると感じるのは自分だけだろうか。都市計画を担当する自治体のセクションが、都心のモデルケースを基に街の景観を策定するため、仕方が無いといえばそれまでだが、どこかさみしさを覚える。

街が綺麗になり、そして便利になるのは望ましいことだ。しかし、その街「らしさ」も同時に維持してもらいたい。田舎から移り住んで、20年近く同じ街に住み続けている者の心の叫びである。

8月17日(木)

【わが街】

最近メルマガでもお知らせしましたが、弊社をご訪問いただく方が増えてきました。ほとんどが運用相談に見える方ですが、なかには口座開設のためにおいでいただく方もいらっしゃいます。皆さんおっしゃるのは、「この辺りは金融機関がよくオフィスを構える場所とはだいぶ趣が違いますね」ということです。 

ではどんな風に違うのか?例えば近所にあるお店からして違います。例えば近くに「鉄砲」を売っている店があります。店を覗くと黒光りするライフルが並べてあります。また、動物や鳥の「剥製」を作っている店もあります。狭い店ですが外からのぞくと店の中は様々な剥製で一杯です。

そのほかにも、アメリカンフットボール(NFL)のユニフォームを売っている店。バスケットボールのプロショップもあります。そのはす向かいにある昭和30年代の家の勝手口のようなお店は卓球用具の店で「福原愛」のポスターが貼ってある、といった具合です。チェーン店ではない昔ながらの喫茶店もあります。科学実験の専門店の店先には骸骨が立っています。もちろん「銭湯」もすぐ近くです。

食べるところではグルメ本によく出る有名なとんかつ屋は弊社から30秒のところにありますし、御徒町の駅近くには有名なラーメン屋もあります。

いかがですか?面白い街なので弊社をご訪問がてら散策してみてはいかがでしょうか?

8月18日(金)

【夏バテ】

このところ暑さのせいか疲れやすくいつもよりあまり食欲がない毎日である。これは夏バテの症状かなと思って、ヘルスケアサイトで調べてみたところ案の上、典型的な夏バテであることが判明した。特にこの1週間は世の中がお盆休みで静かになっているせいもあり、余計に元気が出なかった。

そうは言っても、これから投信振替制度への移行対応等やるべき事が色々とあるので、いつまでもダラダラしてばかりもいられない。規則正しい生活をし、体調管理に気をつけて夏バテを乗り切って行きたいと思う。

まだまだ暑い日が続きますが、皆さんも体調には十分に気をつけてお過ごし下さい。

8月21日(月)

【ミスタードライバー】

これは当時ロンドン市内で飲んで西の郊外にあった自宅へタクシーで帰る際、運転手への呼び名であった。ロンドンタクシーのドライバーは主に世襲制であると聞いているが、ドライバーは誰でも市内の通りの名前とその所在は完璧に近く覚えているのは有名である。よって、細い裏通りでもスイスイ、Uターン禁止区域でもタクシーは例外という特権まで与えられている。そして指定したストリートと番号(番地)へ寸分違わず到着する。

自分の場合、ただ、一ヶ所だけどうしてもドライバーに通じない通りの名前があった。それは“Red Lion Street”である。何てこと無い名前だと思うのだが、どうしても通じて貰えず、いつも最寄りの駅名から始まって何処そこのパブを左折して・・・と説明すると、“Oh~! Red Lion!!”と返ってくる。“だから何度も言ってるだろ~”(これは日本語で呟く)と言う具合であった。

話しはロンドンタクシーではなく、ミニキャブ(白タク)のミスタードライバーである。当時、比較的訪れる頻度の高い“飲み屋”の近くを拠点とする顔馴染みとなった彼は、自分の姿を見付けると直ちに近寄って来て彼の車へ案内されるのである。人通りも結構あるにも係わらず、毎回よくぞ自分の存在を見付けられるものだ!と感心してしまう。彼の車に乗った場合は、当然行き先を告げる必要もなく、ずーっと雑談しているか、たまに酔っぱらって、車に乗るや否や“爆睡状態”に陥る事も何度かあった。

しかし、いつも何の問題も無く、自宅の目の前に車を付けてくれるのであった。そんな彼は“パキスタン系英国人”である。最近、英国で発覚したテロ未遂事件の報道を聞いて、ふと懐かしい彼の顔を思い出した。人懐っこい顔の彼は、自分が英国を離任する当日、昼間にも係わらずヒースロー空港まで送ってくれたのである。別れ際、これまで何年も世話になった“お礼”と思い、日本では慣例?となっている心ばかりの“寸志”を出したが、一切受け取らない律儀な人間であった。

人間を人種などで判断しては決していけないのである。心を開いて接すれば、大抵の人はそれに応えてくれるものである、と海外で生活した約10年間でつくづく感じた。ただ、国内外問わず、こちらが心を開いてもソッポを向いてしまう人も確かに存在するが、それはそれで仕方のない事であろう。

8月22日(火)

【蚊取線香】

夏の夕暮れ時になると我が家では蚊取り線香を焚く。自宅周辺に緑が多いためか、日中暑さで身を隠していた蚊たちが活動を始めるらしい。

かつてマンションの7階に住んでいたときは蚊とは無縁の生活を送っていたが、1階暮らしの今では蚊取り線香が手放せなくなってしまった。現在では無煙式、リキッド式等、種類も豊富だが、我が家ではあえて昔ながらの煙がもくもくと上がる蚊取り線香を利用している。

夏の夕暮れ時の蚊取り線香の香りは、田舎の祖父母の家で楽しく遊んでいた頃を回想させ、どこか懐かしさを感じる。そして、頭の中では井上陽水の「少年時代」がお決まりのように流れる。

この蚊取り線香、現在では東南アジアでも普及し始め、マラリア等の熱帯地方特有の病気から住民を守っているとのこと。がんばれ、蚊取り線香!

8月23日(水)

【夏バテを経験】

先日夏バテを経験した。たぶん生まれて初めてのことだと思う。お腹をこわし、身体が石のように重くなり、猛烈に眠くなった。たぶんこれが夏バテなのだろう、と思ったがどうすることも出来ない。睡眠時間を増やして身体を休めたら幸い回復した。

そもそも自宅ではエアコンを入れていないので身体の冷えすぎにはならない。オフィスではクールビズを実行しているので冷えすぎにはならない。しかし先週末に外出の関係で冷房と蒸し暑い外気を行き来していたのが原因かもしれない…

社会人になってすぐの時期に営業で外を飛び回っていた時期があった。軽自動車で廻っていたがエアコンなど付いていない。夏は一日中暑い中で走り回っていたが体調はよかった。年齢も若かったが、「同じ状態でいる」のがよかったのだろう。

投資にもそんな部分があって、熱くなったり冷や汗をかいたりして、くるくる変化していると結果も良くない。リズムを持って同じ気持ちの状態を保てるかどうかが長期投資の結果につながってくる。「投資の夏バテ」はしないように気をつけたい。

8月24日(木)

【変化への適応】

米国のタワーレコードが破産申請をしたそうである。音楽配信の利用が増えて販売が低迷していたことが理由の一つである。(日本のタワーレコードは独立しているので破産申請による直接的な影響はないそうである)

音楽好きではないので、CDを買うことは多くないが、たしかに最近は数年前に比べてCDを購入することが少なくなったと感じる。欲しい曲があってもレンタルで済ますか、ネットの音楽配信サイトで購入するかのいずれかである。

昨日も帰りに会社近くの某大手レンタルチェーンの複合店に立ち寄り、書籍を購入したついでにCD販売フロアを覗いたが、他のフロアはお客さんがたくさん入っていたのに、そこだけは閑散としていた。一昔前はもっと混み合っていたと思う。

テクノロジーの進歩によってどんどん世の中が変化していくなか、それに対応できないビジネスモデルはすぐに時代遅れになってしまうのかもしれない。変化への適応はこれからの時代ますます重要になってくるのではないかと思う。

8月25日(金)

【老後も一緒に】

「ありがとうファンド」が設定されてから今月末で丁度2年が経過する現在、弊社に口座を開設いただいている数は約2,600口座。昨年の今頃は900口座であった。いつも思っているが、まだまだ世間では無名会社の無名ファンドにも係わらず、口座を開設していただけるお客様が着実に増えている事実はとてもありがたく、携わっている者として大変心強く感じる。

ところで、ふと直近一ヶ月間の「年代別新規口座開設状況」を眺めていたら少し変化が現れた事に気が付いた。それは、60歳以上の方々の口座増加率が+21.7%と他の各年代の増加率を大きく引き離しているのである。この事実は非常に嬉しい事だ。何故なら、“長期運用”や“長期投資”といった言葉が頻繁に出て来る運用の世界で、“時間”という言葉に対して、これまではどうしても年配の方々には敬遠されがちであった。

しかし、今回の増加理由として考えられる事は、“長期運用”とは、投資対象をその時の経済状況に応じ、丁寧に投資配分を行い資産の増大を計る。と言う“資産運用”をご理解、ご納得いただいて来た証だと思う。

また、口座開設の増加と共に、弊社が用意している「ライフサポートサービス」に対する問い合わせも増えて来た。このサービスは、これから定年を迎えられて第二の人生を歩まれる方々、現在歩まれている方々が保有されている「ありがとうファンド」を必要な金額分だけを取り崩し、日々少しでも“潤いのある生活”を送っていただくために用意させていただいた。

なお、当サービスは“定期解約サービス”で“(毎月)分配”とは全く性格の異なるものであり、解約申込の都度伴う煩わしい電話連絡を省き、しかもお客様の解約希望月、解約金額を自由に選択出来るシステムになっているのが魅力だと思う。

お陰様で「ありがとうファンド」の純資産総額が32億円を超えて来た現在、会社の採算ライン(月次ベース)到達までの後ろ姿が何となくボンヤリ見え始めて来た。それは兎も角として、新しい組入れファンドの選択もファンド・マネージャーが日夜検討している。

「ありがとうファンド」は設定当初の目的どおり「(組入れている宝石で)キラキラ輝く“宝石箱”」に向けてこれからも一歩ずつ、サポーターの皆さんと一緒に歩んで行きたい。

8月28日(月)

【時も経てば】

先週夏休みをいただいて、両親の住んでいる岡山へ行ってきました。

両親が海の近くにある古民家へ移り住んで2年目に入りました。正月に行った時より、さらに住みやすく修繕され、家の中が明るい感じがしました。

ただ、古民家には昔から住んでいる“住民”たちがいます。天井や部屋の隅、廊下には手のひらサイズの巨大蜘蛛、ムカデ!渡り廊下を通ってトイレに向かうと入り口の上には蜂の巣が・・・。夜寝る時もどこかでカサカサ音がしてなかなか眠れないし、トイレも落ち着いて入ることも出来ませんでした。

今までそんな事と無縁な所で生活していた虫嫌いだった母は、古民家に移り住んできてから毎日がこうだと、大きな虫が出てきてもちょっとやそっとでは動じないようになったとか。

たくましくなった母に驚きました。

8月29日(火)

【油断は禁物】

夏バテを理由に一時休止していたジョギングを再開した。コースは官庁街を走り抜ける都会派コース(10キロ)と、一面田んぼの中を虫の攻撃を受けながら疾走する自然派コース(15キロ)の2通りを用意しているが、どちらのコースもここ最近ランナーが増えてきたようだ。特に中高年の方の増加が目立つ。

ジョギングという柔らかな響きで、さらにテレビでの特集も手伝ってか、手軽な運動として考えられがちだが、ハードな運動であることには間違いなく油断は禁物である。

土曜日早朝のジョギング中、私の前を走っていた50歳代の男性が突然転倒し、側頭部を強打した。どうやら右足大腿部裏側の肉離れらしい。後続のランナーの協力を得ながら、落ちている木の枝等を利用して応急処置を施し、救急車の到着を待った。

聞けば健康の為にジョギングを始めたばかりで、それまで運動とは無縁の生活を送っていた様子。搬送先の病院で当日救急外来の担当看護師だった私の妻に聞けば、全治4週間で即入院とのこと。

これからジョギングでも始めてみようかとお考えのみなさん。まずは1時間程度のウォーキングから身体を慣らしましょう。

8月30日(水)

【医者との付き合い】

自分の場合、人生後半に入ったためか「医者」の知り合いが増えた。もちろん個人的な友人ではなく「担当医」である。しかしこれは誰しも歳を取ればそういう傾向はあると思う。最後まで医者に縁がない恵まれた人もいると思うが…

どうせ付き合うなら「いいな」と思う医者と付き合いたいものだが、幸い自分の担当医は皆良い医者ばかりだ。中でも最も身近なお医者さんは近所にいる。ここの診療時間は土曜日曜の午前中だけだ。平日は勤務医として活躍されている。この病院には最新の検査設備などはないが相談すれば信頼できる専門医を紹介してくれる。その意味では色々な病気に対応できる病院とも言える。なんとなく医者版の「ファンドオブファンズ」のような気がする。

子供たちにも「担当医」がいる。近所の小児科の先生だが赤ん坊の時から診てもらっている。そのつながりで、大学生になった今でも何かあると相談に行く。先生に真剣に話を聞いてもらえるとそれだけで安心するようだ。長いお付き合いと信頼がいかに大切なものか実感する。

考えてみればお金の運用も健康も極めて個人的であり、人々の生活の根幹に影響する仕事だ。その二つに共通する面があるのも当然のことだろう。

8月31日(木)

【ありがとうファンド第2期決算!】

おかげさまをもちまして本日“ありがとうファンド”は第2期決算を迎えました。これもひとえにお客様のご支援の賜物であると深く感謝しております。誠にありがとうございました。

ファンド運用開始から「まだ2年しか経っていないのか」、「もう2年も経ったのか」感じ方は人それぞれだと思いますが、会社の一員として働いているものとしては気がつくと2年目の決算を迎えていた感じです。

第1期決算時のファンドの純資産総額は約8億円、口座開設数は約900件でした。昨日時点で純資産総額が約32億5千万円、口座開設数は約2600件ですので、この1年間で実に純資産総額は約4倍、口座開設数は約3倍弱の増加でした。

こうして比較してみるとこの1年間でファンドは大きく成長したのだとあらためて感じると共に、お客様から資産形成を託されている責任の重さも痛感します。第2期決算の詳しい内容につきましては、9月下旬に発送を予定しております『ありがとうファンド 第2期運用報告書』にてご確認いただければと思います。

ありがとう投信はこれからもお客様のご期待に応えられるよう努力して参りますので、今後ともご支援いただきますようお願い申し上げます。

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