6月1日(木)
【巡航速度】
最近、当便りの執筆ローテーションが早まったお陰で、ネタの仕入れが間に合わず、苦しい時の“ジョギング話し”になってしまい大変恐縮である。
以前にも紹介したが、我がジョギングコースの鶴見川沿いを、これまでは往復14km(3回でフルマラソンと同じ距離)、ひと月に6回を目標で走っていたが、最近はその距離に慣れたせいか物足りなくなってしまい、先月より折り返し点を2km先の「鴨池橋」として総距離を18kmに延長している。
最近の週末は天気が良くないので拝むことが出来ないが、夕日を背にした丹沢山系と富士山のシルエットが瞬間的に眺望出来る個所もあり、休日の夕方にこの程度の時間を掛けてゆっくり走るのは心身共に何とも爽快な気分である。
先日の事であるが、走っていてあまりにも調子が良かったので、コース半ばあたりで数百メートル先を走っているランナーを“追い抜かしてやろう!”なんて以前の悪い癖が出てしまいペースを上げたところ、案の定終盤はバテてしまった。しかもターゲットとしていた人物は追い付く前に横道へ反れて居なくなってしまったため、あっさり目標も失い、まったく馬鹿な試みをしたものであった。
ラスト数kmはまったくのバテバテ状態。歩いてしまえば楽になるゾ~!という甘い誘惑を振り払いながらつくづく思った事は、いつものペース「巡航速度」で走る事が一番であり、無理をすればその反動が必ずやって来るという事であった。それってもしかしたら“投資”にもぴったり当て嵌まるのではないか!
先日は「投資」についていろいろ考える事が出来たジョギングであった。考えれば考えるほど???が出て来る。ネタの小出しの様に見えるが、報告するまでには至っていないのである。いずれネタ切れの際にでも報告出来たら・・・と思う。???
6月2日(金)
【新しい記念日】
今日のありがとう便りの当番と私の誕生日がちょうど一緒になりました。今年の誕生日からは今までとは違う日になります。
今日で結婚してからちょうど1年が経ちました。結婚記念日です。
結婚式の準備、新居探しに引越し、二人での生活が始まり・・・最近になってようやく落ち着いてきて、気がついたらもう1年。あっという間でした。
お互いよく頑張ったね。毎日支えてくれててありがとう。自分の誕生日の事よりそんな言葉が先に思い浮かびます。今年からは自分だけの日ではなく、お互い感謝する記念日になりました。
・・・もちろん、自分の誕生日なのに妻へ何かプレゼントしなければならないというおかしな現象も起こりますが。。。
6月5日(月)
【リサイクル】
先週末に車を買い替えました。
自慢ではないですが今まで新車を買ったことはありません。日本は新車が「買われた瞬間に値段がガクッと下がる」と聞いて、それなら割安な中古車を買ったほうが良いと思って買い替えのたびに中古車で状態の良いものを買ってきました。
アメリカで暮らしていた時に、中古車でも値段が大きく下がる車とほとんど下がらない(例えば日本車)車の違いがはっきりしているのに驚きました。日本では皆が新車を好むので「中古車」というだけで値段が大きく下がるのだ、と説明されてそれなら日本では中古車のほうが割安だと判断したのです。今は日本でも「新車」へのこだわりは以前ほどではないのかもしれません。
多くの人が自分のニーズに応じて車を売り買いするのが普通になれば、社会全体としては資源の効率的な利用になるのではないかと思います。これも市場経済の一部です。同時に広い意味でのリサイクルです。
これからは日本の住宅も中古住宅の売買が活発になるのではないかと思います。家族構成が大きく変わった後など、住み替えへのニーズが高まるからです。団塊の世代が退職するこれからはそんな時代になるのではないでしょうか?車の場合と同じで住宅もニーズに応じて住み替えが出来れば社会全体では効率が上がるでしょう。それもやはり一つのリサイクルです。
6月6日(火)
【景気回復?】
先週末、母と姉が北海道から上京してきました。宝塚の公演があるのでそれを鑑賞するためです。宝塚歌劇団といえば今話題の阪急ホールディングス傘下の劇団でもあります。 私も以前一度母に連れられて鑑賞したことがありますが、ファンではないのでその素晴らしさについてはあんまりよくわからなかったというのが正直なところです。
折角上京しているのだから公演が終わったら食事でもしようという話になり、東京宝塚劇場の近くにあるアジア料理のお店に行きました。
母と姉に会うのは正月に帰省したとき以来ですが、特に変わりなく元気そうでした。近況報告などをして軽くお酒を飲みながら話をしていると、姉から質問を受けました。「東京は景気回復しているの?ニュースや新聞では景気回復、景気回復と言っているし、北海道の経済も少し上向いてきたと言っているようだけど全然実感がわかない。」そう質問されて回答にちょっと困ってしまいました。
最近は、企業業績が好調でボーナスをアップしたり、採用を大幅に増やしてきている企業が増えているので数年前と比べれば景気は回復してきていると言えます。 また、デフレ時の安いだけのお店一辺倒ではなく、ちょっと高くてもいいものを提供するお店が増えてきていたり、お店で買う製品の値段が少しずつ上昇してきているのは、デフレから脱却して景気が回復してきている証拠でもあると思います。しかしながら、その一方で私の普段の生活は数年前と現在を比べてそんなに大きな変化がないとも思いました。それは生活レベルがそれほど変っていないからです。
昔のように景気回復とともにみんなの生活レベルが向上しそれを実感することができるにはもう少し時間がかかるのかもしれません。
「全然実感がわかない」と姉が言っていたのは、もしかしたら生活レベルにまだ大きな変化が現われてこない北海道経済の現状の厳しさも反映しているのかもしれません。
6月7日(水)
【♪時計台の下で~】
“札幌”と聞くとどうしても石原裕次郎の“恋の町札幌”を思い浮かべてしまう。証券会社勤務時代、先輩諸氏に連日のように連れて行って頂いたスナックにて頻繁に聞いた歌である。正直な所、テレビで裕次郎が歌っている場面を見た記憶が無く、原曲を聞いた事もほとんど無いにも係わらず、不思議にも“空(そら)”で歌える数少ない一曲である。
その札幌にて今度の日曜日(11日)に「ありがとう会」が開催される。当会は昨年の11月に第一回を同じ札幌で開催されて以来の第二回目になるが、なんと今回は不肖ながら自分が派遣される事になったのである。“自分”と言っても皆様には何者かお分かりいただけないと思うが、ファンドマネージャーではなく、業務管理部所属という微妙な立場である。
従って、いつものファンドマネージャーが行う“セミナー”とは必然的に一線を画し、「ありがとう会」という形にしていただく。果してどこまでご参加いただけるお客様に満足いただけるのか・・・今はそれが不安である。
最近、会社において北海道出身の後輩に当地の言葉や文化をレクチャーしてもらい、自分なりにモチベーションを上げて行こうと考えていたが、先生役の彼からは何故か“食文化”に関する話しが多く、期待している話しは殆ど無いのである。無下にも話しを遮断する訳にも行かず頷きながら聞いているが、お陰で“俄かグルメ”っぽくなった。が、今回は“グルメ紀行”が目的では無いのである。
当日は、弊社の設立発起人代表も一緒で、やはり代表(通称:会長)という立場と経験に基づいて話されるが、話術もさることながら内容が大変面白く、いつも惹きつけられてしまうのである。下手したら自分も聞き入ってしまう恐れもあるが、とにかく久し振りにいつもと違う“緊張感”を覚える瞬間である。そして、ご参加いただけるお客様と自分達が一体となっていろいろな話しをしたり、確認したり、楽しく語らう事が出来たら最高だと考えている。
ご参加いただける皆様、日曜日の昼下がりですが、楽しいひと時をご一緒しましょう。また、会場準備などいろいろお手伝いいただく“ありがとうファンド応援隊”の皆様、休日にも係わらず大変お手数をお掛け致しますが、何卒宜しくお願い致します。
当日、裕次郎の歌を思い起こす余裕は決して無いと思うが、20数年振りに訪ねる“北海道”。帰りの機上で、それこそ「♪~恋の町札幌」と締める事が出来たら最高だと思う。
6月8日(木)
【ダ・ヴィンチ・コードに便乗して】
今世界中で話題になっている、ダヴィンチの作品に隠された暗号を解き、キリスト教の隠された真実に迫るというミステリー小説に便乗して、おもしろい曲を紹介します。
ラヴェル作曲の「ハイドンの名によるメヌエット」
この曲は1908年に作曲家ハイドンの没後100年を記念して、パリの音楽誌に掲載された短いピアノ曲です。聴いてみるととても繊細で美しく、触れるだけで壊れてしまいそうなガラス細工のような曲です。ではこの曲に一体何があるのか・・・?
日本では一般的な「ドレミファソラシ…」はイタリア音階。これをドイツ音階に直すと「CDEFGAH…」という順になります。
これを利用してハイドン「Haydn」の名前を音名に読み替えて(アルファベット順)みると、ハイドンの「H」は「シ」、「A」は「ラ」、「Y」は「レ」、「D」は「レ」、「N」は「ソ」ということになり、「シラレレソ」という一つの旋律ができます。
![]() |
この曲をよく聴いてみると所々にハイドンの名の旋律が浮かび上がってくるのです。時にはこの旋律の形を変えてハイドンが現れることもあります。いかがですか?クラシックの中にはこのような細工が施してある、おしゃれでおもしろい曲もあるのです。
終わりにラヴェルが音名に読み替えたアルファベット順を記載します。皆さんのお名前を音名に変えるとどんな音になるか試してみては?
ラ シ ト ゙レ ミ ファソ
A B C D E F G
H
I J K L M N
O P Q R S T U
V W X Y Z
※「B」はドイツ音階で「シ♭」、「H」は「シ」のため例外的に「シ」で。
6月9日(金)
【32年前のドイツ大会】
先日の新聞に1974年のドイツ(当時は西ドイツ)ワールドカップに取材に行った人の記事が載っていました。記事を読んでその当時の記憶が蘇りました。
そのときの決勝は地元西ドイツ対オランダ。当時のドイツのキャプテンがベッケンバウアー。「皇帝」と呼ばれていました。今年のドイツワールドカップの大会組織委員長です。一方オランダにはスーパースター、ヨハン・クライフがいました。
自分の記憶ではその試合のテレビ放映はなくて、天気の良い午後にラジオの実況中継で聞いていました。何故だか判りませんが当時はオランダを応援していました。開始早々オランダがPKで先制。「これは勝ったかも!」と思いましたが、同点に追いつかれ、ボンバー(爆撃機)のあだ名があるゲルト・ミュラーに決勝点を決められて敗れました。
当時のオランダのサッカーは「渦巻き戦法」と呼ばれていて、「すごいサッカーをする」と評判でした。先ほどの記事は「オレンジ色(オランダのチームカラー)の衝撃」と書いていました。要は今で言う「トータルサッカー」の原型らしいです。
記者の人は1970年のメキシコ大会のときも取材に行こうとして、その時は会社から許可が出なかったそうです。理由は「人々の関心がない」から。今の時代と「隔世の感」とは正にこういう事でしょう。
いよいよ32年ぶりのドイツ大会開幕です。今年の決勝はドイツ対オランダ?まさか?!
(追記)
社内でこの決勝戦を「テレビの生中継で見た」という声がありました。自分の記憶ではラジオ放送しかなかったと思うのですが…。もしかして自分の思い違いかもしれません。あのラジオ放送は夢の中で聴いたのかも。
6月12日(月)
【家計簿】
最近面白い本を読みました。タイトルは『他人の家計簿』(主婦と生活社)です。フリーター、ニートから様々な職業の会社員、起業家、セレブまで20代から30代の人の1ヶ月の収入と支出が紹介されています。
書店でたまたま見つけたのですが、やはり他人の家計簿には興味があり即購入しました。マネー雑誌の中の家計相談などである家庭の家計簿が紹介されていることがありますが、これだけたくさんの他人の家計簿を見るのは初めてで、みんな苦労してお金のやりくりをしているリアルな部分を垣間見ることができて、とても参考になりました。
私も先月から家計の管理方法を改善して、毎日の入出金の記録をきちんと取るようにしました。今までは毎月末に月間の収支と資産、負債を簡易版B/S、P/Lを作成しておおまかな家計の状況把握をしているだけでしたので、支出項目の予算と実績の差異分析や使い過ぎなどの判断がきちんとできていませんでした。
これを機会に他人の家計簿の参考にすべきところは参考にして健全な家計運営に努めていきたいと思います。
皆さんももし興味があれば読んでみて下さい。
6月13日(火)
【メンタル】
昨夜はW杯で日本の初戦が行われた。結果はご承知のとおり試合終了前9分間で3失点を失い1-3の惨敗であった。サッカー経験者は分かっていると思うが、あのような敗戦はたまにある。それも大きな大会になればなる程有り得るケースであった。
試合の中盤は日本も良い攻撃が見られ、これは勝てるゾ!と一瞬思えたが、あの時の選手達は逆に「何故?」「何か違う!」という心境であったと思う。その気持ちがプレーに表れていた。何度も良い形で攻めても2点目が取れなかった日本は、序々にパスが繋がらなくなったり、マークを外したり、お互いのコンビネーションも悪く、最後は虎の子の1点を死守するために身体が金縛り状態になり、プレーに余裕がまったく無くなってしまっていた。要するに自失呆然、心身共にバラバラ状態になってしまっていたのである。
監督はその状況を察知し、選手交代によりムードを変える必要があったのでは無いだろうか?最後の最後に大黒を投入したが、明らかに試合のムードが変わった試合終了15分前頃に玉田とセットで投入し、相手をかき回わす事が出来たら面白い試合になっていたと思う。
これで今大会の予選突破は非常に難しくなった。良く一流アスリート達が“試合や大会を楽しむ・・・”と口にするが、その気持ちが実は非常に大事なのではないだろうか。
話しは変わるが、一昨日、札幌にて「ありがとう会」を開催させていただいた。日曜日の午後にも係わらず、札幌市内や近郊のお客様はもちろん、遠く室蘭や旭川、函館よりご参加いただいた。自分が主動で進めた会合は初めてで、正直「舞い上がって」しまった。ただ、参加いただいたお客様方から積極的にご発言いただけたり、ファンド運用や業務に対して激励をいただいたりして自分としては大変有意義な会であった。ご参加いただいた皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。これからは、自分なりに今回の経験をどんどん生かして、それこそ会合を「楽しめる」までに持って行きたいと思う。
W杯もいきなり崖っ淵に立たされてしまった。仕方が無い。でもこれから将来の日本代表を考える時、技術面はそこそこ行けるのだからむしろ“メンタル面”を強化する事により、もう一段レベルの高いチームに変わるのでは無いだろうか。これは同じく自分にも言える事であり、昨夜の試合でつくづく“メンタル面の弱さ”と言う事を思い知らされた。
札幌からの帰りは、精神的疲労のためか“着陸のためリクライニングを元に戻して下さい”と起こされるまで爆睡状態で「♪~恋の町札幌」と締めくくれたのは横浜ベイブリッジから見下ろした横浜港の夜景を見た時であった。
追伸、応援隊の皆様、会場の準備から後片付けまで何から何まで誠にありがとうございました。
6月14日(水)
【音を聴く】
先月23日の「ありがとう便り」にありましたように今年はモーツァルト生誕250周年です。
偶々ある本を読んでいたらモーツァルトの話が出てきました。これは「トマティスメソッド」という音による「聴覚、心理、発声改善法」の話に出てきました。トマティスというフランス人の医者が開発した手法ですが、もともとは語学習得のトレーニング法だったらしいのです。
今は音楽療法などとしても活用されているということです。この手法で多く使われるのがモーツァルトの音楽です。トマティスの発見したことは「脳はエネルギーの90%を耳から得ている」ということで、特に高周波音の刺激が脳を活性化させるらしいのです。バイオリンの音を多く含むモーツァルトの曲は高音域が濃密に響くのでこの手法に活用されているとありました。
自分は楽器も弾けませんし音楽は聴いて楽しむだけですが、モーツァルトの音楽を聴いたときの気分の良さを思い出して、確かに「これは身体にも脳にもよさそうだな」と思いました。
250年前のモーツァルトの誕生に感謝します。
6月15日(木)
【新しい美術館】
六本木に新しい美術館「国立新美術館」が出来ます。
この美術館は正面から見ると、波を打ったような形で外壁が全てガラス張りになっていて、晴れた日に館内にいると日の光が全体に注がれて気持ちが良さそうです。美術品の展示室は1フロアがとても広く(国内最大級だそうです)、また、フロアを自由に区切ることが出来る可動式の仕切り板があります。
これを利用して主催者側で好きなように自分達のスタイルで展示ができ、見に来る人たちは美術鑑賞だけでなく、その配置のセンスも楽しめそうです。
私のお気に入り美術館の一つに入りそうです。開館が待ち遠しいです。
6月16日(金)
【物価】
先週末は用事があり北海道の実家に帰省していました。
札幌の街を歩いていて、学生の頃アルバイトをしていた某ビールメーカー直営のビヤレストランの前を通りかかり、メニューを見て気がついたのですが、ある料理の値段が東京よりも300円~400円くらい安かったのです。チェーン店でも地域によって若干の価格差はあると思っていたのですが、こんなに違いがあるとは思いませんでした。やはり東京の物価は高いと思うと同時に、景気回復による物価上昇がじわじわと東京からはじまっているのかもしれないと思いました。
最近は、外食産業を中心に原材料価格の値上がりの影響もあり、今までの値下げ競争から転換して、各社値上げに向かっているようです。なかには便乗しての値上げもあるようで、いよいよデフレが終わりインフレへと向かいつつあるのかもしれません。
今回の帰省で物価上昇の兆しと大都市と地方の物価水準の違いなどをあらためて感じさせられました。
6月19日(月)
【奇跡の予感!?】
「玄武」をご存知の事と思う。
百科事典によると、東:青龍、西:白虎、南:朱雀、北:玄武の四獣が天の四方の方角を司ると伝統的に信じられてきた神獣の一つであるとの事。自分が「玄武」を知ったのは、昔、奈良県の明日香村にあるキトラ古墳で発見され、内部の壁画が確か新聞にカラー写真で掲載されていた時であった。
梅雨の間の晴れ間が広がった土曜日、いつも通り「ジョギング」をしていた時、2km地点辺りで数十m前方にコースを横断する長細い物体が目に入った。最初は紐かロープだと思っていたが、近づくにつれその物体が動いていたので“蛇”である事が分かった。蛇とは2回目の遭遇であるが、全長約1mの蛇を飛び越そうとした瞬間、敵も殺気を感じたのか急に鎌首をもたげたのである。自分の両足は地面を離れ、敵の頭上にいる状態でその場から逃げる事も出来ず、万一、過激な蛇だったら噛まれていたかも知れない。種類は多分毒の無い“青大将”だと思うが一瞬ヒヤッとした瞬間であった。
飛び越えて振り返って見ると、何と敵は自分に“眼を付けている”のである。瞬間ではあるが、生まれて初めて蛇と“視線が合う”事により、相手が蛇にも係わらず“眼を飛ばされた”という状態で、すっかり忘れていたが、高校時代以来?ちょっと“熱く”なるという貴重な体験をした。
“蛇”だけならまだしも、次に14km地点近辺で体長約30cmの大きな“亀”がコースを横切っているのである。亀はその場を逃れるようにそれなりに必死な様子で、すぐ後ろを通過した自分には見向きもしなかった。
横浜市と言っても丘陵と田園風景が広がる自宅近辺には、まだ自然が残っている事に少し感動を覚えたが、所で“蛇と亀”?“何かあったよな~”と走りながら考えていたら、冒頭のキトラ古墳の壁画を思い出したのである。もっとも今回は両者が一緒にいた訳ではないが、同じ時間帯にそれらに遭遇した事で、近く“縁起の良い事でも起こるのではないか”と少し期待している。
昨夜の日本代表は辛くもドロー。“勝てるチャンスはあった”と一様に言っているが、負ける可能性の方が大きかったゲームである。何とか首の皮一枚で残ったが、決勝トーナメントへの生き残りはとても厳しい状況である。ただ、もし“蛇と亀”のパワーがあるならば、22日(日本は23日早朝)に奇跡が訪れる“お膳立て”が完璧に整った。
6月20日(火)
【悪夢を振り払う】
以前の便りにW杯注目チームとしてウクライナを紹介しました。
このチーム、第一戦に強豪スペインと激突し、得意のパス回しは封鎖、堅固な守備を完璧に崩され4-0で惨敗しました・・・得失点差も-4、悪夢の初戦でした。スペインを応援していた友人から皮肉たっぷりの慰め電話がきてさらに落ち込みました。
試合後、あるニュースによると、チームの宿泊先ホテルの周りで鳴いている「蛙」の泣き声がうるさくて眠れなかったと言っている選手がいたそうです。ただ、ホテルのフロントにはそんな苦情は一切無かったとのこと・・・。うーん、なかなか苦しい言い訳。
気を取り直して第二戦、対サウジアラビア。前日よく眠れたのか?4-0で大勝利!!得失点差も±0にかえる。。。ウクライナにとって歴史的勝利となりました。
1991年にソ連から独立し、そこから始ったウクライナサッカーの歴史。過去二大会連続で最終予選プレーオフで負けて出場を逃し、今回三度目の正直で初出場した大会でうれしい初勝利。この勝利で初戦の悪夢を振り払い、決勝トーナメントに望みをつなげました。
6月21日(水)
【25年前のシャツ】
どうも自分の「ありがとう便り」は旧い話が多いので、「まずいなー」と思っていますが、今回も古い物の話になってしまいました。
先日の土曜日、「父の日」の前日に親戚何人かで集まって昼食を食べました。その時義父が着てきたシャツは娘に25年前にプレゼントされたシャツでした。流行の柄とか形で見れば明らかに最新のものではありませんが、ものはしっかりしていてとてもそんな古いシャツには見えません。贈った本人も忘れていたくらい古いプレゼントです。但し贈った記憶はあったようで、「物は良いものだった」そうです。
一般的に経済活動は「物をどんどん捨ててもよいから、なにしろ新しいものを購入する」度合いが高まればより活発になります。したがって「物を大事にし過ぎるのは経済成長を阻害する」と思う人もいるかもしれません。
経済の規模が未熟で未発達の時は「それ行けどんどん消費」式の高度成長が必要な時期もあるかもしれませんが、いったん成熟経済に入ったら「良いものを長く使う」文化を育てると、意外にも今まで気づかなかったニーズが表れて新しい分野での経済成長が始まります。恐らくその方向に社会が動いていったほうが住んでいる私達にとっても望ましいと思います。25年前のシャツを見ながらそんなことを考えていました。
6月22日(木)
【入社理由】
昨日は仕事が終わってから若手メンバー3人で飲みにいきました。場所は弊社から歩いて10分くらいのところにある焼き鳥屋です。美味しい焼酎と馬刺し、レバ刺しがある、上司が贔屓にしているお店です。
いろんな話題で盛り上がり非常に楽しい時間を過ごしていたら、そのうちに「どうしてありがとう投信に入ることに決めたのか?」という話題になりました。
確かに無数にある会社の中で『ありがとう投信』という知らない人が聞いたら怪しい会社じゃないか?と思われるところに転職した理由には興味深いものがあります。おそらく運用会社の中でも、弊社は会社としての規模が一番小さいのではないかと思います。
志望動機は採用面接のときなどに社長や上司には話をしていましたが、なかなか若手だけでそういう話をする機会は今までありませんでした。入社理由としては色々ありましたが、共通していた部分としては以下のような理由がありました。
「設立後間もない運用会社で、ファンドと共に組織としても成長していく。そのような中、社員一人ひとりが知恵を絞って行動し、会社を成長させる原動力となることに“働きがい”と“やりがい”を見出した。」
「このまま大組織の歯車として一生を終えるのもよいが、まだ若いからリスクは大きいが思い切って飛び込みチャレンジしたい。」
「『お客様の資産形成の実現=会社の発展・個人の自己実現』というWin-Winの関係を目指していきたい。」等々・・・。
話を聞いて皆しっかりとした考えを持って入社を決意したことがわかりました。私も入社したときの初心を忘れずに、また明日からの仕事を一生懸命頑張っていこうと思いました。
6月23日(金)
【オブリガード!!】
今から約3時間前、試合終了のホイッスルがドルトムントに鳴り響いた。“何が起こるか分からない”とは言え、やはり奇跡は起こらなかった。前半34分に玉田が蹴り込んだ一発で、もしかしたら・・・と興奮したが、試合の主導権は終始ブラジルが握っていた。
最終的に1分2敗という結果で終わった今大会での日本は、これからどう評価されるのであろうか。日本戦を含め今大会はテレビ局各社が連日放映しているので、いろいろなチームを見る事が出来る。見ていて驚いた事は、各国のレベルが格段に上がっていた事である。
我日本の課題は、チームの主力選手が思ったほど活躍出来なかった事ではないだろうか。確かに相手チームからの執拗なマークに悩まされるが、それはどこのチームも同じ、日本選手だけが特別ではないのである。一流選手とはそれを乗り越えてチームに貢献できるのであり、だから素晴らしく、我々の目を釘づけにするようなプレーが生まれるのである。先日も当便りに書いたが、今後はメンタル面を含めてのレベルアップに期待したいと思う。
いよいよ明日から「決勝トーナメント」が始まる。ここからが本当のW杯の試合である。今大会の決勝トーナメントは、実力のある国がほぼ順当に名乗り出て来ている。従って、好カードが目白押しとなり、大変楽しみである。
今日も午前9時前にも係わらず、気分的には一仕事終えた雰囲気であるが、ドリンク剤を一気に飲み干し、気合を入れて乗り切りたい。
日本の敗退により、先程の試合で「ジーコ」と別れる事になる。彼はJリーグ時代を含めて日本のサッカー界に多大な貢献をしてくれた一人である。今後はヨーロッパのクラブチームで指揮を執るのか、或いはどこかのナショナルチームを率いるのか彼の去就は分からないが、何はともあれ、これまでの尽力に感謝したいと思う。“オブリガード”
6月26日(月)
【アロマキャンドル】
梅雨のせいか、最近家の中が暗くてパッとしない雰囲気なので、アロマでリフレッシュしようということになり、近所のデパートへアロマ用品を買いにいきました。そもそもアロマって何??という私に当然何がいいのかもわかるはずも無く、ただ妻にくっついて行っただけですが・・・。
行ったお店には沢山のアロマ用品が陳列されており、いたる所から色々な強い香りがしてきて、鼻が麻痺した私にはどれがいいのかわかりませんでしたが、妻はお目当ての物をもうすでに決めていたらしく、あるメーカーのコーナーへ。ピンクや緑、水色といったアロマ用品ならではの色の商品とは違い、そのコーナーは余計な色は一切無い、白と黒だけで統一された商品が陳列されていました。そのメーカーは1961年にパリで創業された老舗で、創業以来そこで出しているアロマキャンドルは世界中で愛用されているそうです。
さっそく家に帰り、キャンドルに火をともしてみると、なんだかとても洗練された上品な感じの香りがして、強い香りでなくほのかに香るところが絶妙で、その心地よい香りにより家の中が生き返ったようです。
何の変哲も無い円柱のグラスに、余計な装飾も無い白と黒の2色だけで構成されたパッケージのシンプルなキャンドルは、香りに対する絶対の自信が表れでしょうか。何か本物に触れた気がした休日でした。
6月27日(火)
【値上がりしました】
以前どこかに書いたことがあると思いますが、弊社のすぐ近くに銭湯があります。朝6時から営業しているので、夜流していたタクシーの運転手さんが利用しているのをよく見かけます。
その銭湯の店先に値上げの案内が出ました。「30円の値上げで大人が430円」になっています。率に直すと7.5%の値上げです。原油価格が上がっているので銭湯を経営している人が「大変です」と言っているのを何かのニュース番組で見ましたが、いよいよ値上げが現実のものになってきました。これからは、人々がどうしても必要なものの値段の上昇は受け入れざるを得ないケースが色々と出てきそうです。
ついこの間までは「デフレ」を心配していたのですが、世の中ずいぶん変わってきているようですね。
6月28日(水)
【確定拠出年金】
先週末、久しぶりに以前勤めていた会社の同期と飲みにいきました。
退職するまでDC(確定拠出)年金のシステム開発プロジェクトに一緒に従事していたので、プロジェクトのことや会社、メンバー、顧客のことなど近況報告とともに色々と話をしました。
DC年金は、加入者数が企業型・個人型合わせて約200万人になったそうで、以前勤めていた会社も昨年の11月からDC年金を導入したそうです。「運用の方はどう?順調にいっている?」と聞いたところ、一度Webで確認しただけで全然見ていないと言っていました。周りの人もそういう人が多いそうです。
DC年金のシステム開発に携わっている人でさえ、殆んど自分の資産状況を確認していないことがわかりました。長期の資産形成なので頻繁に資産状況を確認して預替えを行うのもどうかと思いますが、あまり関心がないというのも問題かなと思いました。
確かに投資経験のほとんどない人が、会社の都合でいきなりDC年金を導入して自己責任で運用しなさいと言われても無理なところがあるし、しっかり運用しようとしても選択できる商品ラインナップが限られているので難しいところがあると思いました。最近の日経新聞の記事にもありましたが、DC年金の導入企業が7000社を超えたそうです。無関心の人もまだかなりいて、運用格差も広がっているそうです。
企業の継続投資教育の重要性等が叫ばれていますが、DC年金に限らず、むしろ一人ひとりが主体的に資産形成について考え、そして行動していく姿勢がこれからますます求められてくるのではないかと思います。
6月29日(木)
【不透明は売り?】
サッカーW杯も決勝トーナメントに入りついにベスト8が出揃った。これから決勝戦までのゲームは見落とせない。
先日、イタリアVSオーストラリア戦を見ていたが、終了間際までスコアは0-0、眠い目をこすりながら延長戦突入を覚悟した矢先に、何とイタリアがPKを得て勝利したのである。ゴールを決めた直後“試合終了”。という事は残り時間が数十秒しか無かった事になる。
“一寸先は闇”とはまさにこの事だと思う。しかし、一概に言えないが、例えば僅か1,2秒先の事だったら多分誰でも“100%近く”の確率で“読む”ことが出来る。では24時間後や1週間後、1ヶ月後、1年後はどうだろう。当然、時間や期間が長くなればそれだけ読める確率は低下し、むしろ「不安材料」が増幅して来る。
もし近日中に良くない材料が待ち受けている場合はどうだろう。その情報を知った今の不安度を100%とすると、日毎に当初の不安感の比率は下がって行き、最終的にⅩデーを迎えても、“当初予想していた通りになった・・・”と、意外にも冷静に対処する事が出来る。相場も“悪材料は既に織り込み済み”で、予想したほど下がらなかったりするのである。要するに不安度100%が日を重ねる毎に限りなく低下していくのである。
本日は反発している株式相場。昨日の大幅下落は「米連邦公開市場委員会控えで模様眺めになっている中で・・・」というコメントがあった。要するに相場の先行きが“不透明”なため、取り敢えず利益が出ているものを売ってしまえ!(利益確定売り)という動き。これは、先々低下して行く不安度が100%の時点で慌てて“売却行動”を起こしているわけである。それも“バスに乗り遅れるな!!”的に。
とかく悪い噂や相場が安い時は弱気になって売りたくなるのが人間の心理である。しかし、我々はもっと長い目で経済や景気の“うねり”を読んでいる。敢えて混雑したバスには乗り込まず、ガラガラ状態のバスにゆったりと座って行くのである。
“先行き不透明”とか言って大きく下がった局面は“売り”ではなく“絶好の買い”であり、「ありがとうファンド」の投資行動の一部なのである。昨日も安いところを組入れさせていただき“感謝”。
6月30日(金)
【海の思い出】
海開きをする所が増えてきました。明日海開きの所も多いと思います。
私の地元は海の無い県だったので海開きというイベントには無縁ですが、小さい頃はよく海水浴へ行っていました。
ただ、楽しい海水浴のはずなのに、行けば必ずと言っていいほど何か当ります。当るといってもラッキーな出来事ではなく、がっかりな出来事のことです。溺れそうになってパニックで海水をたくさん飲んだり、海に入った途端足を切って血だらけになったり・・・。
最悪なのはクラゲに刺された時の事です。胸からおへその上くらいまで一本長い触手が曲がってくっつき、それが傷痕になると、ちょうどおへそが点になり、「?」の形になってしまったのです。
体が「?」になった当時は、ファミコンの“スーパーマリオ”が大流行していた時で、学校の体育でプールの時間になると、よく体をたたかれました。「キノコ出てくるんじゃないか?」って。まあ、その当時私はマッシュルームヘアだったので、確かに「?」マークをたたくとキノコ出るっていえば出てましたけど・・・・ひどすぎます。
それ以来、よく行っていた海水浴場に家族で行っても、私だけ海で泳がず、近くにあった池で泳いでました。もうクラゲには刺されるまい、と。
海開きのニュースを見てふと思い出したことです。


