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立ち位置を変えて 番外編「道の彼方(かなた)」
ホームで電車を待つ際、私はいつも電車が動く方向に目を動かす癖がある。線路の先にみえる信号機、踏切、架線をつなぐ鉄塔、そして周りに存在する景色や人は毎回同じ線区でも、また知らない線区でも、どこかしらいつもと変わっているところがあるかも知れない。
そのような思いをはせながら、「今から自分が行く線路の向こうにはどのような人やいて、どのような景色が広がっているのだろうか?」と気持ちを落ち着かせて考えてみると、心が落ち着くのは私だけだろうか・・・。
記憶は定かではないが、辶(しんにょう)と付くものは、文化を創造し、それを伝承すべき意味がこめられているとの論評を読んだ。そのつながりを生んだのは、何を隠そう鉄道網やバスなどの地域交通の発達であるが、過疎化の影響で廃線が免れない状況である。
自らも見えぬ努力と経験を無駄にせず、じっと本質を見失うことなく道の先(彼方)を見つめておきたいとの思いから、この名前を選んだ次第である。