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お客様からのメッセージ

立ち位置を変えて

今年から、某大学院に通い始めた。自宅通学を選択したため、家から学校まで所要時間は2時間。朝は早く出て行くが、それでもほとんど座れない。運よく座れて睡魔におそわれるころにはもう乗換駅、発車直前に慌てて降りることも当たり前になった。

しかしそれでも、私は月に一回、友人や縁のある人には必ず電話を回して話をすることにしている。ありがとう投信も、勿論その中の一つである。いつも、用件だけさっさと言って切ればいいのだが、私の場合は必ず「稚拙なおまけ」を付ける癖がある。電話を取る側に立てば、業務妨害となんら変わらない筈で、電話を切った後「また今日もやってしまった」と反省するのが毎回のオチであるが、貴重な時間を割いて熱心に話を聞いていただけるのは、本当にありがたいと思っている。

新天地に身を置き私は、物事は単なる暗記に終始するのではなく、「なぜそうなるのか?」という本質にむかって追いかけることが大事だと考えるようになった。その心構えは、「謙虚な姿勢で、昨日よりも今日、今日よりも明日の自分に磨きをかけること」である。しかしその必要性はわかっていても、単純すぎるゆえ気を抜きやすく、すぐに忘れやすい欠点がある。便利な世の中になって複雑な思考は人間がやり、単純作業は機械に任せることが常となった今、「単純とは何か?」を改めて考える必要性を実感している。

話が逸れたが、昨年5月から会社法が施行され、今年は証券取引法が金融商品取引法として改められ施行されることが予定されている。ありがとう投信をはじめとした金融業界にとっては、非常に手間のかかる作業をこなさなければならないことだろう。しかし私は同社にとって寧ろ、追い風であると感じている。なぜかというと、大衆のほとんどが持つ「投信会社は、投資運用の話しか興味がないし、受け付けない」とする考え方を変えるべく日々、努力をなさっているからである。例えば「ありがとう会」は、顧客との直接的な接点を持つことを唱えているが、いざ設定から開催までの人的負担等を考慮したら、相当会社的にはきついものがある筈である。しかし「よろず相談所」的な、極めて単純な捉え方を促すことは、既存顧客の安定化や新規顧客の獲得にとって英断であると考えている。

勿論、お世辞を申し上げるつもりはないが、一顧客として、会社や社員さんを支える何かしらの両輪にならなければいけないと、心を新たにしている。

この数年間は様々な出来事に振り回された半面、かけがえのない出会いに触れられたのもまた事実である。これまでも、そしてこれからも、運用を委託する者、そして委託される者双方が、適度に緊張感を持ちつつ議論を重ね、学ぶべき、反省すべき点を生かして更に一人ひとりのレベルを高めていかなければならない。そして、お互いがいつまでも共に伸びていけるような関係であり続けたいと切に願うところである。

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