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「オタク」のとらえかた
最近、大学で社会学を学ぶ機会があり、「オタク」という言葉について考えたことがある。まず「オタク」を自分流に解釈すれば、
「自分の趣味が、他人と比較して知識が非常に豊富な人のこと」
を、一般的に「オタク」と呼んでいるということだ。しかし、周りを見る限り、世間ではこの認識とはかけ離れた捉え方をする。即ち「オタク」は「変わっている人の集まり」とか「ニートの一種」とか、マイナスイメージで見ようとする。
だが我々は、「オタク」はその分野においては誰よりもつわもの(=実力者・プロ)であることを忘れているのではなかろうか。それ故私は「オタク」をマイナスイメージのみで捉えることに、否定的な考えを持っている。
分かりやすい例を出せば、ビル・ゲイツだってある意味、「パソオタ」だ。しかし誰が、彼を「オタク」呼ばわりしているだろうか。大半の方は、天才とか、大富豪の言葉が真っ先に出てくるだろう。それだけ、ウインドウズが大きな影響を与えている証拠である。
それを踏まえて、長期投資と「オタク」について比較をすると、相似する部分が何点かあると思い、要点だけさらりとまとめてみた。
①、「自分の周りの社会」の大まかな仕組みや実態を知ること。これは生活する上の原点なり教養であって、大局観を養うための必須部分である。
その上で、更に
②、「あんたはオタクや」「その話は、もう聞きとうない」と周りからいわれるだけの幅広い知識と分析力があること。
③、それを他人に伝えるコミュニケーション力と、ホスピタリティ。
ということである。それは、仕事をやっていくにあたり、ごくごく基本的なことでもある。
かつて中学時代、我が師は、「負ける(損する)自由は、誰にでもあり。勝つ(得する)権利は、いつも自分に磨きをかけることにあり。これに、年の功はなし。」が口癖だった。なるほど、うまくまとまっているものである。
勿論、どんな道に進もうと間違った「オタク」はいけない。だが、とにかく何事も「オタク」を目指す信念こそが、自らを磨くことだと自覚すべきではないか。見えない点が見えるようになれば、更にものの見方、とらえ方が面白くなるであろう。