団塊の世代
戦後のベビーブーム最後の世代が、今年3月定年を迎える。昭和22年から24年生まれは出生数で806万人。平成18年10月現在で約677万人、現在は更に3年余経過して生存数は減少。還暦前に130万人以上が亡くなった計算だ。当時の大学進学率は20%で、総領の多いのが特徴。2年目の我々は、大学の定員が浪人数という受験戦争の洗礼をたっぷり受けた。
人数が多いから節目ごとに注目される。学生運動、ニューファミリー、団塊ジュニア、そして今度は医療費高騰と年金破綻の元凶と見られている。戦後の貧しい時代に生まれ、高度経済成長、バブル、その崩壊を経験した。家族制度を刷り込まれ、戦前教育の影響も受ける。だが、新しい家族の在り方を受け入れる柔軟性も併せ持つ。生涯を通じ団塊なるが故の諦観からか。
この世代まで総領は、概ね親の面倒を看るのが当たり前との自覚を持つ。総領の義務だと親も譲らない。相続人は平等だと主張する弟妹も、総領の義務の履行を厳しく追求。相続が争族と化す感情の縺(もつ)れの根源はここに在る。で、我が世代の今後を慮(おもんぱか)ると、子との同居は益々難しい。山梨が人材輩出県であるが故。我々が義務感から親を看る最後の世代になりそうだ。


