【愛育】(めぐし)
今年の夏も終わりを告げる風が朝夕は足早に吹くこの頃です。(皆様お元気でしょうか) 季節が四季折々に変化する日本の風景ですが、最近少し違ってきているように思えます。度量を越す風、雨や暑さも容赦なく照りつけ、まさに紫外線の集中放火を受けているような異常さを感じています。
そんな毎日ですが、一日一万歩以上と決めた歩数消化の為散歩をしています。何気なく歩いているなかで四季の移ろいを感じ、例年と違う気候を肌でおもいます。また、散歩中はいろいろな人達と出会います。一人黙々と歩いている人(私のことです)、ジョギングをしている人、ペットを連れて歩いている人と見知らぬ人達ですが、散策をしているということでなぜかしら仲間と思えてしまいます。
日中はまだうだる暑さです。人間も汗をかきかき顔やら頭などをタオルで拭き拭き歩いているのに、ペットさん達は毛皮をまとって照り返りで熱いアスファルトの上を歩いているのを見ると、どんな気持ちなのかしらと。(暑いだろうな、足の裏は火傷をしていないのかな、などとついつい同情してしまいます。勿論カラフルな衣服を身につけ、靴を履いているペットさんもいますが) 世の人達はそのようにペットを飼っている人達を愛犬家、愛猫家、愛鳥家等と呼び、人間のもっている愛情を注ぎ、人生を共有できる同志として生活している姿がすばらしいことだなと思います。
日本には古来「やまとことば」という表現がありますが、万葉の代より「愛しい」(いとしい)と表現するのに「愛育」と書き、「めぐし」と読みます。何という優しい言葉、響きでしょうか。「愛」を「育」(そだてる)ということを古代より人々は大切にしてきました。人間はもちろんですが、「生き物」にも「大切な食べ物」にもそして大いなる恵の大地、天空にも「めぐし」備えて(そなえて)と心におもい大事にしてきました。あたり前の事と、今私たちは多くのことを忘れかけています。あたり前をあたり前として保つには大変な日々の努力が必要とされるのです。大切にしていきたい事です。「愛育」「めぐし」です。生かしていただいてありがとうございます。感謝!


