がんばれ日本
日本のマスコミは何と自虐的なのだろう。今にも日本が沈没しそうな騒ぎである。もっと今の状況を冷静に分析して、我々国民に易しく解説してくれれば有り難いのに。消費者心理を冷え込ませ、結果、広告料収入も減って経営的に四苦八苦だとか。ところで、貿易依存度という言葉をご存じだろうか。GDPに対して輸入依存度と輸出依存度が如何ほどかを示す指標である。
総務省統計局のデータで、2007年の確定値がでている。日本の輸入依存度14.1%、輸出依存度16%である。米国は各々14.6%、8.4%である。また、本年3月の貿易統計(財務省)では、前年同月比で輸出45.6%減、日本の輸出寄与度12.3%の自動車が70.6%の減。輸入36.7%減、輸入寄与度13.8%の原粗油が65%の減である。
3月の輸出入は4兆2千億円弱、110億円の輸出超。敢えて数字を挙げたのは、冷静さを取り戻して欲しいからである。米国の輸出依存度は8.4%、輸入依存度は14.6%世界一の自立経済国家である。日本の輸出依存度は米国の2倍近いが、それでも先進国中2位である。米国に比べ遜色ない。貿易立国日本という先入観は、この際きっぱりと捨てるべき。
以上のデータから日本は内需大国だと読みとれる。お隣の韓国もドイツも輸出依存度が40%前後だから大騒ぎするのは解る。しかし、日本には潜在的に500兆円のGDPがある。消費者心理を冷やし、内需を減少させる言動は厳に慎むべきだ。今回、産業界の取った生産調整は、その余りにも早すぎる対応に驚いたものだ。日本企業のリスク管理には大いに舌を巻いた。
確かに、下請け企業は大変である。しかし、復活は意外と早いのでは。今後は、対応の早さが企業の生き残りに直結するように思う。中小企業も、それに同調できるよう内部留保を増やし、企業体質の強化が急務である。今回は特別に推薦図書を紹介したので、読んでほしい。
「大変!」:大武健一郎著:かんき出版。「崩壊する世界 繁栄する日本」:三橋貴明著:扶桑社。


