ウォーレン・バフェットが言っていた成功する秘訣とは
先日、ウォーレン・バフェットとマイクロソフトのビル・ゲイツが対談している番組をみた。世界でも1位、2位の大富豪が、マスコミを入れないで大学の学生と対話しながら、質問に答える形式だった。ユーモアに富んだとてもリラックスした雰囲気のやり取りだった。その中で、ひとつ、大変気になる言葉があったので、ここでお話したい。
学生
「バフェットさん、あなたのように成功する秘訣はなんですか?」
ウォーレン・バフェット
「人に良くすることだ。そうすれば、どんどんいい話がたくさん入ってくる。」
ウォーレン・バフェットの企業買収の仕方は、絶対に、突然買収提案をするようなやり方はしない。いつも友好的に会社を買う。そして経営は信頼してまかせる。経営陣は、買収されたあともこれまでどおり自分で考えるように経営できるので、喜んでバフェットに買ってもらう。そしてこれまで以上に一生懸命働く。バフェットは、それを大いに讃える。
バフェットは、優良企業の株を大量に買い、長く持っていることでも有名だ。コカコーラ、アメリカンエクスプレス、ワシントンポスト、ジレット(現P&G)、ムーディーズ、ウェルス・ファーゴなど。コカコーラは永久保有したいといっている。すべてが友好的関係で、増配しろとか、リストラしろとか、経営陣に差し出がましいことは一切言わない。そういうことをいう必要のない会社を買っているということが初めに来るのだろうが、経営陣もバフェットに買ってもらって喜んでいる。むしろ箔がつくというのがふさわしい。
こういうやり方だから、いい話がたくさん入ってくる。ドライなビジネスでも、こういったソフト面、いわゆる思いやる接し方が果たす役割が、かなり大きいのではないかと感じる。
このサイクルが、バフェットのいう「人に良くする」ことによるいいことの循環ということだろう。バフェットは、何兆円もの資産を持つ金持ちだが、それは全部ビル・ゲイツ財団に寄付することにしているそうだ。
「人に良くする」という成功の秘訣の意味するところは、奥深いものがある。


