米国CFA総会メモ
※「米国に本部がある証券アナリスト協会の総会がニューヨークで開かれ、弊社の顧問をされている尾藤さんが日本の代表の1人として出席された。総会では名だたるエコノミストや運用のプロたちが様々なテーマで講演を行った。尾藤さんに、総会の雰囲気と専門家たちの論調のまとめをお願いした。」(ありがとう投信 村山)
世界証券アナリスト総会での著名アナリストの経済見通しは:
この5月初め、ニューヨークで開催された米国CFA(証券アナリスト)協会の年次総会で、米国経済の見通しを著名な経済アナリストが話していたが、それはわれわれが思っているよりも、はるかに強気のものだった。
ある経済アナリストの演題のタイトルは、「資本主義の黄金時代へ」と題するものである。
主な要点は:
- 米国経済の長期見通しはすばらしい。
- グローバリゼーションのおかげで、米国の企業利益は急増した。
- 財務や投資の革新は世界的に拡大している。
- 世界は、潤沢な資本で満ち溢れている。
- 金利の変動が少なく、借り入れも積極的。
- インフレ懸念はなし。
- 少ない政府規制、低いインフレ率、グローバリゼーションが企業の利益率向上に寄与。
- 米国の株式は、めちゃくちゃ安い。
もう一人の経済アナリストの講演タイトル「市場、経済、政治」では、
- 現在の米国株式市場は、ゴールディロック(適温)状態であり、バブルではない。
- 経済の実態は、低いインフレ、低金利、安い株価の状況だ。
- 世界的に資本主義は広がっている。
- 中央銀行はインフレ退治に積極的。
これらにより、
- レーガン元大統領の好きな言葉「ベストな時はまだこれからだ。」
出る言葉がないくらい、強気である。どうも日本の中から見ているのとずいぶん違う風景だ。たまには少し外の空気を吸う必要を感じた次第である。それにしても、やはりわれわれ日本人がいつも頭に入れておかなければならないのが、これらアナリストの話にもたびたび出てきて、米国経済の堅調を支える急進展するグローバリゼーション、中国やインドなど高成長国の影響力の強まりだ。これからのキーワード「グローバリゼーション」という世界の大きな流れを、よくよく注視しておく必要がある。


